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生きている

チームは、リーグ戦で2連敗を喫し、(個人的にはバモ)、今季初スタメンのチャンスを得た。
その後、内容はともかく筑波と立正に無失点勝利を飾り、まずまずの成果を得た。

しかしながら、正直に言うと、もどかしさを抱えたまま試合に出場した。

なぜなら、守備陣は賞賛されるべきだったからだ。最少失点に抑え続け、今季の堅守早稲田を体現していた。課題は、得点力不足。
僕に、何をしろって言うんだって感じだった。

それでも出番は回ってきそうだった。それまでスタメンで出ていた彼は、イライラしていたはずだ。僕がその立場だったら、きっと態度に出してしまっていた。

チームは生きている、、、

最近、そう感じる。生々しい部分が特に生きていることを感じさせる。

生々しいとは、定義づけがしづらいが、毎週誰かしらが喜び、誰かしらは泣いている、というような意味だ。泣いているヤツは、常に喜んでいるヤツをリスペクトしつつもヤツがコケることを願っていたりするもんだ。そういう生々しさがチームには必要で、それが変化をもたらしたりする。100人も部員が居れば、全員が喜べるなんてのは理想で、誰かしらは必ず不満を抱えている。

毎週、毎試合、上手くいくなんてあり得ない。

それで、2連敗を喫したチームの生々しさに付け入っていったのが、僕だ。

最高に運が良かったが、結局は「今」でしかないからプラスに捉えている。今季初スタメンの試合で、無失点大量得点での勝利。先制点と追加点に絡むこともできたし、昨日の試合も無失点で勝てて、なんだかツイていた。

リーグは11試合を終え、残すところ11試合になった。

昨日のインスタにも書いたが、僕はこの3年半、安定することができずに波のある選手だった。歓喜に沸いたり、耐えきれなかったり。

でもだからこそ、もがいて、感情的になって、成長してこれたと思っている。
波のある安定感のない選手だったからこそ、感じることは人よりも多くあった。

これから迎えるリーグ11試合は、きっと上手くいかない試合もある。
全部出られるとも思っていない、チームは生きていて、そういうもんだから。

とにかく、今に執着して、大切にして、サッカーを楽しみたい。

勝ちたいし、喜びたいし、優勝もしたい。
でも少しは負けて萎えたり、泣いたりもしたい。

そこにも学びや成長があるし、来年からは感じられない悔しさでもあるから。
サッカーが生活から遠ざかるのは、もうすぐそこまで来ていることを考えると、悔しさも大切にできるし、そんな時こそ前に進んでみたくなる。

リーグ戦優勝するには、もう負けられない。

勝ち続けるしかない。たとえ試合に負けても、自分自身には勝って前を向いていられるように毎日準備をしたい。

生きているチームで、まだ死にたくない。

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