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自分用メモ:ベートーヴェンの交響曲

※2016年6月、Facebookに連投した記事の集成です。

ふと気になって自分がベートーヴェンの交響曲をどれだけ所持する/したのか確認してみた。マニアでも蒐集家でもないヌルい音楽ファンのコレクション歴です。
第一番
カラヤン/フィルハーモニア
ベーム/ウィーンフィル
第二番
カラヤン/フィルハーモニア
第三番
ケンペ/ベルリンフィル
フルトヴェングラー/ウィーンフィル
第四番
ベーム/ウィーンフィル
C・クライバー/バイエルン国立管
第五番
ミュンシュ/ボストン響
ノイマン/チェコフィル
フルトヴェングラー/ウィーンフィル
C・クライバー/ウィーンフィル
第六番
全集ものの一枚(演奏者失念)
ベーム/ウィーンフィル
第七番
ベーム/ウィーンフィル
C・クライバー/ウィーンフィル
第八番
ベーム/ウィーンフィル
第九番
シュミット=イッセルシュテット/ウィーンフィル
全集ものの一枚(演奏者失念)
フルトヴェングラー/バイロイト祝祭管
並べてみるとベームが多い。70年代、非常な人気であったことが偲ばれます。

各曲の思い出も書いておきます。


交響曲第一番

・カラヤン/フィルハーモニア
 廉価版のLP。古い録音だが悪くなかったような。
・ベーム/ウィーンフィル
 第八番との抱き合せ。ごめんなさい何の記憶もありません。

交響曲第二番

・カラヤン/フィルハーモニア
 第一番との抱き合せ。記憶なし。あまり聴き込まなかったんでしょうね。

交響曲第三番

・ケンペ/ベルリンフィル
 廉価版のLP。含フィデリオ序曲。特に面白くはないがケレン味のない真面目な演奏だったと記憶する。
・フルトヴェングラー/ウィーンフィル
 52年のスタジオ盤。乱暴なことを言えば「エロイカはこれ一枚聴いときゃいい」という演奏ですね。第一楽章提示部で既に感動します。

各曲の思い出続き

交響曲第四番

・ベーム/ウィーンフィル
 グラモフォンの全曲録音シリーズ。第二楽章、息の長い歌いぶりに聴き入ったものです。
・C・クライバー/バイエルン国立管
 令名高い実況録音盤ですが、ベームに慣れていたので違和感あり。ある方のブログで「ディープ・パープルでも聴いているような」という評言を見て然り然りと思った。熱演であることは間違いありません。会場で聴いた人は感激したでしょうね。

交響曲第五番

・ミュンシュ/ボストン響
・ノイマン/チェコフィル
 速いテンポで「爆奏」気味のミュンシュと遅めで堅実な演奏のノイマンと。音楽に興味を持ち始めたころ、好対照の二枚が手許にあったのは今思うと幸運なことでした。第一楽章提示部のリピートをどうするかとか、再現部で第二主題へのブリッジを何に吹かせるかとか、色々勉強になりました。
・フルトヴェングラー/ウィーンフィル
 54年のスタジオ盤。最晩年だけに枯れた堅実な演奏。
・C・クライバー/ウィーンフィル
 今さらですがやはり名演ですね。両端楽章とも提示部をリピートしてくれるのも良い。ウィーンフィルの音がまた美しい。

各曲の思い出続きの続き

交響曲第六番

・全集ものの一枚(演奏者失念)
 ずいぶん繰返し聴いたのに指揮者も楽団名も覚えてない。流れを重んじた悪くない演奏だったと記憶します。
・ベーム/ウィーンフィル
 上記の一枚に慣れていたのでベームの構築的な表現を聴いて驚きました。「田園」はのびやかな歌うような曲かと思ったら必ずしもそうじゃないんだなと。

交響曲第七番

・ベーム/ウィーンフィル
 何度も聴いた一枚。おかげで第二楽章はアレグレットという名の「緩徐楽章」なのだという刷り込みが生じました。
・C・クライバー/ウィーンフィル
 ベームとは対照的な速いテンポの颯爽たる演奏。賛否両論あるようですが私は好きです。

交響曲第八番

・ベーム/ウィーンフィル
 他にも名演はたくさんあるのでしょうが、なんとなくこの一枚で満足してしまいました。

最後に

第九交響曲

の思い出
・シュミット=イッセルシュテット/ウィーンフィル
 演奏も録音も良い。こういうレコードが家にあったのは幸福なことでした。バリトンのレシタティーボで一箇所改変があるのはちょっと気になりますが。
 特筆すべきはジャケットが冊子状で中に「第九」全曲のスコアを綴じ込んであったことです。読めもしないのにスコアを見ながらレコードを聴くというのは、実に厨二心を震わせる体験でありました。
・全集ものの一枚(演奏者失念)
 良い演奏ではなかったと記憶しますが、イッセルシュテットとの対比が面白くて、これまたスコアを見ながら何度も聴きました。
・フルトヴェングラー/バイロイト祝祭管
 喋々は要りませんね。「バイロイトの第九」です。

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