見出し画像

なぜ自分自身がLabBaseの経営者だと心の底から思えるようになったのか?を振り返ってみた(弁証法的会議法編)

お久しぶりです!LabBaseの松崎です。

今日は弊社で大切にしている弁証法的会議法について自分自身の経験を振り返りながらまとめていきたいと思います。

なぜ自分が経営者の意識を持つようになったのか?

自分はインターン生のときから、LabBaseは自分の会社だと思ってやってきました。これはどんな環境でもそうなったかというとそうではなかったなと振り返って思いました。そのうちの一つの要素として、『弁証法的会議法』を行ってきたということがあります。その点を振り返ります。

振り返り①:創業以来、常に他の人の意見に相乗り・ついて行くだけではなく、自分自身の意見を求められてきたこと。
参画してDay1から、会議の場に座ったら、誰かの意見を聞いてそれが良いと思います!はなく、常に自分なりの意見を何かしらの形でアウトプットすることが必要とされてきました。例え自分が主担当で持っていない業務だとしても線引することなく、自分の頭で考えることでその案に自分なりの意見を持つようになりました。

・振り返り②:自分で方向を決めるんだという意志で限られた時間の中で本気で案を考えてきたこと。
弁証法的会議法では限られた時間の中でより良いX案を生み出すことと、その時間内で決定したことについては、Commitment&Disagreeの精神でコミットすることが大切です。それゆえに、その時間内で自分で本気で案を考える必要があり、また本気で考えたゆえに決まったものへのコミットメントが強くなります。

・振り返り③:それが当たり前、習慣になっている中で、誰かが決めるもの?自分は関与できないという意識が無い。
毎回の会議の場など、自分自身で考える機会が強制的にあることで、自分自身

弁証法的会議法とは?

①意思決定者と期限を決めてから始める
②同時アウトプット法
③A案でもB案でも無いX案が生まれる

弁証法的会議法で大切な要素は上記です。
①まず意思決定者と期限を決めてから始めることが大切です。誰も意思決定者がいない会議ではただ闇雲に発散をするだけになってしまいますし、期限の無い会議は緊張感も出ません。まず2点が明確になっていることが大切です。
②同時アウトプット法といって、ある議題に対してのそれぞれ個人の考え意見を同時にアウトプットします。他人の意見に相乗りすることが出来ないことと、限られた時間の中でアウトプットをするために考え抜くことが求められるため、戦略思考も鍛えることができます。
③元々あったA案でもB案でも無く、会議の中で本気で考えた案をぶつけあうことでX案が生まれることがあることがあり、それこそチームで物事を動かしていく上での大切なポイントだと思います。

取り入れる上での難しさ

  • 意思決定者と期限を決めないと、ただ議論が長くなっていく

  • 同時アウトプットに慣れるまでは辛抱が必要

  • ただし弁証法の要素は、0,100ではなく、10%とかでも入れることができる

実際に運用をしていく中で、簡単に取り入れられるか続けられるかでいうと、難しい点もあります。
例えば、運用において上記で書いた意思決定者が不明瞭なままで会議を始めてしまうと、単に発散をして言いたいことだけを言って特に何も決まらない会議を続けてしまうことがあったり、同時アウトプット法については最初は限られた時間でアウトプットを出すことに抵抗感があったり実際に出たアウトプットに満足できなかったりと苦労することがあります。
それゆえに、導入をしても続けられないということがあります。ここについては、導入するかしないかの、0,100で捉えるのではなく、会議の中で10%でもそれを取り入られる余地があるのではないか?と考えることも大事だと思います。
会議で決定だけを目的にせず、個人とチームの成長育成機会を組み込むことで、
・毎回の会議の10%ほどを育成機会として持てるかどうかが複利で効いてくる
・自身が動かすという経営者意識を持った人の増加と、戦略的思考力のトレーニングができる
というように、何かしらのアジェンダで、弁証法の余地があるのではないか?と考えることでチームの成長にも複利的に効かせていくことが出来ます。

これからの想い

  • 自分は今までそういった環境を用意してきてもらっていた。

  • それを次の人・周りの人に提供しないできないというのは、自分の怠慢であり、力不足であるなと感じている。

  • 取り入れる機会を増やしていきたい。

自分自身が経営者であるという意識を持てるようになったのも環境があったからであり、その環境というのは自然にあったものではなく、その環境を作り維持しようとしてきた人たちのおかげであるとおもっています。
またそれを継続していき、文化やカルチャーとしていくのも自分自身に求められることだと思っています。
ゆえに、弁証法的会議法を実行したり、取り入れられる機会をもっともっと増やしていきたいと思っています。

以上が自分自身がなぜ経営者意識を持てるようになったのかの振り返りと、その中で大切な要素になっていた弁証法的会議法の実践についてです。

ぜひ一緒に社会を良くしていくために、より良い組織チームを作っていきましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?