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ベンチプレスでなりやすい胸郭出口症候群の治し方【パワーリフター要注意】

こんにちは、たいがです。

トレーニングを趣味で特にベンチプレスが大好きな人はこんな経験はないでしょうか?

😫「バーを降ろすときに鎖骨付近に痛みがでる」
😫「腕を頭上にあげると手がしびれて握力が弱くなる」

これは「胸郭出口症候群」という症状が出ている可能性が非常に高いです。

僕もこの症状になり、20kgバーベルでさえもトレーニングが出来なくなりました。

この記事では胸郭出口症候群の原因や発症するトレーニングとの関係性だけでなく、最後には僕が実際に改善した時のケア方法も紹介します。

それでは見ていきましょう!

胸郭出口症候群の概要

まずは胸郭出口症候群の簡単な概要について見ていきましょう。

なりやすい人の特徴は?

胸郭出口症候群とは簡単に言えば、「骨や筋肉によって神経や血管が圧迫されて首・肩・腕付近に痺れやだるさが出る症状」です。

主になりやすい人の特徴は「トレーニングをたくさんやる人」「(特に女性のような)首の長いなで肩の人」です。

Taiga🧑「僕はパワーリフティングを始めて、ベンチプレスを週4~5日やるようになったのと、昔からなで肩という2つの特徴両方に当てはまっていましたね(笑)」

右肩がなで肩すぎて、もちろん右が胸郭出口症候群になりました↓↓

痛みは主に3か所に出ます

具体的に血管や神経が圧迫されやすいのは3か所あり、「斜角筋隙」「肋鎖間隙」「小胸筋間隙」です。

まず「斜角筋隙」は腕神経叢(わんしんけいそう)や血管が前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨の3つで挟まれている場所です↓↓
※斜角筋症候群といいます。

なで肩の人は前斜角筋、中斜角筋が下に引っ張られて、さらには第1肋骨も下がるので、隙間がなくなり神経を圧迫します。

「肋鎖間隙」は腕神経叢(わんしんけいそう)や血管が鎖骨、第1肋骨の2つで挟まれてる場所です↓↓
※肋鎖症候群といいます。

「肋鎖間隙」は鎖骨を下げたり(鎖骨の下制)、肋骨を高く(肋骨の挙上)することでスペースが狭くなり、神経や血管を圧迫します。

「小胸筋間隙」は腕神経叢(わんしんけいそう)や血管が小胸筋の下で挟まれている場所です。
※過外転症候群といいます。

ここは気を付けの姿勢だけでなく特に腕をあげたり、肩を後ろに引く(胸を張る)ことで小胸筋の下が狭くなり、神経や血管を圧迫して痛みが出てきます。

もしこの辺りの痛みが出る場合は家で陽性かどうかテストをしてみましょう。テストは色々ありますが、今回は家で1人でも確認できるRoos test(ルース テスト)を紹介します。

【やり方】
①腕を肩の真横に、肩と同じ高さまであげる(肩関節90度)
②肘を90度に曲げる(肘関節90度)
③手のひらは顔側にむける
④この姿勢で3分間手をグー✊パー✋くりかえす

→もし首から手にかけてのどこかで痛みやだるさで持続できない場合は陽性と判断してみましょう。

下記は海外の動画になりますが、ぜひ参考に一緒にやってみましょう!

ベンチプレスとの関係性

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