僕をつなぎ止めてくれた恩人

連続投稿になりますが・・・笑

僕も最初から教師が「すてきな仕事」だと
言い切れたわけではありません。

じゃあなぜ今はそう言い切れるのか。
一人の生徒との出会いを振り返ろうと思います。

当時高校2年生だった彼のクラスに、
出席を取りに行ったとこから
彼とのコミュニケーションは始まりました。
人なつっこい笑顔とおしゃれな服装が
特徴の彼は、
すぐにうち解けてくれました。

そこから深くは進展しなかったのですが、
彼が受験生になった秋。
小論文の添削を持ってきたのです。
はじめは中学生の読書感想文かと思いました。
(本人にも言いましたが笑)

でも、少しずつ漢字の間違いも減って、
彼の言いたいことが伝わる文章が
書けるようになって、
そんな彼の成長を見守るのが
いつしか僕の楽しみになっていました。
今だから言えますが、
そのときはこの仕事やめようかな
って本気で悩んでいました。
彼の添削がなければやめてたと思います。
そういう意味では
僕をこの仕事につなぎ止めてくれた彼には
感謝しかありません。

彼が合格を報告しに来てくれたとき、
(飛びつくぐらいの勢いできたんですが)
めちゃくちゃうれしかった。
ほんとは泣きたいくらいうれしかった。

そんな彼にひょんな用で手紙を送ったのですが、
彼はそれをSNSにあげてくれました。

ハッシュタグに、
#恩師の言葉 #感涙
とつけて。

リップサービスだったかもしれない。
でも「恩師」って言ってもらえたのは
きっと一生忘れないと思います。
違うね、忘れようとしたって忘れられない。
それぐらい僕の中で
大切な思い出です。

そんな彼の言葉に恥じない、
立派な教師であれるように、
これからもがんばろう。

そんな決意表明でした。笑

最後まで読んでいただきありがとうございました。