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大学教員公募:とにかく「教える」

教員公募において、どうしても必要なものがあります。例えば学位です。かつては必要としていなかったし、分野によってはマスターでもOKなところもありますが、現在では文系でも博士号を持っていることは当たり前となりました。

必要なもの3つ

  1. 学歴(学位)

  2. 研究業績

  3. 教歴

今回は、3について述べたいと思います。

教歴

案外スルーしがちであるのが「教歴」になります。教歴を簡単に説明いたしますと、どこかの大学や短大などで、なにかの科目を担当し教えたことがあるか(単位を出したことがあるか)になります。

本当に研究のみでOKな機関ももちろんありますし、そういうところではマスターやドクターの学生がいたとしても、「仕上がった」学生です。手間はたしかに必要なのですが、学部生レベルの教育内容を経験しておくと、引き取ってくださる大学としては安心できます。

ですので、なるべく非常勤は断らないでください。

非常勤はなるべく断らない

1コマ科目を担当すると、一般の方からは「90分授業するだけか」と思われがちです。しかし、授業の準備や小テストの採点、質疑、成績をつけるなどの作業が背後にはあり、とても90分で終わるような仕事ではありません。しかも安い。

これを理解しているからこそ、研究職を目指す方は非常勤の依頼が来た時になんとか回避しようとされる方もいるようです。

履歴書に担当科目名を書く

指定されないと書かない先生方が多いようですが、履歴書に「主に担当した科目」は書いておいた方がよいでしょう。書かなくてもよいのですが、最後の判断材料を集めているときに、それがヒットすることがあります。基礎ゼミなどはさすがに書く必要はありませんが、特に専門科目は書きましょう。

研究を進めたいのはやまやまだが……

研究のみで仕事になる先生は確かにいらっしゃいます。しかし、アカデミアでは、教育半分・研究半分、さらには教育ほどんどで研究は……という先生がほとんどです。

研究を進めたいからこの道を選んだはず。確かにそうですが、どこかで折り合いをつける必要もあることを忘れないでください。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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