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ワタシノ2020年


こんにちわ
映像ディレクターのヨナハラタイチです
沖縄でテレビCMや企業PV、ミュージックビデオなどを作っているフリーランス4年目の映像ディレクターです。

今日は年末ということで
「ワタシノ2020年」と題して誰も興味ないであろうヨナハラタイチの2020年を振り返る回にしたいと思います。

🔽今現在のワタシ

まず、この記事を書いている2020年12月30日現在
ぼくは沖縄の離島、人口700人程度の小さな島にいます。
観光プロモーションビデオのお仕事なのですが、ここのところ沖縄は晴れ間がなく、クリスマス前には終わっているはずの撮影が長引いており、年の瀬をこの小さな小さな島で過ごしている、というわけです。

田舎あるあるなのですが
島の唯一の小さな商店に向かう際には「イーオン行こう!!」と村の皆が言う
そんな場所です

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誤解のないよう注釈すると、のどかで本当に良いところです。
(リスクヘッジ)

それはそうと
本日から謎の暴風天候にみまわれており、明日の船及び飛行機(ヘリ)が欠航になる可能性があるとのお達しを受け、早朝から絶望の淵に立たされているという事はここだけの話です。

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🔽2020年に再発見したワタシ

さて
みなさまにおかれましても
今年は色々な意味で”激動の年”だったのではないかとお察しします。

かくゆう僕も、新型コロナ感染拡大の影響を多いに受け
4月5月の撮影がきれいさっぱりぶっ飛ぶという、独立後初めて経済的な心配で震える毎日を過ごした年でした。

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自粛期間中、撮影の現場はなくなりましたが
編集のお仕事はちらほら残っていたので、”毎日暇だった”というわけではないのですが、言葉では表せない位の不安や「それでも稼がないかん」というプレッシャーで日々葛藤していたのを覚えています。

ただ、その反面
そういった状況を楽しんでいた自分もいて
「コロナ下で世の中の全員がゼロ、いやマイナスになっている今年。ここでアクションを起こして前に進んだ人間は飛び抜けられるんだーい!」と、台風の日にすすんで外出し国道に倒れたヤシの木を見ては非日常に高鳴っていたクソ中学生時代となんら変わらない自分を発見できたりもしました。


未曾有はチャンスでしかない


先の偉大な先人たちがそう言ったどうかは定かではありませんが
確かに僕の中で”何かが”弾け飛んだ期間でした。

🔽NEWスキルふぁいやー

みなさんのまわりでも
自粛期間中に何か新しいことを始めたり
今まで興味はあったけど手を伸ばせなかったことを深く掘り下げたりした方が周りに多くいたと思います。

ぼくも例外になく、”新しいこと”を始め
その中でも特に力を注いだのが
「発信活動」でした

・Youtube
・Twitter
・Note
・Stand FM

今年ぼくが始めた発信プラットフォームです



なぜ、発信活動をはじめたのか



端的にいうと

「自分の資産となるコンテンツを作る必要性を感じたから」

です

「資産」というと、お金や不動産、株や暗号資産などを想像しますが、僕が考えていた「資産」というのは、フォロワー数、信用、共感、認知、などの目には見えにくいが「作り手として持っていると有利なもの」のことをいいます。
(語彙力がないのでアレなんですが、そういったものの総称があれば誰か教えてほしいです)

先ほどあげたyoutubeなどのプラットフォームにはコンテンツをあげればあげるほどアーカイブが残ります。
そのアーカイブがつまり”資産”であり、ぼくが”作り手として生きる上でとても重要なものになると考えたもの”なんです。

アーカイブさえ残れば、誰かがどこかのタイミングで僕のことを知り
コンテンツを見て気に入ってもらえばファンになってくれる
ファンを多く獲得したり、共感をたくさん集められるというのは、つまり作り手としてのポテンシャルを高めてくれるものだと考えたのです。

どんなに良いもの
自分史上最高のクリエイティブを作り上げたとしても
それが世に広まらず、自分の中だけで完結してしまうコンテンツに価値はありません
人に認知され、共感され、その人たちに何らかの影響を与えてこそ「価値」というものは生まれると思っています。

つまり自分本位のオ◯ニーだけでは
作り手としては三流ということです

2つ目の理由としては
クライアントワークに頼りすぎている今の自分のワークスタイルを変えるため

です。

発信活動の究極は「自らをブランド化」することができるということです。
自分自身を広告塔とすることで、クライアントからいただくお仕事以外でも自らのブランドから発せられるコンテンツで収益を生み出せる可能性があると感じたから。
そして、そのチカラはウィズコロナ時代において最も重要なチカラだと思ったからです。

コロナ下でクライアントワークの案件が全てぶっ飛んだ今年の4月〜5月に、それを決意し実行しました。

そう

ぼくは究極のビビリなのです

ビビリはビビリなりに、ビビる要素を排除していくものです。

とまぁ
そういう理由で
資産を増やすべく、自粛期間中に発信活動を始めました。

仕事柄
“発信する””表現する”ということに対して抵抗はなく
逆に各プラットフォームの特徴や利用層は深く理解しているつもりだったため
「フォロワー伸ばすとかマジちょろいっしょ!」
とさえ思っていました。

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要は「自信があった」ということです

しかし
フタを開けてみると、まぁ奥さん
これがまた難しい・・

フタを開けた瞬間にわかりました
「あぁ、ぼくはただの激オ◯ニー野郎だったんだ。。」

一番自信のあったYoutubeでさえ開始9ヶ月でチャンネル登録者1,000人ちょい
そのほかのプラットフォームでも破滅的な数字が並んでいます

なにより続けることが大事

とは理解しているものの
さすがに自信のあったYoutubeでこの数字ですから
ぼくの自信は”粉ミルク”の如く粉砕しました

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🔽2020年 発信活動の旅

ただ
発信活動をしていると得られるものは多く
認知や共感は少なからず獲得できていたり、これまた少なからずファンを獲得することもできました。

それは実際のお仕事に繋がったり、「この動画をみて映像クリエイターになろうと思いました!」など、界隈のあるコミュニティで慕ってくれる方も出てきたりと、微々たるものではありますが少しづつ成果が出てきたな、というのが2020年の手応えです。

まだまだ、、、そして本当に微々たるものではありますが確かな手応えだったと感じています。


そう

人生初のアルバイトでお給料をもらった時の感覚になったとか

ならなかったとか。。。。


この「発信活動をすることで得られるモノ」はまた別の機会に記事化して世に出していきたいと思います。

蛇足ではありますが
これから発信活動をしようと考えている方や、今実際に発信活動をやっている人に声を大にして言いたいことがあります。

発信活動をしていると、「怪しい」とか「成り下がった」とか「フォロワー全然いねぇでやんの」と中傷されることが度々あります

でも、自ら発信活動をしていないのに中傷する人に、発信活動の難しさやメリットを理解してもらうことは難しいと思いますし、そもそも理解してもらおうとこちらが労力をかけるのもナンセンスだと感じます。
また、中傷をする人の多くが自分では何も動いていない受動的な方が多く、素性も明かさず正面きって話をしてこない方が多いです。

だから、

「そんなやつらはシカトでOK」
desu 
(別のスペルにしたかったのですが、、、、読み取ってください笑)

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顔を晒し
ない時間を割き
目的のために頭を悩ませて世にコンテンツを送り出し続けている人間は強いです
たとえそれがクソみたいなクリエイティブだったとしても
能動的に活動している人間を蔑む傍観者に貸す耳は必要ありません

行動し続けていればクオリティも見る景色も必ず良い方向に進みます

と、
こういう摂理的なものも発信活動を通じて得られたもののひとつです。

総じて、今年はじめてよかった一番のものは
やはり「発信活動」です


ということで
2020年の振り返り
まだ続くので我慢してくださいね笑


🔽今年いちばん手応えを感じた作品

お仕事の振り返りもさせてください
ぼくは今現在、4年間フリーランスとしてテレビCMやプロモーションビデオの映像ディレクターとして沖縄の大小様々な企業さまのお仕事をやってきており、それなりの実績もあると自負しているのですが、その中でも今年の夏にリリースされた
Y!モバイル沖縄の「教えて!オバー」シリーズ
という作品に強く手応えを感じる事ができました。

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https://www.youtube.com/watch?v=MB6iU2y8n1c

「教えて!オバー」シリーズの内容を端的に言うと
沖縄の各地方(今年は宮古島)の破天荒な名物オバーと、Y!モバイル沖縄イメージガールの女の子たちが、その土地に根付いた歴史や伝説、はたまた名産物を面白ろおかしく紹介していく、という動画コンテンツです。

(目的は「地元をもっと好きになってもらおう!」というテーマのもと
Y!モバイル沖縄が地域とそこに住む若者をつなぎ、地元に根ざした企業ブランドであることをPRしていくキャンペーン)

です

このシリーズでぼくは
監督/脚本/演出/編集をやらせていただき
この作品を通じて
「地元をおもしろおかしくレペゼンしていく」
ということに、これまで感じた事のないような”やりがい”を見出すことができました。

沖縄という場所は
その土地柄、青い海やサンゴ礁などの自然やリゾートがフューチャーされがちなので、おのずと僕たち「映像屋」のお仕事も、そういった観光客層をターゲットとした”沖縄ビューティー”系のお仕事が多かったりします。

正直、そういったお仕事も嫌いではないのですが、視聴者も僕らもさすがにもうお腹いっぱい感があり、すこしマンネリしているところが近年ありました。(ぼくの体感ね)

かわってこの「教えて!オバー」シリーズのターゲットは地元の若年層。
高校生や20代前半の若い世代をターゲットに絞っていることから
いわゆる「沖縄ビューティー」の観光プロモーションではなく、「地元をもっと好きになってもらおう」という視点で、その土地に昔から伝わる伝説や逸話にフューチャーして破天荒なオバーがそれを語る、というものです。

内容構成を考える時には
TikTokやTwitterをむさぼり見て
若年層に受け入れられるトレンドを毎日毎日探りました。

そして
考えいきついた結果、「シーパンク」という表現方法を使ったコンテンツにしようと考えました。

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前提として、伝説、逸話など、その土地のもつポテンシャルは本当に凄くて、面白いネタはたくさん転がっている。
あとは、それらをベースに視覚的な表現を若年層向けにアジャストすれば刺さるコンテンツが作れる!と考えたのです。

特にTwitterなどのSNSから生まれた文化を沖縄風にサンプリングすること意識して、いきついた答えが、この「シーパンク」という表現方法だったのです

シーパンクとはなんぞや?についてはリンクを貼っておきますね。

【SNSが生み出した新ジャンル「#シーパンク」とは何なのか?】
https://qetic.jp/music/seapunk/98014/

簡単にいうと
「水曜日のダウンタウン」のオープニング的なルックです

あの独特な80年〜90年代調のルックに、いわゆる「はずし」の要素を入れた表現方法です
(しらんけどw)


その要素を取り入れている沖縄の動画コンテンツは見た事がなかったし
なにより自分の好みの表現方法だったので採用しました。


採用したといいましたが
クライアントであるY!モバイル沖縄さまには
企画段階で「こういう感じです!」というサンプルはあまり細かく見せず
「ちょっと面白い感じで作ります!」というザックリとした説明しかしませんでした。

正直、”企業”の広告コンテンツで起用する表現としては少しハメを外しすぎな方法だと思ったし、ましてや「地元を好きになってもらおう!」というテーマのキャンペーンとしては「はずし要素」を詰めすぎな気がしたからです。
要は「フザケすぎてない?」と視聴者に感じさせてしまうんじゃないかと最初に思ったんですね。

(でもいちばんの理由は「これやりすぎじゃないですか?」とクライアントに言われて企画内容を変えるのを避けるため)

それでも、完成した作品で納得してもらえる自信があったので
「自分が面白いと思うものをフルスイングして作って、空振りしたら全力で謝ろう」
という気持ちで制作しました

結果、ぼくの熱を汲み取っていただき採用していただいたY!モバイル沖縄さんには感謝しかありません。

よかったらシリーズの他の作品も見ていただけると嬉しいです

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https://www.youtube.com/watch?v=o4eCCB4IJRQ

https://www.youtube.com/watch?v=c0emd3jxVRo

https://www.youtube.com/watch?v=YOlX4hlJkx4

制作にあたって意識していたことは

①企業イメージを崩さないギリのラインまでオバーを破天荒に見せること

②イメージガールの女の子を超絶可愛く魅せること

③視聴者(地元の若者)に自分たちの故郷に「誇り」を持ってもらうこと

この3点でした

細かい制作意図や表現方法などを伝えたいところではあるのですが
そろそろハイボールの効力が薄れてきたので、そろそろ締めに入りたいと思います。
ぼくの悪いクセです。
すみません。

このシリーズはyoutube上で計14万回再生され
掲げていたKPIを上回り、続編もあるとかないとか、というところまで到達することができました。

ぼく的にはこの数字より5倍くらい多く再生され
「いっときの沖縄ムーブメント」になるんじゃないか!
というくらい期待していたのですが、、、、、

“広く告る”という難しさを知った作品でもありました。

でも、来年こそは必ず大きなムーブメントを作ってやる!
と、ぼくたち制作陣は息を巻いています。


この作品で学んだことは

・自分が「心底面白い!!」と思うクリエイティブは突き進むが吉
・神は細部に宿りまくる
・制作チームが大好き過ぎる

です

この作品をきっかけに
「地元をおもしろおかしくレペゼンしていく」という面白さに気づいてしまいました。


沖縄の人にもっと沖縄を知ってほしいし、ぼくも知りたい。


“ぼくにしかできない表現”を突き詰めて、オモシロろおかしく沖縄をレペゼンしていくコンテンツを作りたい

沖縄の教育テレビとかで、こういうコンテンツ見れたら最高じゃないかな・・・

面白いと思わない?


🔽まとめ


先ほどもお伝えしたとおり
もうハイボールの効力が切れてきたため、オチもクソもないのですが”まとめ”に入りたいと思います。

2020年はぼくにとって良くも悪くも”破壊と再生の年”でした。
多くの常識が覆されて、多くのことを学んで、悩んで、動いて、掴み取って、また迷って

わかりやすく言うと
「発信」という剣を手に入れ、「クリエイティブ」というバズーカを持って挑戦し、地図を持たずにパンツ一丁で魔王を倒しに行くも、Lv.6のゴブリンにあえなく撃沈されたが、迷いの森で運良く地図を見つけ、来たるべき「THE DAY」に備え、ひたすらレベル上げをしている

といった感じです。

そして

2021年は
鎧と魔法を身につけれるよう引き続きモンスターを倒しまくり。。d」あp
ダーマ神でんで職業病をこくひくしてから
更なる大都会でワンピースをしこたま飲んで
グランドらいんでパンチラインですIKKOこさあ@@dld、c、v。vfれyj87^
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ということで
今年もありがとうございました!
また来年ヨロシクお願いします!


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🔽ヨナハラタイチ INFOMATION🔽

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