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ビデオグラファーへの道 Vol.2 「コスパ最強の機材 カメラ / レンズ篇」


こんにちわヨナハラタイチです!
沖縄でTVCMや企業PVを作っているフリーランスの脱サラ映像ディレクターです。

【自己紹介note】
https://note.com/taichiyonahara/n/n9bbb2efd5de2

今日は「ビデオグラファーへの道 」 第二弾!!
ビデオグラファーが揃えるべき機材(カメラ/レンズ篇)を初心者でもわかりやすく、極力専門用語は使わずに紹介していきます。

今回はカメラのスペックとか詳細な説明という感じではなくて、、ぼくの主観で、コスパ最強の機材でこれさえあればプロ級の映像が撮れるよっていうものを紹介していきたいと思います。

正直、揃えるべき機材に正解っていうのはないんですが
今回紹介していく機材を持っていれば、大抵の作品は作れると思うので
是非参考にしていただけると嬉しいです!

ちなみにコチラの記事と同じ内容をyoutubeにもアップしていますので、もし動画の方が良いという方がいらっしゃればそちらをご覧ください!

【ビデオグラファーへの道 Vol.2 【必要な機材】 カメラ&レンズ篇】
https://www.youtube.com/watch?v=DiuF8Qxx4jU&t=43s


🔽 コスパ最強のカメラ

まずはカメラですね。

ビデオグラファーっていうくらいのなで、カメラは一番重要です。

ビデオグラファーの命となるカメラ選びなんですが
僕がオススメするカメラはこれ!!

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"ブラックマジックポケットシネマカメラ4K"

なんだか噛みそうな名前・・笑

これはBlackmagic Designという海外のメーカーが出しているシネマカメラなんですが、このカメラが本当に半端ないんです!

たしかね、、セールスコピーが

「映画を撮ろう!!」

だったんですね。

すごく大胆なコピー笑

まぁでも、それを豪語できる程のパフォーマンスを持ったカメラなんです。

元々Blackmagic Designというメーカーは
現在ハリウッド映像業界のスタンダードな編集ソフトにもなっている

「DAVINCI RESOLVE」

を作っているメーカーです。
"ブラックマジックポケットシネマカメラ4K" の他にも

■URSAシリーズ
■MICROシリーズ

といったカメラの機種もあり、映像業界では知らない人はいない存在のメーカーです。
特にシネマライクな質感、色味が特徴で
映像に色味を加える編集作業である「カラーグレーディング」という工程があるのですが、その編集ソフトの中で「DAVINCI RESOLVE」は他のソフトを寄せ付けない程の人気を博しています。

そんな同社が「エントリーユーザーにもシネマカメラ並みの性能を体験してほしい」という思いで販売しているのが「ポケットシネマカメラシリーズ」です。

すごくないですか?

大衆向けの比較的安価なカメラなのに、映画が撮れるんですよ!!
実際、このカメラが発売されるやいなや、そのクオリティとコストパフォーマンスの高さに映像業界は揺れに揺れた。そんな革新的なカメラです。

🔽 ブラックマジックポケットシネマカメラ4Kの良いところ

オススメする理由はたくさんありますが
やっぱり一番の理由は

とにかく描写がきれい!!

ということです。

"ブラックマジックポケットシネマカメラ4K"で撮影したVLOG

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Thailand - シネマティックvlog
https://www.youtube.com/watch?v=NK3-LVHR1QY&t=20s


これまでいろんなカメラを触ってきましたが、この安さでこの描写は
もはや"チートカメラ"です。

このカメラは動画だけに特化したカメラなので、静止画用として使うのは難しいのですが、そのデメリットがあったとしてもこのカメラで撮る意味というか価値はあるのかなと思います。

一応"キャプチャ"というかたちで写真は撮れますが、あくまで「動画の切り抜き」なので、一眼レフで撮る写真のような美麗さは期待しないほうがよいです。

価格は新品で大体16万円くらい。
中古ではいま10万円くらいで買えるかもしれないです。

僕が初めて買ったハイエンドカメラが、FS700というカメラだったのですが、当時は100万円くらいしたんですね。。。7、8年前くらい、、、。
(下図のやつです)

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それで
このブラックマジックポケットシネマカメラ 4Kは、描写のスペックだけでいうと余裕でこのカメラより性能いいんですよ。。。

・・・・なんかため息がでちゃいます。

本当にすごい時代になったなーと思います。

で、このカメラ のセンサーサイズが「マイクロフォーサーズ」っていう規格なんですが、この規格のレンズって比較的どのレンズも値段が安いんです。

センサーサイズというは大雑把にいうと、画質を左右するイメージセンサーのサイズのことで

■フルサイズ
■APS-C
■マイクロフォーサーズ

と、いくつかあるんですが
このマイクロフォーサーズの規格のレンズはフルサイズ、APS-Cサイズのものよりも軽くて安価なものが多いので、そこも魅力のひとつです。

ただね。

ブラックマジックポケットシネマカメラ 4Kには欠点もやっぱりあります。
これだけ安いと、良いことばかりではありません笑

🔽 ブラックマジックポケットシネマカメラ4Kの欠点

大きいとこを2つ挙げると

①電池の減りがオニ早い

②データ容量が半端ない

です。

電池の減り早いという点に関して
バッテリー満タンの状態で回しても20分くらいで落ちます笑

なので、ちゃんとしたお仕事の現場で使用するためには、かなりの数の予備バッテリーを買う必要があるのです。

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この描写を安価で手に入れられる代償といいますか、すごい食いしん坊なカメラではあります。。。

そして
データ容量が半端ないという点に関して
やっぱり美しい描写を得るためには沢山のデータ量が必要なんですね。

例えば10分のインタビュー動画を撮影した際にはその容量は下手すると何十ギガとか何百ギガとかになっています。。。。泣

なので、その分パソコンも割とハイスペックのものでないと容量が重すぎて編集できない。という現象が発生します。

本体は安いが、付属品やPC環境の整備でお金がかかる。。
という欠点があります。

でも、この超食いしん坊の暴れん坊のカメラ。。。

画は超美麗で
ため息の出る描写を実現してくれます。
正直、一度これで撮るともう後戻りできない・・・

それくらい魅力的なカメラです。

カメラ選びはですね
ほんといっぱい選択肢があるので、自分の今の予算と好みにあったものを見つけたいですね。

相棒の様な存在ですから、相当な吟味が必要です笑

ということで
ぼくのオススメはこの食いしん坊のブラックマジックポケットシネマカメラ4K でした。

🔽 レンズのお話

かるーくレンズの話もさせてください。
カメラを決めたらレンズを揃える必要があるんですが

レンズはね・・・・

カメラ以上にハマると沼です

世の中のカメラマンは皆そう思っています。

レンズには色々種類があって、
標準レンズ、広角レンズ、望遠レンズ とかね
その中でも、明るさや構図が違ったレンズがあって、ほんとに沢山あるんですよ。

カメラ選びよりも、その人の好みが出てくるものなので
一概に何が良いか、と結論づけるのは難しいものです。

今日は、こういう考え方でレンズを選ぶといいかもね
っていう話をさせていただきます。

🔽とにかく映像をボカしたい!!

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とにかく背景をボカして、プロっぽく撮りたい。という方は

単焦点レンズ

というものを探しましょう。
レンズには F値 といって、明るさのレベルを表す数値があるんですが、数字が低ければ低い程明るくボケやすい。
逆に数値が大きくなればなるほど暗いレンズ。つまりは「ボケにくいレンズ」ということです。

なので、極力 F値の低いレンズを選べば、ボケやすく、プロっぽい映像が撮れる
と考えていいと思います。

50mmの単焦点レンズは「撒き餌レンズ」と呼ばれていて
クオリティの高いものを各メーカーが安価で販売しているケースが多いです。

F値が低く、ボケやすく、そして安い。

そうです。

この"撒き餌レンズ"でレンズの魅力にハマることで

[レンズ沼]の入り口に立つことができるのです。

まぁ、「新たな世界への入り口に立つ」という言い方もできますね笑

🔽いろんなシチュエーションに対応できるレンズがほしい


やっぱりレンズも一個一個高いですからね。

"少ないレンズで色んなシチュエーションに対応したい"

という方はたくさんいると思います。

そういう方はズームレンズの購入を検討したほうが良いです。

先ほど話した単焦点レンズは明るさはカメラ側の設定で変更できても
構図は自分が前にいったり、後ろに下がったりしない限り変える事はできないんですね。

でも、ズームレンズの場合

レンズ側でズームインもズームアウトもできるので簡単に構図を変える事ができます。

撮影現場では、こういう機動力のあるカメラっていうのはめちゃくちゃ重宝するんです。

色々なシチュエーションに対応できるレンズを探している人はズームレンズを探した方がよいと思います。

僕のオススメは
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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この18-35mm という数字(ミリ数)は画角の広さを表していて、この数字分ズームで調整できますよ。っていう意味です。

このレンズを僕はブラックマジックポケットシネマカメラ 4Kにつけてよく撮るんですけど(マウントアダプターが必要)
この画角って、人間の目と大体同じ広さの画でもあるんですよね。
見る人に違和感を与えない画角というか、人間が"見やすい"と感じる画角です。

そして、ズームレンズなので、ズーム側にすると
被写体の一部をいい感じで切り取って印象的な画も作れる
っていうサイズ感なんですね。

もっと詳しい話をすると「フルサイズ換算」っていうのがあって、ブラックマジックポケットシネマカメラ 4Kにつけた際には18-35mmではなくて、それの2倍くらいの画角になってるんですけど。。。

まーそれは、だいぶ長い話になるので、今回は割愛しますね。


先ほど参考として載せた下の映像はすべて、ブラックマジックポケットシネマカメラ 4KにこのSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art をつけて撮影しています。
このレンズ1本しか持っていきませんでした笑

画像2

Thailand - シネマティックvlog
https://www.youtube.com/watch?v=NK3-LVHR1QY&t=20s

そしてこのレンズ、、、さっきお話したF値が1.8っていうめちゃめちゃ明るいレンズなんですね。

しかも、一般的なズームレンズというのは、ズームインした際に明るさが変わって暗くなるんですよ。

で、ズームアウトしたら元の明るさに戻る。。。みたいな

これはレンズの構造上そうなるのが普通なんですが

なんとこのSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Artは、ズームインしてもズームアウトしても、F1.8 の明るさが変わらない っていうすごいレンズなんです。

この構造はこのレンズが世界で初めて実現させた事なんですね。
SIGMAさんのもの凄い発明の賜物なんです笑

構図のバリエーションが多く
暗所でも対応可能なF1.8 の明るさ を持ち
綺麗なボケ感を兼ね備えたレンズ
それがぼくのオススメするレンズ

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

です!



最後に

レンズを選ぶ際には
自分はどんな画が撮りたいのか
どんな用途で使うのか
という事をハッキリさせた上で購入を検討した方がいいです。

他人がオススメしているものが、必ずしも自分の好みに合うわけではないですからね。

いろんな人のいろんな作品をみて、自分に合ったレンズを探していけるといいですね。

🔽まとめ

そんな感じで
今回はコスパ最強のカメラブラックマジックポケットシネマカメラ4Kと
レンズの選び方、オススメのレンズについてお話しさせていただきました。

今回紹介できなかったんですが、ビデオグラファーが持っておいた方がいい機材の中にジンバルやドローンもあるので
別の動画や記事でそちらに関しては説明していきたいと思います。

この「ビデオグラファーへの道」シリーズでは、初心者にわかりやすくビデオグラファーになるまでのステップを解説していきます。
もし興味があればチャンネル登録やフォローを宜しくお願いいたします

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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