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ビデオグラファーへの道 Vol.1 「ビデオグラファーって何なん?」



こんにちわ!
沖縄で映像ディレクターをやっているヨナハラタイチと申します。


今日から新しいシリーズ始めます!!
その名も

「ビデオグラファーへの道」

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このシリーズでは
これからビデオグラファーとして独立したい!
とか
カメラをまったく触ったこともないけど、綺麗な映像を作ってみたい!
とか
ビデオグラファーに興味はあるけど、どんな職業なのかわかんない!
という方々に向けて
初心者でもわかりやすいようにあまり専門用語を使わず「0からビデオグラファー」になる方法

つまり

ビデオグラファーになるための道

を解説していきます。

最近、自分で映像作品を作ってSNS等でアップしている方ってほんと増えましたよね。

"独立してビデオグラファーだけで食ってます"
という人もよく聞くようになったし
週末だけビデオグラファーとして副業してる方とか、自分で趣味でショートフィルム作ってますー
みたいな人がめっちゃ増えてると感じます。

そういう風にカメラと編集環境があれば、あまりお金をかけなくても誰でも自分の好きな映像をつくることができる時代になったので、そういうビデオグラファーを目指す人、もしくは興味がある人に対して、
僕の好きな「映像作品をつくること」つまりビデオグラファーのなり方についてわかりやすく解説していくシリーズにしたいなと思います!

ちなみにこちらのnoteの内容はyoutubeにもアップしていますので、動画の方が良い方はそちらをご視聴いただけると嬉しいです!

さむね

【ビデオグラファーへの道 Vol.1 】ビデオグラファーって何なん?
https://youtu.be/22mpyz40BrI

ということで第一回目の今日は

ビデオグラファーってそもそもなんなん?

っていう話をしたいと思います!

自己紹介】
その前に、まずお前誰やねん!っていう話だと思いますので、軽くぼくの自己紹介をさせてください!!

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ぼくは沖縄で映像ディレクターをやっていますヨナハラタイチと申します
普段はTVCMとか企業のプロモーションビデオを作っています。

僕のお仕事の実績はコチラ
https://www.cuculu-pool.com/movie/


いまは映像ディレクターと名乗っていますが
元々はバリッバリのサラリーマンで、コールセンターで7年くらい勤めていたのですが、独学で動画編集とかカメラの撮影技術を学んで30歳でビデオグラファーとして独立しました。
いわゆる

脱サラ・映像ディレクターです

youtubeでは映像制作に関するHow to動画 や、ショートフィルムなどをつくっていますのでもしよかったらアーカイブも見てみてください!

【ヨナハラタイチ / 沖縄の映像クリエイター】 youtube
https://www.youtube.com/channel/UCah6TDnZAIAZ6JvZF8BoB9g


🔽そもそもビデオグラファーって?

ビデオグラファーに明確な定義はありませんが
一般的には

企画/撮影/編集まで全て個人でやる映像作家

のことを「ビデオグラファー」と呼びます。

従来の映像づくり・・・つまり今までプロダクション(制作会社)がやっていた映像制作には、
プロデューサーがいて
ディレクターがいて
カメラマンがいて
照明さんがいて・・・・・・
という多くの人間が関わって映像というのは作られてたんですね。

ビデオグラファーは、それをほぼ一人でこなすクリエイターのこと

今回はビデオグラファーのメリット/デメリット。
また、リアルなお金の事情などをご紹介して、ビデオグラファーとはなんぞや?
という部分を紐解いていきたいと思います。

🔽ビデオグラファーのメリット

① フットワークが軽い
大勢の人間が関わるプロダクションと違って一人、または少数での現場が多いため決断、行動が早い
スピード力はお仕事上で信用を得る為にはとても大切な要素です。
ビデオグラファーは企画〜撮影〜編集と一挙にタスクを担う為、個人で決断が可能です。
その為、プロダクションにはないスピード力でクリエイティブを作り上げることが可能です。


②プロダクションよりも安価で依頼が可能 (クライアント視点)

これはクライアント目線ではありますが、前述のとおりマンパワーが少ないビデオグラファーへ映像制作を依頼する場合、プロダクションに依頼するよりも遥かに安い金額で依頼が可能です。

でも、そこで勘違いしてほしくないのは
じゃあビデオグラファーの給料って安いの?
というところです。
まったくそういうことはなく、むしろかなり金銭面では高い優遇を受けることが多いです。
個人もしくは少数での行動が多いため儲けも十分確保できる
というのはビデオグラファーのひとつのメリットですね。


③プロデューサー/ディレクター/編集 などいろんな分野に転向が可能

そもそもビデオグラファーは一人で企画~撮影~編集をしてるので、特化した分野にシフトしやすいです。
全てのタスクをこなしている分、そこから得られる知識は多く、より専門性の高い分野へシフトしたい場合でも、要領がある程度把握できている為、移行は大変スムーズです。
ちなみに僕は今 映像ディレクター というポジションでTVCMや企業のPVを作るお仕事をしています。
ビデオグラファーからディレクターにシフトした理由はデメリットの部分でお話しますね。


🔽ビデオグラファーのデメリット

①個人または少数で行動するため負担が多い
当たり前ではありますがビデオグラファーは基本的に1名または2~3名で動く為、その分、プロダクションにくらべ負担はとても多いです。
企画から納品まで、撮影や編集を行うのはもちろんのこと。以下のようなタスクもこなす必要があります。

■クライアントとのコミュニケーション
■ロケ地の許可取り
■キャスティング
■モデルさんのケア
■ケータリング
■予算の交渉や管理
etc...

・・・・・なんかため息がでますね笑


そんな感じで撮影や企画、編集意外にもやることが多いので正直とても大変なお仕事ではあります。

個人的なお話をすると
ぼくはそういったミニマム案件が続き、ある日、改めて自分が作った作品を見直したときに

あ、現場でここはこうすればよかったなぁ
でもこのとき次のロケ地の手配でもめてて集中できなかったんだよなぁ
そういえばモデルさんのケアもおっつかなくて、グダグダだったなぁ
ってゆうか現場で演出にちゃんと集中できてねーなー

と気づいて
ディレクターになりました笑
ディレクターになればカメラマンさん、メイクさん、制作スタッフを集めて、僕は僕で現場の演出に集中できる。
次のロケ地の時間やコーディネートも考えなくていいし
モデルさんのケアはヘアメイクさんと、制作スタッフさんに丸投げ。
なにより撮影(演出)に集中して臨むことができる

そうすることで作品のクオリティを上げることができ
現場での動き方もとてもスムーズになりました。

ビデオグラファーは個人、または少数で動く為、そういう分担ができないという点はデメリットではあります。


②スーパーハイクオリティにはなりにくい
これは案件の内容にもよるのですが
プロダクションは分担性なので
それぞれの分野でプロフェッショナルがいて仕事をしてくれるんですね。
例えば

■カメラマン・・・・・・・撮影する人
■音声エンジニア・・・・・音を録音、整音する人
■CGクリエイター・・・・・CGつくる人
■エディター・・・・・・・編集する人
■プロデューサー・・クライアントとのコミュニケーション/お金管理する人
■ディレクター・・・・・・演出や作品のコアとなるアイディアを出す人
(監督.と呼ばれることもある)
■制作スタッフ(ADとか)・・撮影に必要な場所、もの、スケジュールを準備する人


それらの人々が各分野で超絶スキルを発揮した場合
個人や超ミニマム陣営で案件をこなすビデオグラファーでは敵いません。
当たり前っちゃ当たり前ですよね。

案件の内容にもよりますが
たった一人でも、ものすごいクオリティを叩き出す人はいます。
(というか売れっ子のビデオグラファーはそういう人ばっかり)

あくまで"そうなりがち"という話


🔽ビデオグラファーってどういうお仕事をやってるの?

色々です笑
ひとえにビデオグラファーといっても、やっている事やスタイルは人それぞれなんですね。

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ぼくは主に企業のTVCMやプロモーションビデオが多いです。
それ以外にも
短尺のテレビ番組とか
専門学校とか大学のPVとかもあるし
最近はミュージックビデオもやっています。

ぼくは雑食だから、なんでもやりたい派。

でも、好きなジャンル一筋でそれを極めるっていう選択肢もかっこいいなと最近は思い始めました。

ちなみに

実績がまだ全然ない、駆け出しのときは「動画編集だけ」とか、カメラのアシスタントだけの仕事も多いかなーと思います。

とても地味な仕事のように思えますが、ビデオグラファーのお仕事は大抵が地味な仕事です。華々しくみられる場合もありますが、それはほんと撮影現場だけの話です笑

でもそういった地味な仕事で沢山経験を積むっていうのはとっても重要なこです。
撮影現場の空気感、関係者とのコミュニケーション、撮影した後の処理
などなど、学びはとても多いです。
雑用でもなんでも、最初は何でもやりまくった方がいいと思います
(the 昭和の人間。。。でも真理だと思います。)

ぼくは独学で、しかも全然違う畑からこの仕事で独立したので
声がかかれば本当になんでもやっていました笑

それが功を奏したかどうかはわかりませんが
独立して約4年間、年収はサラリーマン時代の年収の2倍以上をキープしつつ年々売り上げも上がっています。

色んな仕事をして、色んな方と会話をし、人の輪と、知識の輪を広げていくことで、自分のできることがどんどん増えていきます。
ひとつひとつのお仕事を丁寧に情熱をもってやり遂げる事が、ビデオグラファーとして生きる上でとても大切な要素である気がします。

話がそれました笑
つぎにいきましょう。

🔽ぶっちゃけ儲かるの?

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すごくアバウトな言い方で心苦しいのですが
儲かっている人もいれば、ギリギリな生活をしている人もいます。

それはどういうワークスタイルをするかによって差がでます。

ビデオグラファーのワークスタイルは主に以下の3パターンです。

【ビデオグラファーのワークスタイル】
①広告代理店/プロダクションから仕事を請ける

②個人で営業してクライアントから直で仕事を請ける

③クラウドソーシングなどで仕事を探して請ける


広告代理店やプロダクションから請ける仕事は比較的マトモな金額の場合が多いです。
個人で営業して獲得する仕事はその人のネゴシエーションスキル次第。
結構まとまった金額で受注できる場合も多いですが、もちろんその逆もあります。
クラウドソーシング系は基本単価は安い印象です。
ただ、継続してお仕事をもらえる様になれば単価も上がる可能性もあります。

あとは編集だけを請けるのか、ディレクターとしてだけ請けるのか、企画から撮影編集まで全部やるのか、によっても単価は違います。

ビデオグラファーで年商1千万超えてる人はざらにいるし、その逆で全然稼げてないって人も多いのが現状です。

前者でも後者でも、金銭面の浮き沈みはとても激しい業界ではあります。


🔽ビデオグラファーって簡単になれるの?

なれます。
というか

「自分は今日からビデオグラファーや!!」
と名乗った瞬間から、あなたはもうビデオグラファーです。

資格もいらないし
カメラと編集環境さえあれば誰でもなれる
めちゃめちゃ難しいスキルが必要でもない
だから参入障壁としては全然高くないと思います。

その分たくさんのビデオグラファーや動画編集者、映像作家などがいるので、その中で戦っていくには、自分なりの旨味やセンスを持って仕事していかないと続かない仕事でもあります。
あと大事なのはコミュニケーション能力。
というか、これが一番大事な気がします。

あなたとまた一緒に仕事がしたい

そうクライアントやチームのメンバーに思ってもらえることが、次のお仕事につながります。


🔽ビデオグラファーって楽しいの?

大変だけど超楽しいです。
交渉やリサーチや撮影や編集や・・・・
たくさんタスクがあり、たまに頭がパンクしそうになりますが、その分色々な経験ができるし、いろんなスキルを磨くことができる

正直な話、急にいま海外に引っ越さないといけない状況になったとしても
自分のスキルで収益をつくり、生活できる自信が僕にはあります。

それくらい沢山の知識やスキルが身につく職業だと思います。

でも、フリーランスの場合、後ろ盾がないので
個人で仕事を請けている分、すべて自分の責任になります。
その点は「きつい」と感じる時もあるけど
好きな仕事だからね・・・・まぁあまり苦には感じないかな
というのが僕の独立して4年たった今の感想です。


🔽まとめ

ビデオグラファーという仕事はとても大変なお仕事ではあるけど
たくさんの知識と経験を積む事ができる、人生を豊かにしてくれる職業だと思います。
そして、一生懸命 自分磨きをすることができる人は稼げます笑

という感じで

今日はビデオグラファー って何なん?

という疑問を解説していきました!

このシリーズでは、ビデオグラファーに興味がある人たちに向けて、初心者でもわかりやすく順をおって「ビデオグラファーになる方法」を説明していく動画を作っていきますので、チャンネル登録宜しくお願いします!

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

ヨナハラタイチ

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