就活をリュックで乗り切った僕が、いま固めのビジネスバッグを買った理由
まずはこの写真をご覧いただきたい。
これは、今日、地元名古屋の百貨店で購入したビジネスバックであります。正確には、就職祝いとして母からプレゼントしてもらいました。
名古屋駅には、名鉄百貨店メンズ館というものがあり、そこの1Fにはたくさんの鞄が置いてあるのです。鞄にこだわりがある私からすれば、おそらく100種類を超えるであろうたくさんのビジネスバッグの展示から自分好みの一品を見つけることは素晴らしいの一言に尽きるのですが、今回の本題はそこにはありません。
今回購入したビジネスバッグが「ちょっと固め」のデザインであるということに大きな特徴があるのです。
何を隠そう、私は就活をリュックで乗り切ったくらいなのですから、このようなデザインを選んだことは、一緒に鞄売り場に行った母も少々驚いていました。
ちなみに、検討候補として最後まで残っていたものの一つに、タケオキクチのこちらのモデルがあります。
今回の鞄の選定基準は、手頃な価格帯に加え①マチが広く収納スペースが十分であること②パソコン保護ポケットがあること③それでいてスタイリッシュなデザインであること、などでした。
上にあるタケオキクチの鞄は、それをどれも満たしているのですが、最後の懸念点が「ビジネスバッグの形として、トート型は主流ではないのではないか」というものです。
最近のビジネスシーンでは服装の自由化が進み、スーツや鞄の形について昔ほどとやかく言われることは少なくなったことでしょう。しかし、もし営業配属になった場合は、企業の顔として形には正統さが求められると私は考えています。
誰かから注意されることがなかったとしても、見ている人は見ているものですし、何より他人より正統なビジネス・ファッションを身にまとっているということはそれだけで優越感があります。
ではなぜ、私は就活でリュックを使用したのかとツッコミが入れられそうですね(笑)。
私が就活で使用したのは、高校生のときに上野のマルイで運命的な出会いを果たして以来、愛用している下の写真のリュックです。
もちろん、屋内に入る際には、肩にかけるのをやめ、手に持ち直すなどのマナーは守った上で使用していましたが、就活でリュックというのは、今思うと少々チャレンジングだったなと思います(笑)。
しかし、新型コロナウイルスが流行する中、対面で面接やイベントがある企業はほとんどなく、それだけのために専用鞄を新調するのは違和感があったのです。
無礼を承知で言いますが、そもそも就活というのは、企業が私たちを判断するのと同時に、私たちが企業を判断する場でもあります。そのため、私はリュックを使用することで「服装だけで見た目を判断するような頭の固い会社を遠ざける」という裏目的もあったわけです。(※万人におすすめできることではありません。試すのであれば、あくまで自己責任でお試しください)
ところが、新卒社会人として入社した後となれば、話は変わります。内勤ならまだしも、営業配属になれば、私は完全に「判断される」側になるわけです。そのため、どんな業界のどんな会社からでも、たとえちょっとお堅い会社であっても、信頼して受け入れられるような型の必要性を感じたのです。
以上が私の鞄選びのプロセスと思考であり、私はこうしたことを考えることを楽しんで日々を過ごしています。普段は、面倒くさいのでこうしたことを文章にしたりしないのですが、今回は時間もありましたし、文章の練習にもなりますし、何より気が乗ったので書いてみました。
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