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就職活動で「親が賛成してくれない」

就職活動終盤に「親と就職活動に対する考え方が合わない」ということで悩む方がいます。就職活動以外でも誰かと意見が合わないという経験をしたいことはありませんか。サークルで考えがまとまらない。アルバイト先で先輩と衝突してしまう。など原因はちょっとしたことかもしれませんが、対立をしてしまうことで不快な思いをするのは残念ですね。就活で親と意見が合わないということも、決して嫌がらせをしようと思って反対されるわけではないことはわかっているはずです。しかし、どれだけ自分の考えや思いを伝えても噛み合わない事はあったりします。そんなとき、あなたならどうしますか。

意見が合わない、対立するというとき、私達は表面の現象を見て判断をしています。「相手が反対をしている」という事実は事実としてあります。では、なぜ反対をしているのでしょうか。相手の目線の先には何があるのでしょうか。ここで重要なことは、相手の気持ちになって考えてみることです。親は就職活動をする子供に対して、どんな思いで見守っているのでしょうか。「就職をして幸せになってほしい」「これから先、経済的にも自立をして自分の人生を生きてほしい」などほとんど場合は、応援をしてくれているのではないでしょうか。そして、就活をしているあなたも「就職をして幸せになりたい」「これから先、経済的にも自立して、自分の人生を輝かせたい」と同じことを考えているはずです。対立をしている場合、実は大切にしていることの中心点が同じということがあります。少しだけ見えていることが違うだけで、思っていることは同じなのです。

「私はこれから自立して、心配を掛けないような社会人になりたい。だから、一日でも早く一人前になるために、この仕事にチャレンジをしたいと思っている」このように相手が大切にしていることに寄り添ってみることをしてみませんか。なんでわかってくれないんだ!とぶつかっていても何も解決はしません。相手の立場に立って考えてみるというのはよく言われることですが、もう一段深く、相手の大切にしていることを考えて対話をしてみることがコミュニケーションの幅を広げます。共感をすること、相手の声を耳で聞くではなく、心で聴くことが大切です。家族だからこそ、互いに大切にしていることをわかっているがゆえに、意見が合わないということもありますが、社会に出ると、相手の気持ちに寄り添う機会は増えていきます。就職活動を通して、コミュニケーションの大切さを学ぶチャンスでもあります。すべての困難は機会に変えることができます。

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