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誰をバスに乗せるか

「ビジョナリー・カンパニー2」に出てくる有名な言葉。
「誰をバスに乗せるか」

仕事をしていると優れたビジネスモデルや良い商品とか重要なのはもちろんですが、誰と働くは最も重要な条件です。採用においてどの企業も誰をバスに乗せるのかを必死に考えています。学校のように、成績がいいから入れるというものとは、”ものさし”が異なります。


どんなバスかを知っているか

求職者の視点で、バスを覗いてみましょう。そもそもそのバスはどこに向かうかを知っているでしょうか。一本道であれば行き先は途中の停留所は想像がつきます。しかし、いくつものの道が交差し、短いスパンで曲がり道がある場合は、どこに行くバスかを知っておく必要があります。自分は大阪に行きたいんだと思っているのに、仙台行きのバスに乗るとだいぶ遠回りになります。もしかしたら、仙台から大阪に戻るために飛行機に乗らないと行けないかもしれません。時間もお金もかかります。行き先の見誤りはロスを生み出します。
また、そのバスは高速バスなのか、各駅停車のバスなのか、それとも貸切バスなのか。運行スタイルによって、成長のスピードも違ってきます。各駅停車のバスは高速に乗ることはありませんが、確実に地元に根ざして、長期的に愛される存在となります。


そもそもそのバスに入り口があるのか。

映画「となりのトトロ」のネコバスは口広げて乗ることができますが、普段は閉じたりしています。これと同じように多くのバスにおいて、閉じた状態が続いています。リファラルによって入り口が開くこともあります。乗りたいなというバスを見た時、「このバスに乗るには」ということを深く知ってみる必要があります。採用の視点で語られがちですが、乗せるバスの事も考えてみると実は奥が深いはずです。


初めてバス(乗り物の)に乗った時のことを覚えていますか?
ワクワクして、降りもしないに停車ボタンを押してみたり、大きな声で話をしてみたり。
とにかく初めての経験が嬉しかったはずです。しかし慣れてしまったり、日常の風景になった時に、めんどくさいとか、になっていたらせっかく乗っているバスの事も楽しめていません。

ジム・コリンズが乗せるバスの詳細まで想定しかはわかりませんが、バスを想像してみると意外と面白いですね。誰を乗せるかと考えると同意に、乗りたくなるバスになっているかも盲点にならないように考えておきたいです。


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