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自分の強みから始める

自分の「できないこと」や「できていなこと」はわかるのに、自分の「できること」「できていること」は言語化しにくいことがあります。例えば、一日を振り返った時に、「今日できなかったこと」はずっと心残りになって反省はしやすです。その反面、できたことは済んだこととして完結してしまっています。理想とのギャップは無意識に印象に残りやすいとも言えます。だからこそ、自分の「できること」に意識を向けてみます。

自分では当たり前だと思っていることが、他人にとっては当たり前ではないのです。例えば、初めて会う人に気軽に話しかけることができる人と、ある程度関係性がないと話すことも躊躇してしまう人とでは、自分の当たり前が違います。もし、初対面の人と話すことが苦手な人に、初対面でも全然気にしない人が、グイグイ話しかけても噛み合わないことがあります。その時、お互いにこの人はなんか合わないと思ってしまうことになります。相手に遠慮すればいいということでもありません。それぞれに個性があり、特性があるということを認識しておくことです。自分の強みを理解しつつ、相手の強みは何かも汲み取ることが大切です。

強みの見つけ方は様々ありますが、最も単純なものは自分にとってストレスが少ないものです。利き手で文字を書くときと、反対の手で書くときとでは、ストレスが違います。同じように自分の「利き」があります。できないことを理解し伸ばすことも大切ですが、「利き」を更に伸ばすことの方が楽しく取り組むことができます。陸上で長距離が得意な人、短距離が得意な人では筋肉の質が違うとも言われます。短距離が得意な人はより瞬発力を鍛えるためのトレーニングをしますし、長距離が得意な人は、より持続的に走ることができるようにトレーニングをします。強みを伸ばすための練習はもちろん楽ではありませんが、効果実感も得られやすいです。同じように、自分の強みとは何かを理解し、その強みを更に伸ばすことで、自分自身を成長させることができます。苦手を克服することを避けていいとは言いませんが、どこに優先順位を置くかだと思います。難易度が低く、効果の高いことから始めることは成果に繋がりやすいものです。

まずは、自分の強みから考えることです。できないことがあるからといって諦めないこと。必ず自分の強みを活かすことで可能性は広がっていきます。

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