始まりの終わり

今日、私はついにやってしまった。
なんと、鯛文庫の店舗を決めてしまったのだ。

現在、大分市竹町にある古着屋の一画を間借りして鯛文庫を営業している。
そのため、こんなに早く自分の店舗を決めるとはハッキリ言って思っていなかった。

今日決めた店舗は、1週間前たまたまネットで見た物件だ。
雰囲気がとてもよく、広さもいい感じだし、トイレも照明器具もおまけに倉庫までついている。

お店の裏は保育園?幼稚園?になっているため、昼間は子供の声が聞こえる。
私は子供の声が苦ではないし、むしろ子供の明るい声は平和の象徴だと思っている。

内見している時、ここで子供の声を聞きながら、色々な作業をしている自分の様子が浮かんできた。
よし!ここにしよう!と心の中では、ほぼ決めていたためその事を不動産屋に伝える。
すると「よく考えて下さいね」と言われてしまった。

そうだよ、自分!
お店をするんだからよく考えないと!と我に帰る。

内見から帰宅し、しばらく考える。
友達にも相談するが、結局決めるのは自分だ。
まぁ翌日不動産屋さんに借りる連絡をするのだが・・・。

実は店舗をもつ事は、大分市の個人書店2店舗の店主さんからオススメされなかった。
きっと2人とも本屋業界の厳しさやお店をもつ責任など色々な事を考えてオススメしなかったのだと思う。
あとはきっと2人の優しさだ。

優しいから本気でアドバイスしてくれたのだ。

しかし、私はアドバイスを蹴ってしまい、店舗を持つ事にした。
あんなに話を聞いてくれたのに申し訳ない。
明日謝りに行こう・・・。

店舗を持つ事で鯛文庫は失敗して終わるか、成功して継続できるかになった。
店舗を持つ事は始まりの終わりなのかもしれない。

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