雑談(ちょっと休憩)

久しぶりの投稿。お久しぶりです、そこら辺の大学生です。
最近思う大学のあり方について自由にまとめてみようと思う。

最近大学のゼミで大学の学費無償化についてディベートがあり、僕は無償化すべきだという立場で参加した。必至に無償化のメリットについてまとめようと毎週毎週図書館にこもって資料集めをしていた。その中で大量の論文や文献を見てふと思ったことがある。

調べた資料のなかにアメリカの教育制度についてまとめ、日本の教育制度と比較している論文があった。アメリカでは大学を完全にAdditionalの教育機関だと、もちろん大学に行ったほうがいい会社に就職できるし、いかなかった人より、多くの報酬をもらえるんだと。しかしながら、別に行くことは強制ではないと。
―ここまでは日本と一緒だなぁって思って読み進めました。


その後に、「大学は教育機関の中でも専門機関だから、大学で専攻したことが就職に直結するんだと」


日本では大学での専攻はあれどこれが就職に必ずしも直結することはないように思う。
確かに、工学系に行って技術者や、研究者になれば大学での学びが役に立つ。しかし、一般の大手不動産会社にでも行けばそれは役に立つかはわからない。そんな中、教職課程を取れば教師になれるし、司書課程を取れば司書になれる。でも、あえて資格だけ取って実際は公務員だったりする。

人によって夢がそれぞれ違うのは当たり前。これはアメリカ人だって、ヨーロッパ人だって日本人だって一緒だ。でも大学のことを活かせないのになぜん専攻しているのか。

僕は大学という最高教育機関としての威厳が損なわれ始めているのではないかと感じる気がする。
現役大学生として今は地域行政というとてもニッチな分野で様々な視点から地域活性化について学んできた。しかしこれが就活に活かせるかというと、分野によっては全く活かせないこともあるし、まだこの分野はニッチとはいえ、振興分野であるため、将来必要になるかもしれない。
これは大学で学ぶという行為が必ずしも自発的に学びたいと思って通うという医師ではなくなる可能性があるということじゃないかと感じてしまったのだ。
最近岸田総理大臣が大学の無償化措置を実行すると発表された。
明確にこんなことを学びたい!と思って、こんなことを研究したい!って思っている大学生に対して保証してあげるという考え方は素晴らしいし、そうするべきだと思う。
でも、その前に大学の専攻分野を活かせる社会形態を実現していくことも必要だと考えた。

そんなこんなで結局大学の価値がもうすこし上がれば、もっと世界からいろんな学生が来ると思うし、研究者だって増える気がすると思いました。

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