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【小説版】しぃのアトリエ

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AA長編板「しぃのアトリエ~モナーブルグの錬金術師」を題材とした小説作品です。
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2019年6月の記事一覧

ルーシィ・リヴィングストンの日常②

承前 「ルーシィーちゃん、次イチゴできるー?」 流し台を占拠していた洗い物の山を征服し終…

◆TAI2.kX92w
5年前
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マジカルメイド☆ホーンちゃん!〜或いはルーシィ・リヴィングストンの日常①

わたしホーン、17歳!とっても素敵なお店、Bar.タカラギコでメイドとして働く普通の女の子! …

◆TAI2.kX92w
5年前
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Who?Des Galateaの日常④

承前 「フー・ダシガラットという人物を、お探しだそうですね。」 声を掛けられたのは、BAR.…

◆TAI2.kX92w
5年前
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Who?ダシガラットの日常③

承前 「――謎の人物って言葉が、こんなに似合う人はそうはいませんよ。」 前にこの口上を述…

◆TAI2.kX92w
5年前
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フー?ダシガラットの日常②

承前 手入れの行き届いた花壇に揺れる大振りの花が閑静な住宅街に色を添える。芝生鮮やかな前…

◆TAI2.kX92w
5年前
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~目次~【小説版】しぃのアトリエ(完結)

穏やかな日常が廻る錬金術師達の街・モナーブルグで、「声を聴く少女」ルーシィは紛い物たちの…

◆TAI2.kX92w
5年前

ルーシィ・リヴィングストンの日常③

承前 モナーブルグの商業地区を東西に貫く通称「職人通り」を東へ。ニラ茶葉を店頭で値切る主婦の後ろを剣を佩いた隻眼の戦士が通り過ぎて、隣の鍛冶屋のドアを叩く。若いカップルがガラス工房の商品ディスプレイを覗きながら囁きあい、ボロ布で顔を隠した三人組が衣摺れも微かに薄暗い路地へと消える。街灯に手綱を繋がれた鞍を背負ったトカゲが主人の戻りを待ちかねてあくびをすると、そのまどろみを破るように、大きな犬の頭を持った馬が満載の荷車を引いて砂埃と騒音を巻き上げていく。 わたしは街に用事が

ルーシィ・リヴィングストンの日常④

承前 数階建ての建物が軒を連ね、旗や看板が競うようにしてひしめきあう職人通りの狭い空が、…

◆TAI2.kX92w
5年前
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ルーシィ・リヴィングストンの日常⑤

承前 「ん〜〜〜、25点!」 女の子の手作りケーキを3口で平らげ最初に発する言葉がそれ…

◆TAI2.kX92w
5年前
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ルーシィ・リヴィングストンの日常⑥

承前 「んぎゃっ……!!」 必死で悲鳴を押し殺す。恐怖に起因するものではない。平時であ…

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5年前
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ルーシィ・リヴィングストンの日常⑦

承前 「神様を信じてるかって?わたしが?ははは信じてるわけないじゃないですかぁ、そんなの…

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5年前
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ルーシィ・リヴィングストンの日常⑧(終)

*** ――おやおや、これは珍しい。 こんなところにお客さんとは…… こんにちは、素敵…

◆TAI2.kX92w
5年前
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フー・ダシガラットの日常

目次 それは巨大なキノコに見えた。 極めてぞんざいな外観。丸みを帯びたフォルムに濡れた…

◆TAI2.kX92w
5年前
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