リーマンショック
リーマンショックって皆さんご存知ですか?
聞いたことあるけど詳しくは分からないっていう方が多いんでは
ないでしょうか。
僕も投資を勉強する5年くらい前までは、聞いたことあるってだけでどんな事が起きたのかは知りませんでした。
投資をしている人ならば誰でも知っている?問題だったと思うので、なんとなくおさらいします。意外と内容知らない人がいると思います。
2008年9月15日 世界経済に大打撃を与える出来事が起こりました。
アメリカの大手投資銀行であった【リーマンブラザーズ】が経営破綻した
事により、結果世界経済をパニックに陥れてしまった大事件、それが
【リーマンショック】です。
リーマンブラザーズ
何?リーマン兄弟? そうです、ドイツにいたリーマンという3兄弟が
1850年にアメリカで起こした会社です。
元々は違う業種だったのですが、大きくなるにつれて金融業にも
進出してきました。そして金融業でも成功しアメリカの金融業界
で第4位の地位まで上りつめます。すごいですね、全米で4位という
事から、リーマンブラザーズが超名門投資銀行であったことがお分かり
頂けると思います。
なぜそんな大手銀行が破綻してしまったのか?
その背景には2007年まで続いていた住宅バブルを形作った
【サブプライムローン問題】がありました。
【サブプライムローン問題】
まず住宅ローンについてです。
住宅ローンを組む時、銀行がお金をかしてくれる人はきっとこんなかたでしょう
1一定の水準を超える収入がある人(金融機関によって水準はことなりますが)
2安定した収入を確保し続けられる人
基本的にこんな感じですよね。ではこの基準をクリアできる人はどんなひとでしょうか?
一定以上の収入があり、それが継続して得られる人=高額所得者です。
では低額所得者はローンは組めないのか?銀行は考えました。
出た答えは、低所得者に対して高い金利を付けてお金を貸し出す、というものでした。
ん?矛盾してないか?
これはどういうことかというと、高金利でお金を貸して、もし返せない人が現れても高金利を頑張って返した人がいれば、戻ってくる金額が多いので前者のマイナスをカバーできますよね。
この様に金融機関側がリスク管理を考えて、低所得者に対しての住宅ローンプランを作りました。
結果、低所得者も借金をして家を購入することができるようになります。
もう一つ、低所得者がローンを組みやすいのには理由があります。
それは、家を担保に借金し ローンを返済できなくなったら担保にした家をひきわたすだけで、それ以上の請求がないことです。
本来、ローンを支払えなくなった場合は、担保にしていた家や土地に加えて
それらではまかないきれない残りの費用もその後返済し続けないといけません。
しかしこのサブプライムローンはそうしたリスクもなく、いざとなったら家を返してアパートや借家に移り住めばいい。このような条件が消費者の住宅購買意欲をかきたてたんですね。
次へ続く…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?