関東大学リーグ戦1部　3試合を終えて　個人的BEST15【FW編】

PR シアレ・オトゥホウマ（東海大3年）
出場は2試合だが、十分なインパクトを残している。リーグ戦初出場初先発を果たした大東文化大戦では圧巻のスクラムの強さを披露し、チームの勝利に貢献。続く法政大戦では2トライをマークし、得点力もみせた。高校では主にバックローでプレーしており、走力も備える。
玉永仁一郎（流通経済大4年）、松山青（大東文化大4年）、笠巻晴太（東洋大3年）、春野星翔（日本大4年）らも安定したプレーぶりを発揮している。

HO 作田駿介（流通経済大4年）
安定したセットプレーと力強いボールキャリーてチームを支え、抜群の決定力を誇る。開幕戦でのハットトリックを含め、ここまでリーグ2位の5トライをマーク。1年時から公式戦に出場し、今季は副将としてもチームを牽引する。石川空悟（法政大4年）、小泉柊人（東洋大2年）、西林勇登（大東文化大4年）ら好選手が揃うなかでも、より凄みのあるパフォーマンスをみせている。

PR リサラ・フィナウ（大東文化大3年）
イジー・ソード（拓殖大4年）、吉村一将（流通経済大4年）、渡辺明志（法政大3年）、杉浦皓亮（東海大2年）ら有力選手が多数揃うなか、リサラ・フィナウを推したい。今季途中にNo8からPRに転向。凄まじいボールキャリーを連発し、好機の演出に寄与している。スクラムの強さも発揮し、高いワークレートもみせている。

LO 佐々木柚樹（大東文化大3年）
1年時から主力を担い、今季はU20日本代表でも活躍。開幕戦はNo8で先発したが、その後2試合はLOを務める。接点で体を張り、それをやり続ける走力に長ける。ラインアウトでも大きな存在感を放っている。
力強い推進力が光る八木崇太（立正大4年）、空中戦の強さと機動力に長ける神田康生（流通経済大4年）、ハードワークが持ち味の森山海宇オスティン（東洋大2年）、力強い働きをみせる細川幹太（法政大2年）ら有力選手ひしめく。

LO 竹部力（法政大4年）
重心の低いのランで抜群の推進力をみせる。ブレイクダウンと接点での働きも際立ち、チームに貢献する。1年時から主力を担い、今季はFWリーダーを務める。将来的にはPRへの転向も視野に入れている。
コンビを組むこともある渡部創太郎（法政大4年）も走力のある好選手。セットプレーだけでなく、フィールドプレーでも存在感を高めているジュアン・ウーストハイゼン（東洋大2年）も素晴らしい。ほか、中山竜太朗（東海大3年）、サムエル・オーウェン・ウォーターマン（拓殖大1年）、鈴木雄海（大東文化大4年）、ワイサレ・セレヴィ（日本大4年） ら注目すべき選手が多数。

FL タニエラ・ヴェア（東洋大4年）
強靭なフィジカルを武器に、絶大なコンタクトの強さで攻守に力を発揮する。今季はHOへ本格転向も想定されたが、主戦場のFLで出場を続けている。今季は主将としてもチームを牽引し、開幕3連勝に貢献。
パワー溢れるアフ・オフィナ（東海大4年）、縦の強さが魅力の篠澤輝（流通経済大4年）、献身性が光る山下武準（法政大4年）らも持ち味を発揮している。

FL ピエリッチ・シーバート（立正大4年）
コリジョンで強さを発揮し、常に前へ出る働きが光る。不要なプレーが玉に瑕だが、接点での存在感は絶大。昨季圧巻のパフォーマンスをみせたユアン・ウィルソン（立正大2年）が不在のなか、チームのバックローを牽引している。
力強いキャリーを連発する宮下晃毅（法政大2年）、総合力の高い薄田周希（東海大2年）、果敢なタックルが魅力の手島壮汰（大東文化大4年）、前進力のある原田季弥（流通経済大4年）らにも注目したい。

No8 ティシレリ・ロケティ（流通経済大2年）
エグすぎるボールキャリーで圧巻の存在感を放っている。ボールを持てば常に前へ出る働きで局面を好転させる。拓殖大戦でみせたロングランは脱帽だった。
力強いキャリーを連発し、攻守両面でチームを牽引する佐川奨茉（日本大4年）、今季主力に定着した大森光（東海大3年）、昨季は主にCTBを務めた高城喜一（法政大4年）らも高い出来を示している。