京都成章が接戦を制す!!
京都成章 10-7 京都工学院
(10大会連続16回目)
接戦を制した京都成章が花園出場を決めた。
京都成章は昨季の花園でも活躍し、チームのベスト4に貢献したFL小仲新(3年)、⻆谷銀次朗(3年)、CTB太田陸斗(3年)、WTB金内友希(3年)が中心となる。高校日本代表候補のPR林道成(3年)とLO寺田蓮(3年)も名を連ねる。1年生でスタートを担うFL近藤幹太(1年)とSO岡元聡志(1年)にも注目。
京都工学院は高校日本代表候補のPR畠拳龍(3年)、SH関太陽(3年)がチームの中心。昨季も主力を担ったNo8簡宏晟(3年)、CTB藤原佑人(3年)、FB正木空馬(3年)も中核をなす。また、熊本ラグビースクールでプレーし進学した1年生のSO杉山祐太朗(1年)にも注目。
FWの推進力をみせる京都工学院が序盤から押し込む。5分にSO杉山祐太朗(1年)がPGを狙うも決まらず。京都成章は9分に素晴らしい展開からインゴールに入るが、京都工学院がトライセーブでしのぐ。その後も京都成章が攻勢を掛けるも破れず。中盤での攻防が続くなか、22分に京都成章がPGを沈めて3点を先行。リードを許した京都工学院は27分に敵陣でのスクラムから前進してゴール前に迫ると、HO今井遼河(3年)の凄まじいキャリーからPR畠拳龍(3年)が持ち出して逆転のトライ。前半は3-7と京都工学院がリードで折り返す。後半も開始から一進一退の攻防が続き、膠着状態となる。京都工学院が押し気味に進めるが、京都成章がしのぐ。得点が動かないなか迎えた試合終盤、京都成章が得たペナルティキックがノータッチに。好機を逸したかに思えたが、それをチェイスしたFL小仲新(3年)がジャッカルを決める超ビッグプレー。そこから得たラインアウトから敵陣でフェイズを重ねて、最後は味方のサポートを得たSO岡元聡志(1年)が値千金の逆転トライを挙げた。終了間際、京都成章はFWでボールをキープし、逃げ切った。
昨年度の花園でベスト4に進出した京都成章は今年の選抜大会では1回戦で桐蔭学園に大敗。雪辱を期する花園での戦いに注目が集まる。