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KOBELCO CUP 2023 U17近畿が優勝

※7月30日にアメブロにアップしたものの、こちらにて再投稿しております。 

KOBELCO CUP 2023

将来のジャパンを目指す全国の強豪校を中心に選抜される「U17」の部。
予選リーグを1位通過したチームが集う決勝リーグ カップトーナメントを振り返る。

◯試合結果

U17関東 19-7 U17九州

関東は試合開始早々、ラインアウトモールからHO新井靖憲(深谷)が先制トライ。13分にはモールを押し込んだ後の展開から最後はCTB 齋藤航(國學院久我山)がトライを挙げ、前半は関東リード。後半にもSO小林祐貴(慶應義塾)の仕掛けから生まれた好機を継続して最後はSH後藤海斗(桐蔭学園)がサポートしてさらに差を広げるトライ。相手の素晴らしいディフェンスの前になかなか打開策を見出せない九州は試合終盤、CTB深田衣咲(東福岡)のゲインからNo8瓜生丈仁(小倉)が突破。結果的にゴール前でペナルティを得ると、LOトゥポウ・ランギ(東海大福岡)が押し込んで一矢報いた。

U17近畿 36-7 U17九州

試合開始早々に近畿はキックカウンターからWTB 飛峪龍馬(天理)が個人技で走り切って先制トライ。9分には敵陣でのターンオーバーからSH 川端隆馬(大阪桐蔭)の裏へのキックに反応したWTB広川陽翔(京都工学院)が抑えてトライ。さらにPGを追加した近畿は、直後に自陣からの展開を繋ぎ切って再びWTB広川がトライ。大きくリードして折り返す。後半も勢いをみせる近畿は8分に敵陣ゴール前スクラムからNo8駒井良(東海大大阪仰星)が持ち込んでトライを挙げると、さらにその後、CTB大久保幸汰(御所実業)が1トライを追加。厳しいゲーム展開でリードを許す九州は試合終盤にLO下田秩(長崎北陽台)がようやく1トライを返したが、敗戦。近畿の快勝となった。

U17近畿 15-14 U17関東

互いに九州に勝利して迎えた戦いは、激闘を制した近畿が優勝を勝ち取った。
近畿は前半7分、ゴール前スクラムからハーフ団でショートサイドをついてSO上田倭楓(大阪桐蔭)が先制トライ。関東は10分、FB古賀龍人(桐蔭学園)のビッグゲインから、サポートしたSH後藤快斗(桐蔭学園)→LO西野誠一朗(桐蔭学園)と渡ってトライ。キックも決まり逆転に成功する。それでも近畿は14分にSO上田がPGを決め、1点リードで折り返す。後半、近畿は4分に自陣から幅を使ったアタックで前進すると、最後はCTB名取凛之輔(大阪桐蔭)からSH川端隆馬(大阪桐蔭)に繋いで貴重なトライをマーク。その後、一進一退の攻防が続き、徐々に関東が押し込む。関東は試合終盤にFWでゴール前に迫ると、最後はSO小林祐貴(慶應義塾)が突っ込んでトライ。キックも決まり1点差に迫るが、近畿が逃げ切り、勝利をモノにした。

◯Pick up

U17近畿
WTB/CTB 飛峪龍馬(天理)

コース取りの上手いスピードあるランで個人で好機を生む。攻守に当たり負けないパワーも魅力。
天理では1年時からWTBでレギュラーを獲得し、花園に出場。花園では3回戦で無念の負傷交代となった。新チームではアウトサイドセンターを担う。サニックスワールドユースでは攻守に存在感。

No8 駒井良(東海大大阪仰星)
破壊力のあるキャリーが魅力で、チームに推進力をもたらす。レッドカードの影響で関東戦は欠場となったが、大会を通してインパクトを残した。
中学時代は大阪府中学校代表として全国ジュニアで活躍。仰星では花園での出場はなかったが、1年時から出場機会を確保。現在、No8で主力を担っている。5月の府総体では3位。来たる花園予選では総体予選リーグで下した、選抜ベスト4の常翔学園と同じ地区に入った。

U17関東
SO 小林祐貴(慶應義塾)

効果的なキックと高水準のパスセンスに加え、なんといっても巧みなランスキルが秀逸。自ら局面を打開できる能力を持つ。今大会ではハイボールキャッチや体の強さもみせた。
中学時代は全国ジュニアで大会優秀選手に選出。慶應では1年時から出場機会を確保。今年5月のサニックスワールドユースでは高パフォーマンスで大きなインパクトを残した。

FB 古賀龍人(桐蔭学園)
体の強さとスピードを併せもつ万能なバックスリー。一人で好機を生み出せるラン能力が魅力で決定力も高い。カウンターでも脅威を与える。
中学時代は全国ジュニアで大会優秀選手に選出。桐蔭学園では今季主力に定着し、選抜大会で優勝に貢献。全国セブンズでも存在感を示した。

U17九州
No8 瓜生丈仁(小倉)

スピードとパワーを備える突破が魅力。
中学時代は福岡県代表として全国ジュニアに活躍。昨年度TIDキャンプに参加。2年続けてセブンズユースアカデミー(テスト生)に選出されている。兄は明治大でプレーする丈道(明治大1年)。父は小倉から筑波大に行き、九州電力で活躍した丈治氏。叔父は小倉から慶大に行き、サントリーなどでプレーした靖治氏。

WTB 森洸志郎(福岡)
スピードにのった前進力のあるランと思い切りのよいタックルが魅力。
中学時代は全国ジュニアで大会優秀選手に選出。セブンズユースアカデミー(テスト生)には3年連続で選ばれている。好選手輩出する福岡が誇る超逸材で、チームではFBやCTBも務め、万能なスキルを発揮する。

◯選出メンバー

【U17近畿】
PR 竹内喜心(天理)
PR 池内継一郎(天理)
PR 上杉悠太(天王寺)
HO 本多守人(御所実業)
HO/PR長船銀次(御所実業)
LO 服部凰真(御所実業)
LO 百武聖仁(東海大大阪仰星)
LO 安田快史(関大北陽)
LO 黒木新夢(御所実業)
FL 前川竜之介(大阪桐蔭)
FL/No8 内田旬(天理)
No8 駒井良(東海大大阪仰星)
SH 川端隆馬(大阪桐蔭)
SH 森安優裕(御所実業)
SO 上田倭楓(大阪桐蔭)
SO/CTB 大久保幸汰(御所実業)
CTB 吉田琉生(東海大大阪仰星)
CTB/WTB 飛峪龍馬(天理)
CTB 名取凛之輔(大阪桐蔭)
WTB 篠田武志(御所実業)
WTB 広川陽翔(京都工学院)
FB 山崎祥永(天理)

【U17関東】
PR 牧田玲大(國學院栃木)
PR 和田翔太(茗溪学園)
PR 土屋裕資(國學院久我山)
HO 新井靖憲(深谷)
HO/PR 笠井太志(國學院久我山)
LO 森将太郎(國學院久我山)
LO 西野誠一朗(桐蔭学園)
FL 新里堅志(桐蔭学園)
FL 中西康介(桐蔭学園)
FL/No8 申驥世(桐蔭学園)
No8/FL/LO 野口健(流経大柏)
No8/PR 佐野零樹(東海大相模)
SH 後藤快斗(桐蔭学園)
SH 初鹿野樹(日川)
SO/CTB 神尾樹凛(國學院栃木)
SO/FB 小林祐貴(慶應義塾)
CTB 山口海晴(茗溪学園)
CTB/SO 齋藤航(國學院久我山)
WTB 中山拓哉(流経大柏)
WTB 草薙拓海(桐蔭学園)
WTB 永沢拓夢(國學院栃木)
WTB/FB 古賀龍人(桐蔭学園)

【U17九州】
PR 真鍋二郎(佐賀工業)
PR 平山風希(大分東明)
PR 本山佳龍(長崎南山)
HO 沢田隆盛(東福岡)
HO 松崎颯太(小倉)
LO/PR 田﨑凛太郎(長崎北陽台)
LO/No8 下田秩(長崎北陽台)
FL/LO トゥポウランギ(東海大福岡)
FL 梁瀬将斗(東福岡)
FL 尾形仁(大分東明)
No8 瓜生丈仁(小倉)
No8/LO 糸山結大(筑紫)
SH 岩田大司(佐賀工業)
SH 中嶋優成(東福岡)
SO 黒坂薫平(東福岡)
CTB 梁瀬拓斗(東福岡)
CTB 中田悠太(長崎北陽台)
CTB/WTB 深田衣咲(東福岡)
CTB/FB 川口慧大(大分東明)
WTB 内田慎之甫(佐賀工業)
WTB/FB 森洸志郎(福岡)
FB 川原悠悟(佐賀工業)

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