見出し画像

激闘の決勝戦は引き分け!抽選の結果、長崎南山が花園へ!!

長崎南山 26-26 長崎北陽台
※抽選の結果、長崎南山が花園へ
(3大会ぶり7回目)

互いに譲らない決勝は両校優勝という結果に。抽選の結果、長崎南山が3大会ぶり7回目の花園出場を決めた。

長崎南山はゲームキャプテンを担うSH山下蓮(3年)、FWの中心であるPR谷口雅哉(3年)がチームを牽引する。高校日本代表候補のCTB/FB後藤祭(3年)は欠場。また、破壊力 のあるU17日本代表のPR本山佳龍(2年)、決定力の高いWTB山下悠希(2年)を中心に2年生が半数を越え中核をなす。

長崎北陽台はPR齊藤剛希(3年)主将がチームをまとめ、昨年度の花園で活躍したNo8久保太進(3年)が中心となる。SH山根颯太(3年)はリザーブからの登場。また、昨季1年生ながら主力に定着したU17日本代表のLO田﨑凛太郎(2年)、LO下田秩(2年)、CTB新垣勇人(2年)が中核をなし、田﨑、下田とともにU17九州に選出されたCTB中田悠太(2年)など好選手が揃う2年生陣が並ぶ。そして、1年生のFL山口貴生(1年)、WTB梁瀬爽太(1年)、FB白丸暖人(1年)も名を連ねた。

試合開始早々から押し込む長崎北陽台は3分、ラインアウトモールが止まったところから順目にフェイズを重ねて最後はLO下田秩(2年)が走り込んで先制トライ。さらに7分にはFWと BKが一体となった連続アタックで敵陣に迫るとLO下田秩(2年)が抜けてインゴール手前へ、最後はFL森下大翔(3年)が飛び込んでトライを追加。14点を先行された長崎南山は14分、敵陣でのラインアウトからFWを当てて前進すると、SO土橋尤馬(3年)が巧みな仕掛けでブレイク、最後はPR本山佳龍(2年)が力強く走り込んでトライを返す。それでも長崎北陽台は21分、自陣からつないで敵陣深くに進むと、ゴール前でラックからモールを組んで押し込みHO園田拓也(2年)がトライを挙げると、23分には敵陣10mライン付近のスクラムからBKへ展開し、FB白丸暖人(1年)が走り切ってトライ。19点差にリードを広げる。追いかける長崎南山は26分、幅を使ったアタックで敵陣に入ると、WTB山下悠希(2年)がエッジをスピードあるランでゲインし、オフロードでFL小川獅文(2年)につなぎそのままトライ。前半は12-26と長崎北陽台がリードで折り返す。後半、14点を追いかける長崎南山は3分、中央付近のスクラムから持ち出したSH山下蓮(3年)が抜け出し、パスを受けたWTB山下悠希(2年)が走り切ってトライ。さらに9分には、敵陣22m内スクラムから違いをみせるWTB山下悠希(2年)とPR本山佳龍(2年)を当ててインゴール手前に進むと、SH山下蓮(3年)がダミーから飛び込んでトライ。GKも決まり、長崎南山が同点に追いつく。追いつかれた長崎北陽台は13分頃、敵陣でフェイズを重ねるが好機を迎えられず。逆に15分には長崎南山が敵陣に入るもノックオンに終わる。18分、20分には長崎北陽台が敵陣でラインアウトを得るが、連続でノットストレート。直後には長崎南山がアタックするも、スローフォワード。その後、互いに突破口を探るが決め手を欠く。29分には長崎南山がようやく敵陣22m内に入るが、ここは長崎北陽台がCTB新垣勇人(2年)の好タックルでしのぐ。長崎北陽台は終了間際に敵陣22m付近のスクラムを得るが、ノックオンで機を逸する。試合はそのまま終了し、引き分け。激闘の長崎県決勝は両校優勝という結果に終わった。

長崎南山は新人戦、総体、セブンズで県を制し、3冠でのぞんだ花園予選決勝。前半リードを許したが後半に追いつき引き分けに持ち込んだ。花園はオータムチャレンジを勝ち上がり出場した第100回大会以来3大会ぶり。

長崎北陽台は昨年度まで花園に5大会連続で出場し、3大会連続でベスト8に進出していた。昨年の主力が多く卒業し、新人戦、総体、セブンズでは長崎南山に惜敗し、今季は県内無冠。それでも、2月の全九州大会ではBパートにて3位に入り、選抜大会に出場。選抜ではタレント揃う茗溪学園に接戦を繰り広げた。また、6月の全九州大会では2位ブロックにて優勝を果たした。着実に力をつけ、のぞんだ花園予選決勝は序盤から勢いのあるアタックでリードを奪ったが、後半に追いつかれた。優勝という結果を得たが、抽選の末、花園出場を逃した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?