東海大大阪仰星が強豪対決を制す!
東海大大阪仰星 27-17 常翔学園
(5大会連続23回目)
注目の一戦を制した東海大大阪仰星が花園へ。
両校ともにタレント揃う陣容。
東海大大阪仰星はFL和田寛大(3年)がチームを牽引。加えて、FWはPR黒塚晃希(3年)、U17日本代表のFL駒井良(2年)が中核となる。HO市川翔太(3年)も好選手。 BKは、昨季の花園でも活躍した阪井優晃(3年)がSOに入り、CTB金子健伸(3年)も健在。1年時から存在感を発揮するU17日本代表の吉田琉生(2年)はWTBに入った。昨年にU17ユーストレセンメンバーに選出された村岡龍空(3年)も名を連ねた。
常翔学園はFL岩本有伸(3年)をはじめ、No8井本章介(2年)やSO神田丈英(3年)ら高校日本代表候補5選手が名を連ねた。また、前チームから主力のFB山本啓太(3年)や1年生ながらスタートを担うSH井上将悟(1年)にも注目。FL上野昴輝(3年)とCTB為房幸之介(3年)は欠場となった。
序盤は互いにミスもあり、膠着状態となる。13分、仰星は相手の展開ミスを拾ったCTB金子健伸(3年)がそのまま走り切って先制トライ。直後に常翔学園は16分、ラインアウトモールからFL岩本有伸(3年)が抑えてトライを挙げ同点に。追いつかれた仰星は敵陣でのスクラムからフェイズを重ねて最後はFL駒井良(2年)が凄まじいキャリーでトライを挙げ勝ち越し。21分には常翔学園が敵陣ゴール前に攻め込むも、仰星がしのぐ。前半は仰星が12-5とリードで折り返す。後半、追いかける常翔学園は開始早々にラインアウトモールからLO河野成輝(3年)が抜け出してトライ。2点差となるも、仰星は直後にWTB吉田琉生(2年)のターンオーバーからCTB金子健伸(3年)がトライを奪うと、10分には連続アタックで迫り、最後はSO阪井優晃(3年)のキックからPR黒塚晃希(3年)が貴重なトライ。リードを広げられた常翔学園は攻勢に出ると20分、ラインアウトモールからHO矢富蓮(2年)がトライ。7点差となるが、24分に仰星がPGを沈め、そのままリードを守り切った。仰星はハーフ団がゲームメイクに加え、ディフェンスでも大きく貢献。試合巧者ぶりを発揮した仰星が花園出場を勝ち取った。選抜ベスト4の常翔学園は出場ならず。
仰星は今季、新人戦で大阪朝高に敗れ、近畿大会出場を逃した。春の県総体では常翔学園、大阪朝高を下し、3位に入って花園予選でのシードを獲得。常翔学園が同地区となったが見事に勝利を収めた。
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