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2024年度 高校日本代表候補【BK】

【SH】

選抜大会、サニックスの2冠を達成した川端隆馬(大阪桐蔭3)が世代をリードする。昨季より主力を担い、花園ベスト4に貢献。U17日本代表でもプレーした。テンポのいい球出しと仕掛けランが魅力で、サポートプレーもよく決定力もある。接点でも働く。
上田倭楓と形成するハーフ団は世代屈指。

昨季、川端とともにU17日本代表に選出された後藤快斗(桐蔭学園3)は今季より主力に定着し、選抜大会ベスト4、サニックス準優勝。昨季はリザーブからの登場でチームを支えた。鋭い球出しと安定したコントロールが武器。精度の高いキックも必見。

下井田雄斗(國學院栃木3)は今季より9番に定着。関東新人大会では桐蔭学園を撃破、選抜大会ではベスト4に進出した。アタックセンスに溢れ、状況判断がいい。数々の好機に顔を出す。

充実の面々を司る森安優裕(御所実業3)はチームで徳重隼としのぎを削る。昨季より主戦を担い、U17近畿でもプレー。今季は選抜大会では後半開始からの登場でベスト8に貢献。サニックスでは全試合で9番を背負った。安定した働きぶりで、好機への嗅覚がいい。

岩田大司(佐賀工業3)は昨季途中出場にて選抜大会、花園を経験。U17九州でも活躍した。今季より主力に定着し、選抜大会は1回戦敗退に終わった。好機を創出する的確なパスに加え、WTBの経験もあるラン能力が持ち味。

2年時より主力を担う初鹿野樹(日川3)はU17関東でもプレー。昨季は山梨学院に敗れ、花園出場を逃した。効果的なキックとスペースを突く働きが魅力。

遠藤陽紀(黒沢尻工業3)は1年時から9番を背負い、U17東北にも2年続けて選出。昨季は選抜大会、花園を経験した。アジリティが高く、状況判断に優れる。

今季より主力に定着した奈良夏(京都成章3)は選抜大会では2回戦で國學院栃木に惜敗。鋭く仕掛ける動きでアタックを牽引する。

【SO】

選抜大会、サニックスの2冠の原動力となった上田倭楓(大阪桐蔭3)は高校ラグビー界屈指の司令塔。1年時から10番を背負い、花園では一昨季にベスト8、昨季はベスト4。高校ラグビー界をリードするチームでタクトを振るう。
的確なパス、高精度のキックを活かした優れたコントロールでゲームをドミネイトする。仕掛けるランも向上し、好機を生む。

原田崇良(石見智翠館3)は入学早々から出場機会を掴み、1年時から主力を担う。1、2年時の花園は3回戦敗退も、先の選抜大会では準優勝を達成した。スキルが高く、局面に応じた適切なプレー選択が光る。福岡から入学。

2年時からチームの司令塔を担う神尾樹凛(國學院栃木3)は今季関東新人大会で桐蔭学園を破り、選抜大会では2年連続となるベスト4に進出。判断の優れたパス、キックで的確なゲームコントロールをみせ、好機への嗅覚もいい。

長濱堅(東海大相模3)は1年時から花園で先発を果たすなど実力を発揮。2年時より不動の主力となり、今季はチームを選抜大会ベスト8に導いた。飛距離の出るロングキックは必見。スキルフルで、ランニングも魅力。

昨季U17日本代表に選出された吉田琉生(東海大大阪仰星3)は1年時から出場を機会を確保。昨季の花園ではリザーブからの登場でチームに貢献し、ベスト8。身体能力の高さとスピードを備え、万能なスキルを武器に今季は10番を背負う。秋田から入学。

吉田と同じくU17日本代表でプレーした小林祐貴(慶應義塾3)は仕掛けランが最大の魅力。2年時に参戦したサニックスワールドユースではラインブレイクを連発し、相手の脅威となり続けた。キック、パスも非凡。全国ジュニア大会優秀選手に選出されるなど中学時代から名を馳せ、高校から慶應に入学した。

朝野楽(常翔学園3)は今季主力に定着し、近畿大会ではSO、選抜大会ではFBでプレーした。判断のいいキックと鋭いランが持ち味でオールラウンドな能力を備える。

【CTB】

選抜大会、サニックスを制し、高校ラグビー界の先頭を走るチームの主将、名取凛之輔(大阪桐蔭3)。1年時から主力を務め、花園では1年時にベスト8、2年時にベスト4。昨季はU17日本代表や国体でもプレーした。
攻守に体を張り続け、ワークレートが高い。要所のタックルやジャッカルを武器にディフェンスで流れを変えられる選手。推進力のある突破も良く、スキルも高い。

選抜大会ベスト4、サニックス準優勝の桐蔭学園の両CTB、徳山凌聖(桐蔭学園3)松本桂太(桐蔭学園3)はともに今季より主力に定着。徳山はSOにも適性があるスキルの高さに加え、スピードのある突破やタックルの強さも魅力。松本は巧みなステップと体の強さでタックルを外しながら前進する力に優れる。

今季主力に定着した若山遙斗(御所実業3)はその鋭い突破力が最大の魅力。先の選抜大会では抜群の出来でベスト8進出に貢献した。
総合力の高い大久保幸汰(御所実業3)は1年時から主力を務める。昨季はU17近畿や国体でもプレー。今季はリーダー格でチームの中心を担うが怪我の影響で、先の選抜大会やサニックスを欠場した。

2年時から出場機会を得る深田衣咲(東福岡3)は昨季の花園決勝ではチームで唯一2年生で先発。昨季はU17日本代表にも選出された。先の選抜大会ではまさかの1回戦敗退。チームでは主にFBでプレーする。卓越したランを生かした突破が魅力で、決定力もある。ディフェンスもいい。

茗溪学園からも両CTBが選出。主将を担う菊川逞(茗溪学園3)は今季主力に定着。先の選抜大会では2回戦で敗退した。状況判断がよく、決定機への嗅覚がいいプレーメーカー。兄は菊川迪(早稲田大1年)。
昨季より主力を担う山口海晴(茗溪学園3)はU17日本代表でもプレー。花園ではベスト8進出に貢献した。力強い突破が魅力で、オフロードも上手い。攻守の中心として働く。

抜群のスピードとランスキルを誇る小野晏瑚(城東3)は1年時から主力を担い、花園に出場。昨季はU17日本代表やセブンズユースアカデミーにも選出された。今季は主将を担い、先の選抜大会でもキレキレのプレーぶりを披露した。

飛峪龍馬(天理3)は1年時からレギュラーを掴み、花園に出場するも脳震盪のため途中離脱。2年時にはU17近畿に選出され、花園では3回戦に進出した。先の選抜大会では2回戦で敗退。攻守に力強さがあり、局面を打開するランに加え、低く刺さるタックルも魅力。

齋藤航(國學院久我山3)は1年時から出場機会を掴み、花園では3回戦進出に貢献。2年時にはU17関東でもプレー、花園は予選決勝にて目黒学院に惜敗し、出場を逃した。今季は主将を務め、先の選抜大会では1回戦で優勝した大阪桐蔭に敗れた。効果的なキックとパスから生み出すゲームコントロールが的確で、嗅覚もいい。

中田悠太(長崎北陽台3)は中学時代はFWだったが高校でBKに転向。2年時から主力に定着し、U17九州でもプレーした。昨季の花園は抽選の末、出場を逃した。先の選抜大会では1回戦で桐蔭学園に敗戦。コンタクトが強く、相手の防御網を破る迫力ある突破が魅力。

1年時から主力を担う井手晴太(成城学園3)は推薦枠にて先の選抜大会に初出場を果たした。花園予選は2年連続で決勝にて敗れている。強さとスピードを生かした突破に加え、的確なパスやキックも非凡。

今季主力に定着した園田攻晴(常翔学園3)は突破力が魅力で、好ブレイクを連発する。先の選抜大会では2回戦で東海大相模に敗れた。

山口滉太郎(早稲田実業3)は1年時から主力として活躍し、昨季は花園に出場。今季は主将を務める。突破力があり、タックルも強い。パスやキックのスキルも高い。福岡から進学。

2年生ながら選出となった東佑太(東海大大阪仰星2)は1年時から出場機会を確保。昨季の花園準々決勝にて途中出場で2トライを挙げたのが印象的。先の選抜大会では2回戦で敗れた。鋭い突破と思い切りのいいタックルが魅力。

【WTB】

昨季の花園で大活躍した内田慎之甫(佐賀工業3)は50m5.9秒の脅威的なスピードと抜群の決定力を誇る世代屈指のランナー。
昨季途中から主戦となると、花園では準決勝のハットトリックを含む9トライを挙げる圧巻のパフォーマンスを披露。昨季はU17九州や国体でもプレーした。今季はFBでプレーし、ディフェンスでもみせる。

選抜大会準優勝の石見智翠館からは久住誓蓮(石見智翠館3)近藤漣汰(石見智翠館3)が名を連ねる。ともに昨季の花園を経験している。久住は鋭く巧みなランでラインブレイクや好ゲインを連発する。近藤は相手を振り切る力強いランを武器に決定力が光る。チームには好選手の久富洋希(3年)がおり、激しい争いにも注目。

恩田暖(東海大相模3)は1年時から主力を担い、花園に出場。昨季はセブンズユースアカデミーに参加し、U18男子SDSフィジー遠征メンバー入りも果たした。今季は選抜大会にてチーム史上初のベスト8進出に貢献。サニックスでも存在感を示した。内に外に巧みなステップで違いを生み出せるランは一人で局面を打開できる。

山添仁琴(大阪桐蔭3)は2年時から花園を経験し、準決勝では先発出場を果たした。先の選抜大会では決勝は欠場したものの、準決勝まで3トライを挙げる活躍ぶりでチームに貢献した。強靭なフィジカルを活かした力強いランが魅力で、倒れない前進で勢いをもたらす。
竹之下誠仁(大阪桐蔭3)はチームでスタート定着には至っていないものの、サイズとスピードを備えるダイナミックなプレーぶりで存在感を放つ。今季の選抜大会は1試合の先発を含む全試合に出場。決勝にて途中出場し挙げた2トライは圧巻だった。

タウファテビタ悦幸(報徳学園3)は2年時より主力を担い、強力バックスリーの一員として選抜大会、花園で活躍。今季は2月の近畿大会で1回戦にて東海大大阪仰星に敗れ、選抜大会出場はならなかった。鋭いランニングに加え、ハイボールキャッチとロングキックが持ち味。

昨季U17日本代表に選出された広川陽翔(京都工学院3)は今季主将を担う。選抜大会の出場を逃したものの、5月の総体にて京都成章に大勝するなど花園出場へ期待がかかる。相手を置き去りにする巧みなランと決定力が光る。

大野陽世(茗溪学園3)は今季主力に定着し、先の選抜大会に出場。スピードを活かした鋭く切り込むランと正確なプレースキックが持ち味。

昨季Bigman&Fastman Campに参加した抜群のスピードを誇る白石呂偉(中標津3)も選出。

【FB】

昨季選抜大会と花園の2冠に貢献した古賀龍人(桐蔭学園3)は、主戦場をFBに移した今季は選抜大会でベスト4、サニックスでは準優勝を達成。昨季はU17日本代表にも選出された。体幹が強く、スピードのあるランで相手を抜き去り、抜群の決定力を誇る。ロングキックやディフェンスも魅力で総合力の高い世代を代表する選手。

2年時から主力を担う永沢拓夢(國學院栃木3)は先の選抜大会では2年連続でのベスト4に貢献。昨季はU17関東や国体でもプレーした。今季は主戦場をWTBからFBに移す。鋭いランニングからなすラインブレイクが光り、突破力がある。

昨季12番として花園ベスト8に貢献した向井悠統(東海大大阪仰星3)は今季FBを務める。先の選抜大会では2回戦で桐蔭学園に敗れた。切り込むランに加え、精度の高いキックが持ち味。安定したプレーと的確な状況判断が光る。

安田心平(秋田工業3)は2年時から主力に定着し、選抜大会、花園に出場。U17東北でもプレーした。今季の選抜大会は1回戦にて常翔学園に大敗。サイズとスピードを活かしたダイナミックなランが魅力。

フィジーからの留学生、ナボリシラトゥテビタトゥイカウカウ(開志国際3)は1年時から出場機会を掴み、花園では2試合に先発。今季は北信越新人大会で日本航空石川に惜敗し、選抜大会出場を逃した。フィジカルとスピードを備える爆発的なランが光る。

先の選抜大会に推薦枠にて初出場を果たした仲西祐太(成城学園3)は1年時から主力を担い、持ち前の能力でチームのランニングラグビーを支える。花園予選は1、2年時ともに決勝で敗退。昨季はBigman&Fastman Campにも参加した。力強く、スピードのあるランが最大の持ち味で、相手ディフェンスを突破する。

今季主将として同校7大会ぶりの選抜大会出場を実現した説田万次郎(西陵3)。代表決定戦では登録16人で逆転勝利。昨季はU17東海で中軸を担い、KOBELCO CUPでは大会優秀選手に選出された。各スキルが高い万能BK。鋭い動きで好機を伺い、チームではSOを担う。

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