見出し画像

高川学園が大勝で初の花園へ!!

高川学園 57-14 大津緑洋
(初出場)

高川学園が大勝し、初の花園出場を決めた。

高川学園は高校日本代表候補のFB大嶋柚楽(3年)主将がチームの中心。FWはトンガ人留学生のシオネ・マヘ(3年)、チーム最長身の189cm藤沢大輝(3年)の両LOが強力で、HO久米優利(3年)、FL大庭蓮(2年)、BKから転向したPR稲田秀斗(3年)が中核をなす。BKは抜群のスピードを誇るWTB野村映登(3年)に注目で、SH豊廣匠成(3年)、SO林香凛(2年)、CTB山口健志(2年)と昨年からの主力が並ぶ。また、期待の1年生CTB大嶋惺楽(1年)も名を連ねた。

大津緑洋は昨季の主力が多く抜けるなか、CTB磯野新(3年)主将がチームをまとめる。FWはNo8小笠原亜門(3年)が攻守に気を吐き、中心をなす。BKは1年時からレギュラーで2年連続で花園に出場したSO八尋柊(3年)が核となる。

4連覇を狙う大津緑洋と初優勝を目論む高川学園の対戦。大津緑洋は2分、PGを狙うも外れて先制ならず。高川学園は5分、ターンオーバーからSH豊廣匠成(3年)が裏へキック、快速を飛ばして追いついたWTB野村映登(3年)がトライを挙げ先制。先制を許した大津緑洋はフェイズを重ねて攻めるが高川学園の統率されたディフェンスに苦しむ。膠着状態が続くなか、高川学園は20分、敵陣深くのラインアウトから近場でフェイズを重ねて最後はNo8千々松虹輝(3年)がトライ。24分には中盤からWTB野村映登(3年)が個人技で突破するが、ここは大津緑洋が防ぐ。それでも、高川学園は25分、敵陣ゴール前でのターンオーバーから大きく外に降ってLOシオネ・マヘ(3年)がトライ。19点を追いかける大津緑洋は終了間際、敵陣深くに入ると、SO八尋柊(3年)の裏キックに反応したCTB磯野新(3年)がトライ。前半は19-7と高川学園のリードで折り返す。後半、高川学園は開始早々、キックカウンターから連続アタックをみせてトライを奪うと、6分にはPKの速攻からFB大嶋柚楽(3年)が仕掛けてHO久米優利(3年)がトライ。9分にも自陣からオフロードでボールをつないで最後はSO林香凛(2年)がスペースを突いてトライを挙げると、13分には中盤でブレイクしたWTB野村映登(3年)がそのまま走り切ってトライ。さらに高川学園は16分、22分にもトライを重ねて大きく差を広げる。大津緑洋は終了間際にPR上野太暉(3年)が一矢報いるトライを挙げた。9トライをマークし、大勝した高川学園が初優勝で初の花園出場を決めた。

高川学園は今季、新人戦で大津緑洋に74-3と大勝し初優勝。2月の中国大会では尾道に肉薄し、実行委員会推薦枠にて選抜大会に初出場を果たした。選抜では秋田工業に勝利。4月の春季大会でも優勝を遂げ、5月の中国大会では倉敷を破った。中学部から強化に取り組み、着実に結果へと繋げてきたチームは、花園初出場を実現した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?