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アウトオブ眼中と言ってしまった

そのとき、わたしは死語の世界に沈んだ。

それは、オンラインで仕事の打ち合わせをしているときだった。
わたしは、「そのアイテムはアウトオブ眼中だったよー」と、なんの衒いもなく口にしてしまったのだ、とてつもない昭和死語を。
40代後半以降の人は、「わー、久しぶりに聞いた」と軽くウケたフリをしてくれたが、他の人々は無言であった。
知らないから。そんな言葉。
ここ10年くらいでいちばん恥ずかしかったー!
わざとではなく、ごく自然に口から出たことは否めなく、
それが余計に恥ずかしい。
こういう、おじさんのダジャレに通じるような昭和ワードは極力排除してきたのにー。まさに魔が差したとしか言いようがない。
「昭和の言葉だよねー、ハハハハ」と薄ら笑いを浮かべつつ「えっと、それで」と話を逸らす。そんな自分が情けない。別に、若ぶって「マジやばいっすよね」と言いたいわけではない。年相応の言葉遣いは大切である。が、しかし、アウトオブ眼中はダメだわー。
以前、「ギャフンと言わせたいよね」と言った人がいて、わ〜、これはまずいのではと思ったことがある。が、それを軽く超えている!

下着のパンツはなんと言う?

容姿の経年劣化も悲しいが、
言葉の経年劣化も悲しい。
言葉は常にアップデートしていかないとと感じているのだが、時々わからないことがある。
パンツは今ではズボンのことだが、下着のパンツは何て言えばいい?
わたしはパンティとは口が裂けても言いたくないので、いつも、「下着のパンツ」と「下着の」とつけるのだが、いちいちめんどくさい。いったいどうすればいいのだろう。
これは、ずっと悩んでいる。
誰か、正解を教えてください。


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