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ピグマリオン効果 #66

「ピグマリオン効果」と呼ばれるものがあります。言わば、

信頼すれば、相手も信頼する

というもので、

他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のこと

を言います。

アメリカの心理学者ローゼンタールが、教師からの期待があるかないかによって生徒の学習成績が左右されるという実験結果を報告したことが始まりのようです。

ピグマリオン効果は、

教師期待効果
ローゼンタール効果

とも呼ばれています。

また逆に、周囲から期待されていない人物の成績や成果が平均値を下回る現象もあり、

負のピグマリオン効果
ゴーレム効果

と言うそうです。

しかしこの「ピグマリオン効果」には、

実証されておらず再現性がない
教師や指導的立場にある人物の心構えの概念と考えるべき

といった意見もあるようです。

個人的には、「信頼すれば、相手もこちらを信頼する」「期待を掛ければ、相手はそれに応えようと努力する」という考え方は、経験則に照らしても一定の説得力はあるように思います。

自分自身が相手の立場からならそうするだろうし、逆に「信頼されていない」「期待されてない」と感じれば、パフォーマンスが落ちるかもしれないと感じるからです。

相手からどう思われようとモチベーションは自らコントロールするべきだし、プロフェッションとしては、どんな状況でも腐ることなく、100%で取り組み、結果を出すべきと考えますが、人は誰しも完璧ではなく、「ピグマリオン効果」のようなものが人のパフォーマンスに影響を与えることもまた事実ではないかと思います。

個人的には「ピグマリオン効果」を信じて相手と接したいと思っています。

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