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webライターとして、いい文章にこだわるのを辞めた理由

専業のwebライターになり数年が経過します。

この仕事を始めた当初から、文章の書き方を模索しつつ、いろいろな業界で記事を書いてきました。

SEO記事からインタビュー記事、あるいはホームページのテキストまで。

書いても書いても、いい文章を書けているのか、わかりません。

むしろ、他人の書いた文章が魅力的に見え、その文才に憧れを抱くことが多いです。

業務委託で文章を書く

僕は、web制作会社や一般企業から依頼を受け、文章を書いています。

すべての契約が業務委託なので、文章を書く時、そこには必ず「お客さん」がいます。

また、僕は執筆ジャンルをほぼ限定していません。

そのため、これまでいろいろな業界に関わり、記事を寄稿してきました。

不動産関係や工事関係、医療機器AI、コンサルティング等、多種多様な業界で活躍する人たちに、文章でお力添えしてきたことだけが自慢です。

いい文章は各業界で違ってくる

いろいろな業界のコンテンツ制作に関わってみると、文章を書く上で非常に重要なことに気づきました。

それは、「いい文章」は各業界で違ってくるということ。

これは、『工事業界』『保育業界』『相続業界』を比べるとわかりやすいです。

工事業界では、主に元請け・下請け企業、求職者が見ることを想定し、コンテンツを作ります。

そのため、採用目的のインタビュー記事であれ、企業広報のホームページであれ、ビジネス色が強く、ややかしこまった文章が好まれます。

一方で、保育業界のコンテンツは、主に入園を希望するママ・パパがメインターゲット層です。

元気で明るく遊べる、楽しく過ごせるといった点をアピールする必要があるので、文章の雰囲気もポップな感じにまとめると喜ばれます。

そして、相続業界のコンテンツで重要視されるのは丁寧さです。

ネットに不慣れなシニア層にも情報をしっかり理解してもらえるよう、ひたすらわかりやすい文章が求められます。

以上のように、業界が違うと、「いい文章」の捉え方も変わってくるのです。

お客さんに寄り添った文章を

いい文章は、各業界で捉え方が変わってきます。

さらに言えば、一緒に仕事をするお客さんーweb制作会社や一般企業の担当者によっても大きく異なります。

そのことに気づいてから、僕は「いい文章」にこだわることを辞めました。

その代わり、お客さんの思いや考えを汲み取ることに、可能な限り力を注ぐようになりました。

どのようなことを言語化したいのか。

どのような雰囲気にしたいのか。

実は、お客さん自身でも、頭の中にあるイメージが具体化されていないことがよくあります。

だから、お金を払ってまでライターに依頼するんでしょうね。

「いい文章」とは何か

それを自問する時、僕らは、もっとお客さんのほうを見て仕事をする必要があるように思います

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