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【行くぞ!最高の舞台へ】J2ざっくり戦力分析&順位予想

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。

毎年恒例、J2順位予想になります。
優勝予想したところが昇格すらできなかったり、補強禁止だったところが昇格したり。年々魔境ぶりを極めて毎年言ってますがJ1リーグよりも当たらない。そこも魅力かと思います。

ではやっていきます。

ベガルタ仙台

(昨シーズン16位/予想順位10位)
降格から3年目のシーズン、年々順位が下降している苦しいシーズンからの脱却は日本代表のアンダー世代で結果を出してきた森山佳郎新監督に託された。J1を知る選手も少なくなり、若手育成が求められるチームにはうってつけの監督を迎え入れられたと言える。
とはいえ派手な期待は禁物。若さが良いほうに作用すれば一気のジャンプアップも、経験の少なさが仇となる可能性もある。どちらに作用するか読みにくいがポジティブな要素が多く作用する一年にしたい。

ブラウブリッツ秋田

(昨年13位/予想順位9位)
毎年主力を引き抜かれながらもしぶとく残留し続けてきた過去二年間のJ2。今シーズンも高田椋汰など流出は例外ではなかったが、J3得点王の小松蓮を松本から獲得したり、仙台でJ1経験もある蜂須賀孝治といった流出の穴より補強の期待値が大きなオフを過ごした。チームの心臓部であるダブルボランチも揃って残留。昨年はかすらなかったプレーオフ圏内の争いに今季こそ割り込みたい。

モンテディオ山形

(昨年5位/予想順位1位)
最後の5連勝+1分けのラッシュでPOに滑り込んだ昨シーズン。今シーズンはネームバリューはなくともJ2を見ている人なら唸る実績や上手さを知っているであろう選手を数多く補強。いわきでJ3でのMVP・得点王経験のある有田稜や、高卒二年で群馬の右SBで主力を担った岡本一真といった若手に加え、宿敵仙台から氣田亮真・加藤千尋の引き抜きに成功。守備陣はJ1クラブに引き抜かれた選手も多かったものの、昨シーズン積み上げたものに大いにプラスになる戦力を揃えた。昨シーズン傾いたスタートダッシュと安定感をプラスに優勝を狙う。

いわきFC

(昨年18位/順位予想17位)
JFL→J3優勝とあまりにも順調すぎたシーズンから、18位に終わりはじめて味わう挫折とも言えたJ2初年度。優勝を知るメンバーもJ2初年度は最小限だったものの、今オフは流石に引き抜き・入れ替わりの激しいオフを過ごした。
それでも補強した選手の顔ぶれは伸びしろ十分。高校年代から将来を渇望されてきた西川潤や大迫塁(ともにC大阪から育成レンタル)、札幌に引き抜かれた家泉怜依の穴は今治でJ3ベストイレブンに輝いた照山颯人を獲得。さらには驚異的な身体能力がいかにもいわきのスタイル向きなブワニカ啓太(千葉から)などの存在も面白い。

水戸ホーリーホック

(昨年17位/予想16位)
長きに渡った秋葉忠宏監督体制から濱崎芳己監督に代わった昨シーズンは不本意な成績。クラブ創立30周年イヤーに同じ失敗は許されない。
守護神の山口瑠伊が町田へ、CBのレギュラーだった松田佳大は京都へ。中盤の要だった武田英寿(浦和へ復帰)やアタッカーの小原基樹(広島へ復帰)など違いを作れる選手もレンタル元へ復帰してしまったが、その穴を埋めうる有望な大卒選手が6名、高卒が3名と育成に定評があるクラブらしい補強を敢行。下馬評は低いが大化けすれば昨シーズンには少なかった驚きを提供するポテンシャルは十分。

栃木SC

(昨年19位/予想順位20位)
2年間指揮した時崎悠監督のもとではハイプレス戦術を軸にした堅守はある程度機能したが、攻撃が伸び悩み下位に沈んだ。今シーズンからは磐田の黄金期を最終ラインで支えた田中誠新監督がJリーグ指揮官初挑戦となる。ベースは大きく変わらず守備が引き続きカギを握りそうだが、課題となった攻撃面でも金沢、水戸、長崎等の経験豊富な奥田晃也や、レンタル先の宮崎で高卒初年度で2桁ゴールを奪った南野遙海といった補強も的確に行い、一つでも上の順位を狙いたい。

ザスパ群馬

(昨年11位/予想順位6位)
昨年は大方の下位予想を覆し、堅守とハードワークを武器にPO争いに顔を出し続け、久々にポジティブな印象を残した。「組長」こと大槻毅監督三年目の今年も主力は山形に引き抜かれた岡本一真以外は軒並み残留し、J3で実績を残してきた選手も多数迎え層が厚くなった。特に攻撃陣では岩手で11得点をあげた和田昌士や、町田では怪我に泣かされたがかつて群馬で17ゴールをあげた高澤優也が5年ぶりにカムバック。各ポジションに層を厚くした今シーズン、満を持して昇格争いに絡むスカッドが出来上がったと言える。

ジェフユナイテッド千葉

(昨年6位/予想順位4位)
序盤は大失速から始まったが、夏場以降に怒涛の勢いで7連勝も達成するなどぐんぐんと順位を上げ6位フィニッシュ。POでは初戦で散ったが、小林慶行監督の戦術が浸透してからのアクションサッカーは見ているものを魅了する速さと完成度の高さが感じられた。
今オフは大黒柱の見木友哉の移籍は痛かったが、引き抜き濃厚と言われたストライカー・小森飛絢の残留を元日に発表。他にもレンタル移籍中だった田中和樹の完全移籍や、藤枝の攻撃の中心だった横山暁之、磐田で昇格に大きく貢献したエドゥアルドなど、強力な補強で本気度を感じさせた。J2リーグ15年目の悲願達成へ、今年は開幕からエンジン全開で行きたい。

横浜FC

(昨年J1リーグ18位/予想順位3位)
昇格初年度は健闘した時期もあったが最下位で降格。全てがネガティブだったわけではなかっただけに悔しさが残った。
降格はしても四方田修平監督が続投となったが、悪いことばかりではなかったのでむしろプラスに働きそう。近藤友喜(札幌へ)や林幸多郎(町田へ)といった若手選手は抜かれたが、札幌でもコーチ・監督と同じチームだった福森晃斗の獲得は大きい。プレースキックは錆びついていないだけにJ2でも多くのパターンで得点が増えそう。他にも引く手あまただった司令塔・井上潮音の残留や、櫻川ソロモン(千葉から)や徳島で13ゴールをあげた森海渡といったパワー系のFWも強力。2年前同様、常に昇格争いをする可能性は十分だ。

ヴァンフォーレ甲府

(昨年8位/予想順位7位)
ACLの大冒険はベスト16で終幕。リーグ戦に改めて集中し8年ぶりのJ1復帰を狙う。
例年のように両センターバックやエース長谷川元希を引き抜かれたが、4年ぶりの復帰となった今津佑太(長崎から)や、J1で実績のあるアダイウトン(FC東京から)やファビアン・ゴンザレス(磐田から)といったJ2を超越した助っ人も揃えた。ピーター・ウタカや三平和司といった経験豊富な攻撃陣との融合はハマれば脅威になること間違い無し。

清水エスパルス

(昨年4位/予想順位2位)
圧倒的な昇格候補と言われながらも1年でのJ1復帰を逃した昨シーズン。J2の厳しさに改めて身を引き締めたであろう今シーズンはチアゴ・サンタナ、中山克広の攻撃の主力2枚がJ1クラブへ流出したが、ルーカス・ブラガ、ドウグラス・タンキの助っ人二人を獲得し厚みを増した。中盤にも昨年限りで退団したホナウドに変わり甲府から中村亮太朗、J2での実績も十分な矢島慎也を山口から獲得した。最終ラインは不動の存在だった鈴木義宜が京都に移籍したものの、蓮川壮大(甲府から)や住吉ジェラレ二ショーン(広島から)といった伸びしろのある若手CBを2枚取り。攻守に安定感あるスカッドはできただけに、昨年何度も泣いた大事な試合での取りこぼしを一つでも少なくして2年越しのJ1復帰を成し遂げたい。

藤枝MYFC

(昨年12位/昨年11位)
J2初年度はほぼ苦しまずに残留。主力をシーズン中に2枚引き抜かれながらも、ハマったときの攻撃サッカーの質の高さは他クラブのサポーターからも賞賛された。今シーズンもエースだった横山暁之が千葉に移籍したものの、攻撃陣には新潟からのレンタルを延長したゴラッソ製造機・矢村健やパリ五輪世代の「和製ハーランド」中島大嘉がレンタル移籍と楽しみな顔ぶれが揃う。中盤には静岡学園出身でいきなり8番を背負う大卒ルーキーの浅倉廉に注目。
昨シーズンはリーグ最多失点となった守備は課題だが、それが気にならないぐらいの攻めるサッカーで昨年以上の旋風を起こす。

ファジアーノ岡山

(昨年10位/予想順位8位)
今季のJ2クラブで一番の充実補強で、昨年の町田に次ぐ初のJ1切符を狙う。名古屋や札幌で実績のあるテクニシャン、ガブリエル・シャビエルとKリーグから加入のストライカー、グレイソンといった助っ人に加え、清水から竹内涼、山形から藤田息吹といったJ1経験のあるベテランも揃えた。東北圏のクラブでアタッカーとして躍動した岩渕弘人(いわきから)や齋藤恵太(秋田から)といった選手も面白い。J2では屈指の経験値をもつ木山隆之監督が豊富な駒をどう活かすか注目だ。

レノファ山口FC

(昨年20位/予想順位19位)
新監督にFC大阪をJ初年度で確かな実績を残した志垣良監督を招聘。レノファらしい攻撃サッカーを残しつつ、課題の守備に着手する。補強に派手さはないものの、高卒でスイスに2年間渡った経験のある若月大和といった楽しみな若手や、八戸の中盤を支えた相田勇樹といった気になる選手も多い。42歳のベテラン、山瀬功治も健在だ。
昨シーズンのような年間通して下位に沈んだ一年を繰り返さぬよう、開幕から違いを見せたい。

徳島ヴォルティス

(昨年15位/予想順位13位)
昨シーズンは序盤から下位に沈んだらしくないシーズンだった。補強で目立ったのは柳澤亘(G大阪から)や橋本健人(横浜FCから)といったSBや、昨年13ゴールをあげた森海渡の穴を埋めるべく、沼津で13ゴールをあげたブラウンノア賢信らに注目。
中盤はレンタル→完全移籍に移行した永木亮太や、静学出身の玄理吾など期待の若手とベテランのバランスも良く、上位に顔を出す可能性も十分にある。昨シーズン改めて「ジーニアス」に相応しい働きを見せた柿谷曜一朗の充実ぶりも頼もしい。

愛媛FC

(昨年J3リーグ1位/予想順位14位)
苦しんだ2年間のJ3を経て3年ぶりにJ2に帰ってきた。力をつけてきたのは昨年3試合を残してJ3優勝を決めたのが物語る。
石丸清隆監督はかつて指揮した山形などでも見せてきた攻撃サッカーを愛媛でもうまく融合させ、今季の補強も岐阜で9ゴールをあげた窪田稜や、同じ四国の徳島から獲得したドリブラー・浜下瑛などアタッカーの充実ぶりが際立つ。前線には32歳にしてキャリアハイの13ゴールをあげ、J3リーグMVPも獲得した松田力が構え、磐田ユース出身で磐田のトップチームで出場した天皇杯で得点もあげた舩橋京汰といった楽しみな存在もいる。近年躍進傾向にあるJ3昇格組に続けるか。

V・ファーレン長崎

(昨年7位/予想順位5位)
昨年はあと数分でこぼれ落ちたPO圏内。もちろん狙うは自動昇格であるが、予期せぬ監督問題に足を引っ張られた激動のオフだった。
昨年レンタル移籍で全試合出場の守護神・波多野豪(FC東京へ復帰)やボランチの要だった鍬先祐弥(神戸へ移籍)の流出はあったが、京都で若くして守護神を務めた若原智哉や、甲府や名古屋で実績のある山田陸など、穴はしっかりと埋めた。また、エースのフアンマ・デルガドなど絶対的存在は今季も健在。前任の監督よりも守備→攻撃寄りになる下平隆宏監督の戦術浸透が早ければ常に上位は堅い。新スタジアムもオープンする今シーズン、選手の充実度に見合った成績を残したい。

ロアッソ熊本

(昨年14位/予想順位15位)
一昨年の大躍進で主力を一気に引き抜かれた反動は大きく、昨シーズンは下位に沈んだ。それでも天皇杯はベスト4に進出したように、大木武監督のサッカースタイルは不変で、ハマったときの強さも証明した。
今シーズンも主将で攻守の要だった平川怜を磐田に引き抜かれたが、若いうちにトップチームデビューを果たした道脇豊など、飛躍が期待できる若手も多い。昨年は9ゴールをあげるも大怪我を負い、チームの成績の下降に直結した石川大地らの年間通しての活躍にも期待。

大分トリニータ

(昨年9位/予想順位12位)
3年ぶりに片野坂知宏監督が復帰し再起を誓うも、高畑奎汰(磐田へ)や藤本一輝(町田へ)といった主力流出は痛い。チームとしては平均年齢が若返り、育成と結果の両立を目指す。中盤はほぼ昨シーズンの結果を残した主力が残ったことは大きく、前回もJ3からの復帰2年目でJ1復帰を掴みとったように、早い段階での高いチーム力の構築にも期待だ。

鹿児島ユナイテッドFC

(昨年J3リーグ2位/予想順位18位)
昨シーズン監督交代もありながら持ち直し、5年ぶりにJ2の舞台に帰ってきた。前回の挑戦は優勝した柏を下すなど記憶に残る戦いはできたが、結果として降格してしまった雪辱を果たすべく、補強もJ2クラブの中でもかなり積極的に動いたことは評価できる。
3クラブを渡り歩きリーダーシップもあるCBの井林章を清水から、金沢の中盤に長年君臨した藤村慶太には中心選手としての働きが期待される。得点力が高い選手が元々揃っていた前線にも昨年岐阜で7得点をあげたンドカ・チャールスを獲得。まずはJ2定着に向けた第一歩を踏み出したい。

J2順位予想。
必ずしも下位=評価していないわけではない


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