バー巡り記録(新宿三丁目編 その1)ーだらしのないダンディズムー

先日、今年2度目の新宿三丁目のバー巡りに行ってきました。とはいえ2店だけですが。新宿三丁目駅は非常に出入り口が多いですが、今回はC3出口へ・・・。

1軒目:『ル・パラン』

新宿三丁目を代表するダンディズムなバー。C3から出た目的はシラフのままこのバーに訪れるため。立ち飲み居酒屋で学生っぽい人たちがハイボールやサワーを楽しんでいるのを横目に、とあるビルの小さいエレベーターで3階へ。エレベーターの小窓から覗くのは暗闇、エレベーターから暗闇へ一歩踏み出し、バー空間に繋がる短い渡り廊下を一歩ずつ歩いていく。店内に近づくにつれダンディでセクシーなバー空間を肌で感じる。「おぉ、どうもこんにちは」とフレッシュダンディ上村さん(以下、フレダンさん)に店内へ招かれ、レジェンドダンディ本多さん(以下、レジェダンさん)の笑顔と優しい「どうも~」に迎えられる。安堵。そして、右端の席=私にとっての特等席に座る。はい、ダンディズムの完成。この瞬間から私は浸りまくる。

まずは、ジンリッキーをいただく。『ル・パラン』特製のジュニパーベリーに追熟したタンカレー使用のジンリッキーは、強く長いスパイシーさが快感。2杯目はラフロイグのボトラーズ8年もの、3杯目はペドロヒメネス空き樽熟成のグレンファークラス。前者はピートの若々しいやつ、後者はペドロさん熟成のウィスキーをオーダーし出てきたもので、どちらもピッタシ気分通り。お酒を嗜みながら、フレダンさんと「ゴシップガール」のブレイク・ライブリーの美しさを語り合った。ところで、私はフレダンさんの本名をちゃんと知らない。たぶん、上村さんだと思う・・・(笑)。『ル・パラン』に何回も来て、カウンター越しでくだらない世間話をしているのに。なんかずっと知らないまま名乗りあわない気がする。彼が独立した時にでもお名前を伺おう。さて、良きところで、レジェダンさんに送り出されて2軒目へ・・・。


2軒目:『HAVANA』

レジェダンさんの悪友・澤口さんがオーナーとして仕切る、新宿三丁目の「三本柱」の一つ。なんでかんで初来店。丸い看板と地下へと続く階段。店内は秘密基地的なバー空間がこんばんは。「いらっしゃいませ、「ル・パラン」からの??」と澤口さん。初来店のベターでスムーズな入り。レジェダンさんの「若い髭の・・・」という紹介があったおかげだ。さて、ラムがメインということで、「イギリスの「パッサーズ」が好きで、イギリス系を飲み比べしたいです。フランスのものよりも・・・」なんて曖昧なオーダー。ラムについては浅草の「3wood」から仕入れた僅かな情報しか頼れるものがないため、ここはラム怪人・澤口さんに一度身をゆだねる。

澤口さんのススメもあり、トリニダード、ガイアナ、ジャマイカのイギリスラムの3流派を飲み比べ。ジャマイカはライトな口当たりではあるものの香り豊かで華やか、ガイアナは焦がしたようなシロップのような甘み、トリニダードは濃厚なチョコレートのビターさや果実のフルーティさを感じた。好みはやはりトリニダードやガイアナかな。ジャマイカの華やかさも捨てがたいけど、余韻がより長い方が好きかも。良いラム体験となった。「今度、ダイキリいただきに参ります」といってバーを去る。

以上、新宿三丁目のバー巡り記録でした。何度来ても新宿三丁目とそのバーの空気感は最高ですね~。皆さん、自由なだらしなさと、ダンディズムとセクシーが混じった空気感がたまりません。来週は神楽坂や浅草に行く予定・・・。

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