後編サムネ5

挑戦を、この街の伝統に、未来へ繋げ J2最終節 VS大宮アルディージャ(2019.11.23)後編

好きですねぇ、あなた。またお会いしましたねぇ。お越し下さりありがとうございます。今年の2週連続のFNS歌謡祭よりしつこい(自分で言うな)3部作の後編にようこそ。ツエーゲンに対するその思い。是非、私の分析を見て来シーズンの展望にお役立て下さい。もう大宮ほとんど関係ねぇんじゃねぇかとか思ってるそこのあなた!半分正解です(笑)しかし、大宮戦の引き分けから考えた事ですので間違ってないのです!それではアリスWithデーモン小暮閣下張り切ってどうぞ!5つの必要なモノのの残り3つ大公開です!

その3 武器を増やせ

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ピッチとは戦いの場、戦場に丸腰で行っても勝てる訳がありません。しかし、金沢には武器があまり無い。カウンターというナイフはまだその切先がそれほど鋭くありません。

金沢はカウンターが武器というのは対戦相手なら知っています。決定率が低いのもわかってはいるはずですが、数打ちゃ当たるので警戒はしているはず。今回の大宮戦のように

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敵陣にこれだけ入れるのは珍しいです。(データはSPAIAから、データサイトによってプレーの定義・数値にばらつきがあります)それは大宮が点を獲りにいって前がかりになっていたからです。普段は150~180くらいです。(あのドイヒーな福岡戦ですら130)

そんな大宮戦で多くのシーンが見られたものそれは

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シュートとセットプレーです。僕が確認できただけでも10本のミドルシュートを放っています。しかし残念な事に大宮にとってミドルシュートを打たれる事はある程度許容範囲だったでしょう。5バックで構えた大宮を崩し切る策は今のところ金沢は持っていません。どれだけカウンターを仕掛けられるか、そこに尽きる試合だったと思います。そのカウンターでさえ「どうしようかな」状態です。しかしヤナ将はそこ(カウンター)に特化したチーム作りを行っています。ですから別の武器が必要なのです。それがミドルシュートとセットプレーです。

ミドルシュートは見てる側が思っている程入りません。大橋・藤村ぐらいのミドルシュートを打ててもそうは入らないでしょう。今シーズンPA外から入ったシュートはゼロだったと思います。ミドルシュートが入ったという実績が無いと怖いと思われません。だから打たせるのです。もちろんシュートコースをある程度限定させる事はしますが。崩せないからミドルを打ってくる事も予想出来たはずです。だから対応できる。笠原くんの腕も見事ですし、入れさせない自信はあったでしょう。

セットプレーに対しても同じです。「セットプレーって金沢強いんじゃなかったっけ?」と思いますよね?実際セットプレーのゴール率は4位です。しかし、セットプレーはコーナーキックだけではありません。フリーキックもあります。セットプレーゴール率の上位には柏・横浜FC・大宮がいます。それぞれに直接決められる選手がいます。直接狙わない事が前提のような金沢。ですからそれほど怖くはないはず。今になって沼田くんに蹴らせたりして少し迷わせる事をしているようですが。

リーグ終盤戦においてはセットプレー自体が雑になっている感じがします。全く金沢の選手に当たらない。藤村くんの気持ちの問題もあるのかも知れません。が、千葉戦の最後に見られた、味方が準備出来てないのにコーナーキックを始めてしまうのはちょっと頂けません。

セットプレー・ミドルシュートで武器となる選手の加入。それだけで金沢の怖さは増すと言えます。

その4 狡さを憶えよう

若い選手が多いツエーゲン金沢。あまりそういうプレーに出会った事が無いのかも知れませんが、ファールすれすれの狡さ、必要です。柏の中村航輔くんがゴールライン内からボールをすくい出したプレー。横浜FCの草野くんの得点前のハンド。決してほめられるものではありませんが結果的に認められています。やられたほうはたまったものではありませんし、汚い事はしたくないと思うかもしれませんが、選手も悪意を持っていたかと言われれば持ってないと思いますし、とにかく勝ちたいという気持ちの表れでしょう。それを是か非か判断するのは今のところピッチ上の審判しかいません。

別に特別な事をしろと言う訳でもないのですが、こちらを見て下さい。前半終了間際のシモヴィッチさんが白井くんと交錯した場面です。

後編22

身長が完全に勝っているシモヴィッチさんでも石尾くんを押してボールをフリーな状態で動かそうとしています。石尾くんは前に倒れ白井くんとシモヴィッチさんはぶつかり、ボールは外に出てゴールキック。何のお咎めもありませんでした。

こういう少し狡いと思われるような事を私は全く悪いと思いません。むしろ審判に分からず出来たとしたら巧い!と思うでしょう。他がやってるからやれという訳ではないですが、やらないのならやらないでプレーで凄いと思わせてくれよ、という話です。

垣田くんなんかやられてるのを良く見ますから、やられたらやりかえしゃーいいんですよ(どっちやねん)

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そういえばこんな事してたわ(笑)柏戦ってえらい昔のような気がする・・・長谷川くん、待ってるよ~。

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のこったのこった!的なことも時には必要・・・?

その5 個を強くする仕組み

その1・その2の部分と少し被るのですが、ヤナ将は良く「個を上げる」「気づき」という事を言います。自分に厳しく、常に考えてプレーしなさいと言っているのだと思います。しかし、言われないと気がつかない事もあります。選手個々のダメな所、伸ばしたほうが良い所を分析して導く。その結果、力がつくかダメになるかは分かりませんが選手をマネージメントする事も監督・チームスタッフの仕事であり、結果に反映される重要な要素であると思います。

多分、気がついてないんだろうなと思う事も多いです。その1・その2で触れたような事が毎試合あります。それを選手に考えさせる時間を与えているのか。指摘はその都度しているとは思いますが、それ(指摘)が十分にされているのか。

個人・チームに対するアプローチを変えて細かい所を形作っていく必要があると思います。ある程度の所までヤナ将のチーム作りは出来たと思います。ここからもう1段階、いやもう2段階くらいレベルアップしないとJ1に上がれるとは思えません。個の強化を個に任せる段階では無いと思います。このオフは自分のプレーについて考え、改善する良い機会ではないかと思います。もちろんしっかり休む事も大事ですが。

最後に&次回予告

と、いう事で5つの金沢に無いもの、必要なものについて言及させていただきました。J1に行けばどこのクラブでも標準装備されている事ばかりです。J2沼に迷い込んだクラブをしっかり攻略して上位にあがる為にも金沢は最低でもこの5つを装備して(細かい事はまだ色々ありますが)2020シーズンを戦ってほしいです。正直、反町(?)山雅やフベロ磐田なんか怖くねェって思ってないと勝てません。(J2に来るなとか言っててもどうせどこか落ちてくるんだから)うちの監督誰だと思ってんだよ!ヤマハOBだぞ!フベロ、お前どこ中学だよ!ってな感じです。(磐田サポごめんなさい。僕平和主義です。)

ヤナ将が造り上げてきた階段を共に登らないといけません。未だヤナ将が到達したことの無い場所へ俺達が連れていくんだ!そんな気持ちで頑張って欲しいです。少なくとも僕はそう思ってます。

次回の投稿は2019シーズンのツエ戦士をタギさんが不真面目に振り返ります!プレーオフに行けなかった不満を存分にぶつけてふざけるぞ!シーズンオフなんかねぇ!!沼田くんがシャレオツごはんを作ってるのにサボっていられねぇ!。おたのしみに。

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