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採用担当者のひとりごと『聞かれて困った、こんな質問』

こんにちは。タガックスです。
「採用担当者が考えていることも知ってほしい」シリーズ6回目です。
 
今回はちょっと力を抜きまして、採用担当をやっていて応募者に聞かれて困った(?)ことをご紹介します。
※個人の主観です!
 
1.「倍率ってどのくらいですか?」
新卒採用などの一括採用のケースで、説明会などでたまに聞かれる質問です。確かに応募する側から見ると、採用予定数に対してどのくらい応募者が来ているのかは気になるところですよね。

ですがこの質問、実はかなり答えにくいのです。
理由のひとつは、資格試験や入学試験のように一括で募集して同時に選考をするわけではないので、明確な数字が出しにくいこと。採用プロセスが全て終わった段階で総括することはできますが、選考段階では状況はどんどん変わっていくので、参考になるような答えを伝えることができないのが実情です。

もうひとつの理由は「倍率が低い=採用されやすい」とはならないことです。企業が採用活動をする際、もちろん目標採用人数を設定しますが、数字を達成することよりも、自社に合う人かどうかを重視することが多いようです。つまり倍率が低いからといって、採用されやすいとは限らないということ。倍率を気にするよりも、応募先の会社のことをしっかり調べることの方に時間を割いた方が有意義なのではと思います。
 
2.「不採用の理由を教えてください」

ごくまれにですが、ご縁のなかった応募者の方からこの質問を受けることがあります。会社によって対応は異なると思うのですが、私の関わった採用業務では、不採用の理由をお伝えすることはありませんでした。

その理由は、「●●が基準に満たなかったから/●●が足りなかったから」のように一言で説明できることの方が少ないからです。以前の記事にも書きましたが、客観的に表しやすい評価に加え「自社の社風にマッチするか」「職場環境に馴染めそうか」という点を主に見ます。この要素はとても多角的なため、社外の方に納得してもらえるように説明することはとても難しいのです。

 不採用理由を質問する理由として「次の面接に活かしたいから」という意見も聞いたことがあるのですが、会社によって評価基準は異なるので、次の会社の選考で役立つかどうかはケースバイケースです。不採用理由を教えてもらえた場合でも、参考程度にとどめておいた方が無難でしょう。
 

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