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【祝・更新】独立も転職も社内異動もしなかった企業内診断士の5年間

こんにちは。企業内診断士のタガックスです。

さて、私事ではございますが、今年の2月をもちまして私タガックスはめでたく1回目の資格更新を迎えます!(パチパチパチ)
※まだ書類が受理されたわけではないので、要件不足により資格失効!というオチが待っている可能性もありますが・・・そうなった場合には懲りずにこのブログのネタにさせて頂きます。

振り返ってみれば、成り行きで始めた試験勉強にいつしかのめりこみ、何回かの挫折ののちにやっと取れた資格。診断士の資格は取ってからが大変、と言われますが、なんやかんやで活動を継続して無事更新できるまでになりました。感無量ですね。

同期合格の診断士のその後を見ると、5年間の間に独立する人、転職する人、資格を武器に社内異動する人、Iターン・Uターンにより新天地で活躍する人など、キャリアを大きく変化させた人が多いように感じます。
翻って私はというと、独立もせず副業をガツガツやるわけでもなく、かといって転職をしたり社内異動をしたりするわけでもなく、同じ会社の同じ部署で5年前とほぼ同じ仕事をしています。

では私にとって、中小企業診断士の資格ってなんなのか?
資格をとって何が変わったのか?

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私にとっての一番は、未経験の仕事にチャレンジする機会を得られたことです。

会社内では仕事の役割は細分化されるため、その垣根を越えて未経験の業務に関わる機会はあまりありません。異動希望を出したり新規事業の提案を出したりしても、採用されるかどうかは会社の事情に左右されるため、実際は思い通りにならないことが多いのではないでしょうか。また、やりたい仕事がそもそも会社に業務として存在していない可能性もあります。
診断士の仕事は、企業診断だけでなく、講師、執筆、ときには催事運営まで多岐にわたります。それらの仕事に未経験でも挑戦できることが大きなメリットだと感じます。

私もこの5年間の間に、「とりあえず声をかけられたらやってみよう」の気持ちでいろいろなことに参加しました。経験分野が生かせるだろうと思って引き受けた仕事に苦戦したり、逆に自信がないまま引き受けた仕事で思った以上の成果を出すことができたり…。やっぱり実際にやってみないと分からないんだな、ということをしみじみ実感しました。診断士活動を通して、自分の経験値を上げることができたと思います。

またもうひとつは、他の診断士と一緒に仕事をすることによって、それまで知らなかった「仕事のしかた」を学べたことです。
企業内診断士の活動では、案件ごとに異なるメンバーとチームを組むことがよくあります。案件を進めていく中で、仕事のプロセスの踏み方、意思決定のしかた、情報共有の仕方など、それぞれのメンバーが今まで身に付けてきたスキルややり方を共有することになります。業界や職種、それぞれが日常で所属している風土等により異なるため、他のメンバーのやり方を見ていると本当に勉強になります。また自分が今まで社内で当たり前にやってきたことが、診断士活動ではとても重宝されることもあり、自分の仕事のやり方を客観視することができました。

というわけで、診断士登録当時の私と5年後の私、所属や肩書などの外から見える部分はほとんど変わっていませんが、中身は相当進化したぜ!と自負しております。(あくまでも自己申告)

資格を取ったばかりの企業内の方に伝えたいのは、資格の活かし方は人それぞれだということです。同期合格の人たちが次々に独立したり、転職したりしていく姿を見て焦りを感じることもあるかもしれません。ですが、資格の活かし方にルールがあるわけではありません。自分のポジションが大きく変わらなくても、資格を活かせる場面は数多くあります!

というわけで、無事に更新手続きが済むことを祈りつつ、今回はこの辺で。

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