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「問題」は見つめるだけでもいい

1. 人生には様々な「問題」が立ちはだかる

生きていれば様々な問題に突き当たることは誰にでもあるものですけれど、

その問題は必ずしも自分の力で解決できるものであるとは限りません。

誰かの助けを借りなければ、どうしても解決できない問題もあるので、

難しい問題に立ち向かう時にはしかるべき人に相談しながらことを進めていくのが基本となるでしょう。

しかし誰に相談したとしてもどうしようもない自分個人の中の問題もありますし、

自然災害などの人間の力でどうしようもない問題に遭遇してしまうこともあるでしょう。

その場合、問題をどうしても解決できないと思い悩むことがあるかもしれません。

でも問題は必ずしも解決しなくてもよいのです。


2. 「問題意識」が私達を苦しめる

解決し難い問題に出会した時に私が心がけていることを言います。

それは「問題をただ見つめる」ということです。

もっと言えば、「問題の構造を理解する」ということです。余計にわかりにくくなりましたかね(^^;;

実は問題に遭遇した時に私達を苦しめるのは「問題」そのものではありません。

「問題をどのように認識しているか」という私達の心であったりするのです。

具体的なことを考えてみましょうか。

例えば、私はとても太りやすい体質です。

食事量を減らしても、運動を行っても、勿論体重としては減るものの、体調としてはいまいちになってしまうという傾向があります。

これを「体重がなかなか減らないことが問題である」と思ってしまうと、

理想とする体重にならない限り、私は太っている状態に「問題意識」を感じ続けて、無意識のストレスが加わり続けてしまうかもしれません。

しかしこの状況を冷静に分析するだけでも、問題そのものは残存していても、問題意識は解消されるということに持っていくことができます。


3. 「問題」を解決せず、「問題意識」を解消する

私の場合はこの「問題」を次のように理解します。

人間には生まれつき定まった数の脂肪細胞があります。

その脂肪細胞が成長に伴って分裂しやすい人と分裂しにくい人とがいます。私は前者のタイプです。

私のような体質の人間は成長するにつれて、脂肪細胞の数が生まれた状態以上の数へと増えていき、

二十歳を迎えてひとしきりの身体の成長を終えた頃にはすでに多くの数の脂肪細胞となってしまっています。

その状態から体重を減らそうにも脂肪細胞の数未満に体重を落とすのは難しいです。

それでも減らそうと思うのであれば、一つひとつの脂肪細胞を飢餓状態に持っていき体積を減らすしかありません。

そうなれば体調が悪くなるということへつながります。

だから私の体重は断食をして一時的に体重が減ったとしても、すぐにまた元の体重に戻るという状況になると考えればつじつまが合うのだと、そんな風に考えてみるのです。

そうすると、私の中で「問題」は解決していないし、誰に相談したところでこの「問題」は解決しませんが、

私の中で「太っている(なかなかやせにくい」」という「問題」に対する「問題意識」は和らいでいることになります。

具体的には太っている状態を受け入れて、体調を整えていくという方向に意識が向かっています。

…単なる負け惜しみだと思われてしまうような話かもしれませんが、

誰にそう思われたところで、私の中では「構造」がはっきりしているので、

「問題」はあれど、「問題意識」を持たない状態でい続けることができます。

これは如何ともし難い自然災害による問題の時にも応用できる話です。

是非とも参考にしてもらえればと思います。


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