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タガメの産卵

前回の記事で、タガメを繫殖させたいと書きましたが、タガメが産卵するには多くの餌が必要です。今は共食い防止のために仕切りを入れていますが、1.2日に1回ぐらい餌を食べるようになったら仕切りを外して見ようと思いました。それまで食事の記録をつけ続けました。下図はその記録です。

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そして、2018/6/13(水)水温23度、オスもメスも食欲旺盛になってきたし、そろそろ繁殖の準備が整ったと判断し、ついに仕切りを取りました。餌もいつも以上にたくさん入れました。その日の夜は、共食いが心配で眠れないほどでした。

次の日、朝6時に見ると、卵がありました!因みに卵は124個ありました。(上の写真)

タガメのメスは卵を壊すので、再び仕切りをいれました。その後、考えた末に、孵化をみたい&生まれたての幼虫がビオトープの魚に攻撃されないために、悩んだ末、室内の水槽に移してみました。これから卵塊の水やりなどの世話を頑張ります。孵化予定日は6/22~6/28です。

卵の世話で気を付けたことは、

①霧吹きで水をかける

②直射日光に当てない

③カビが生えないように気を付ける

この3つです。

そして、水を霧吹きで毎日与えていると、卵も大きくなり、与える水に量が多くなってきました。下図は卵の大きさの比較です。

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遂に、卵から目が透けて見えました!そろそろ孵化だと思ったので、夜中1時間ごとに起きて観察することにしました。

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時刻     結果

0:00~4:30  まだ

5:00    起きられず......

6:00    孵化していた

このように、非常に残念ながら孵化シーンを見ることはできませんでしたが、人工ふ化が成功してよかったです。

「まとめ」

・乾燥しないようにするが、カビを生やさないようにするという微妙な具合が難しかった。

・杭の渇きぐわいを見て、霧を吹いていると日がたつにつれて、水をやる回数が増えてきた。

・寝ている間に乾燥するのを防ぐために杭の先に湿らせたタオルの切れ端をのせる工夫をした。

・人工ふ化が成功してとてもよかったと思いましたが、孵化シーンが見れなかったことが残念。またチャンスがあれば4時ごろから観察すればいいと思う。

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孵化したての1齢幼虫。体が固まると、黒っぽくなっていきます。


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