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タガメの幼虫飼育②〈3.4.5齢幼虫飼育・幼虫飼育のまとめ〉

前回の記事からの続きです。今回は3齢幼虫への脱皮~5齢幼虫までをかいていきます。

2齢幼虫~3齢幼虫

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2018年7月4日午前11時
3齢幼虫に脱皮しはじめました。手前に浮いているのは抜け殻です。体長がおよそ1.5倍になります。
また、脱皮直前の2齢幼虫は体がパンパンで肉厚で、3齢幼虫になると、ペラペラになります。

3齢幼虫

体長2.4㎝ほど。餌の金魚の大きさを一回り大きくし、仕留める時間も短くなってきました。共食いも多数発生してしまい、かなり数が減りました。
「動く宝石」とも呼ばれ、とてもきれいな黄緑色をしています。(下図)

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下図は、3齢幼虫が金魚を仕留める連続写真です。

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また、室内で幼虫を飼育するのに限界を感じたので、屋外飼育を試みました。水面ギリギリに浮いてくれるメッシュカゴに8~9匹ずつ分散して、水温が急激に上がらないように水は大量に入れました。。カゴの下には金魚を飼うというシステムです。(下図)

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3齢幼虫~4齢幼虫

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2018年7月9日午前7時半
3齢から4齢への脱皮が始まりました。今のところ3匹で、図は金魚を捕食中の3齢と少し奥にいる4齢です。体長は1.5倍ほどになります。

4齢幼虫

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体長3,7cmほど。目つきも鋭くなり、親に似てきました。
2018年7月14日
ドジョウが元気すぎて4齢幼虫にはなかなか捕食できず、ちょっと弱らせてから与えました。この日、2匹が5齢への脱皮を試みましたが失敗。このころから共食いも多くなってきました。

4齢幼虫~5齢幼虫

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胸部に十字の割れ目ができて、そこから脱皮していました。
また、脱皮に失敗した個体数が一番多かった時期でした。
体が1,5倍以上になったと思われます。

5齢幼虫

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体長5,1cmほど。ドジョウも普通に生きたまま食べるようになり、顔つきもますます親に似て来ました。「羽芽」も見られます。
脱皮してしばらくすると、黄緑色が濃くなってきます。次の脱皮に向け、さらに色が濃く厚みが増してきます。左は間もなく脱皮する4齢幼虫、厚みがあり、緑色もかなり濃いです。7/19、殆どが5齢へと脱皮しましたが、脱皮失敗や共食いなどがありかなり数が減ってきました。

まとめ

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・幼虫は水面より高くにフンを飛ばすので、家具が汚れてしまいました。次からは、家具にダンボールをかけておこうと思いました。
・共食いを防ぐために、ケースを買い足したり、仕切りをつけたり、おけや衣装ケースなども水槽にしましたが、それでもすべての個体を個室にはできず、共食いを完全に防ぐことはできませんでした。
・心配だった水質管理ですが、うまくいきました。毎日、食べ終わった後のかすを取り除き、水替えをするのは大変な作業でした。
・水は水道水を汲み置きし、カルキの抜けたものを使いました。
・外置きの衣装ケースは、水温上昇を防ぐため、ダンボールや日傘で日よけをしたり、凍らせたペットボトルを入れました。

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