安倍元首相襲撃事件を通じて見る就職活動の期待と現実。日本の30年間の問題点
先程、NHKスペシャルの「安倍元首相銃撃から1年 事件の真相と波紋」を見終えました。この番組では、山上被告という容疑者とその背後にある宗教や就職氷河期世代の闇が描かれていました。
興味深いことに、取材班による調査の中には容疑者に共感を寄せる声もあったようです。私自身も同世代ということから、大学から社会人生活初期の経験が蘇りました。この機会に、その時の思い出と共に、私が抱いた感想について書いてみたいと思います。
1. 期待と現実のギャップ
我々は日々、社会の厳しい現実と世の中に対する高すぎる期待との間で揺れ動いています。この期待はどこからくるもので、必ずしも正しいのだと言えるのでしょうか?そもそも世の中に期待をし過ぎているという可能性を考えてみる必要があります。
2. 就職活動と安泰の錯覚
「就活をして、正規雇用になることが安泰」という事実は、我々にとってあたり前のように教わってきました。しかし、この考え方自体がそもそも適切なのか、考えてみることは重要です。ただ、令和の時代になり、インターネットやデバイスの発展によりクリエイターエコノミー、個人活動の可能性が広がってきたことで徐々にこうした考えに変化が起きている傾向にあります。
3. 社長への道:新たな視点
もし就職できなければ、それは別の道を示唆しているかもしれません。「社長になればいい」という発想は、自分の道を切り開く強い意志と創造力を必要とします。わたし自身が当時こういった構想がありましたが、方法については今ほど明るくありませんでした。そこで、経営者になれるまでの道を全て糧にし、それを目的に仕事をすることで、そもそもの雇用の考え方の軸が、自分主体に置き換えることができます。
4. 臨機応変:こだわりの再定義
過度にこだわると、逆に自身を束縛し、視野を狭めることにつながります。特に、正規雇用にこだわりすぎると、自分が提供できる価値や能力が見失われます。正規雇用にこだわるくらいなら、自分が会社に引き留められる、正規にさせるような価値を提供すること、つまり自身のレベルを向上させることにこだわるべきです。
5. 悲観と現実
悲観的になりすぎると、そのネガティブな予感が現実となることもあります。視野を広げ、新たな可能性に目を向けることが重要です。
6. 期待から一歩踏み出す
我々は世の中の変化に柔軟に対応し、自身の生き方を見つめ直すことが求められています。そのためには、一般的な期待から一歩踏み出し、自分自身の可能性を信じ、行動することが大切です。
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