お父さんの布団。何年ぶりかの昇天!!

私は 仕事が一向に進まない ストレスで眠れずに 夜を明かし、 起きたお父さんが しばらく 布団で転がっていたが、「 起きる!」 と 居間に 行ってしまい。

グダグダと 南向きの 次第に暑くなってくる 布団に転がっていた 私は、 もう今日は ふて寝してやれと、 暑さの限界まで 自分の布団にいた。

暑い。
まるで 岩盤浴でも しているようであった。

少しでも窓から遠い方へ。
お父さんの 布団へ転がっていった。

お父さんの布団に 寝転んで、 お父さんの枕に 自分の頭を乗せた。

横には 防波堤のように、「 私が転がってくるの 防止用」 の ための、 お父さんの掛け布団がある。

それを 抱き枕のように 腕と 膝で抱えて、 布団の中に顔を突っ込んだ。

その瞬間。

「 うわー、 ドキドキする。 お父さんの布団にいる!!」

急に 心拍数が上がった。

もう どこもかしこも お父さんの匂いである。

バカみたいにひたすら、 布団の匂いを嗅いだ。

お父さんは 居間や物置を 行ったり来たりしていて 忙しくしていた。

ものすごく、 ドキドキしていることをしているような気分になった。

朝というかもう 真っ昼間、お父さんの布団に寝ているなんて、 何という エッチなことをしているんだ…!!

枕 からも 布団からも、 お父さんの匂いしかしないじゃないか…!!

脳天から 陰部まで、 何かが突き抜けた。

もう何年とご無沙汰の、 自分でするエッチなこと、 もしかしてそれができるのではないだろうか?

下着の上から触ってみた。

じんわりと気持ちいいではないか。

そして お父さんの足音がする。

非常にドキドキするシチュエーションである。

しかし 肝心な時に肝心なことを忘れていた。

もう長いこと ご無沙汰で、 どうやればいいんだかを忘れたのだ。

恥ずかしいので、 暑い中、 お父さんの 布団を頭までかぶった。

とりあえず 触ってみることにした。

パンツの中に手を突っ込んで、 だが 触り方を忘れた。

適当に やってみたのだが 微妙で、 あーこんな貴重な機会に!! と、 じれった くなって 非常に 乱暴にやってみた が痛かった。

意味がないだろう これじゃ!!

えーと まずは。

陰部に指を入れると 潤って いたので、 行けるかもしれない と思い、 その 潤いを 指につけて、 もう一度トライした。

ああ そうだった!!
ここは少し濡らさないとだめなんだった!!

もう保育園の 子供の 試行錯誤のあれである。

布団を頭までかぶっているので 正直 苦しくなるほど 蒸し暑い。

これはいかん なんとかせねば。

だが顔を出すのは嫌だ。
恥ずかしいではないか。

もうここまで来ると苦行である。

汗が だくだくと 布団に染み込んでいき、 どこで限界が来るか、 干からびるのが先か、 最後まで到達するのが先か、 そのようなバトルを 一人でやっていた。

南向きの カーテンをすかして、 日差しがどんどん強くなってくる。

布団は焼けるように暑くなってくる。

なおかつ 頭まで 布団をかぶっているので、 呼吸はまるで、 即身成仏する人が だんだんと 味わう であろう 状態であった。

時短だ…!!

ここはもう思いっきりセルフ イメージである。

「 お父さんのお布団!! お父さんのお布団!! お父さんのお布団…!!」

「 お父さん…!!」

お父さんがバタバタと 物置に向かって入って行った。

「 お父さんと 至近距離…!!」

その瞬間。

頭から ドーパミン が オープンリーチした。

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25歳 上の夫(令和5年、77歳。重篤な基礎疾患があります)と私との最後の「青春」の日々を綴ります。

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