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お直し⁉️いいえ、まるで芸術品の修復と言った方が、、、

イタリアの有名ブランドのオーガンジーのジャケットです。

繊細で美しい工芸品❣️

知り合いのおしゃれさんからの相談でした。
「いろんなところに引っかき傷や、傷んだところがいっぱいで、破れそう。このままじゃ、もう着れないし、かと言って、何かになるかしら?」

私は今書道が仕事ですが、若い頃、ファッションデザイナーをしていた事もあり、お洋服大好き人間。
そして、母も洋裁の仕事をずーっとしていたので、親子揃って、洋服、手仕事大好きなんです。

そんなところにきたお話❣️

私は、リメイクの線で考えていたのですが、母は、何とかして再生したいと言います。

正直驚きました‼️
89歳という高齢の母の言うことでしょうか?
そして、見事にやってのけました❣️

全て縫い目をほどき、再構築です。
もう一枚、薄いシルクオーガンジーを重ね、強化しながら、刺繍風に留めつけました。
私も細かく気になるところの補修を手伝いましたが、あくまでお手伝いとダメ出しチェックだけです。
母が一人で縫いあげました。

スゴ母です❣️おそれいりました。

そして、「すごく綺麗な手仕事!ほどいてみないとわからないねー良いものを見せてもらい勉強になったー❗️」と。

いつまで勉強すると〜(博多弁が、、、)⁉️

追記
折しも、『KENZO』高田賢三氏の訃報が入りました。
ブランド全盛の頃から大好きでした。
フランスでも、あるいは日本よりももっと、とても存在感が有り愛されたメゾンでした。残念です!
ご冥福をお祈りします!


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