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親切心は本当に伝わっているのか?

日本人は基本的に親切。貧しい国の人達が洋服を必要としている、と誰かが呼びかければ箱詰めにしてすぐ送ってくれる(中にはゴミみたいな服送る奴いるらしいけど)。

災害に慣れている日本人は助け合いの精神が強い。

ただ、今はその助けたいという気持ちがちゃんと本人に、現地に伝わっているか?確かめる必要がある。そして大きなお世話になっていないかも、確認しないとね。

エガちゃんみたく、自分の車で自分で荷物を積んで被災地まで届けられたら問題ないんだけど、どこかにお願いする時、何かを介して送る時は気をつけなければならない。

ゴミ収集で毎週あった衣類の回収。あれは今、地域によって二週に一回など、回数が減っている。これは、衣類を送っている途上国が衣類で溢れて『もう要らない💦』と言っているからだという。

困ってるからこの要らない服をどうぞ、といって大量に送る行為が迷惑になっているという一例だ。

私が物流のコールセンターで働いていた時、お客様は今再配達が問題なっていることに気を遣ってくださり、日時変更したり、置き配できないか?と問い合わせてくる。

実はこの作業自体がドライバーの負担になる。特に当日は。

もう運んでいる最中の荷物を急遽明日に、とか、ああしろ、こうしろという指示に狂いなく応えることがかなりの負担になっている。それを間違えたらそれが苦情にもなりうる。

気持ちはわかるが、指定時間に受け取れるように黙って都合をつけてくれるお客様が神である。それができないなら黙って再配達の手配をし、2度目に確実に受け取るしかない。

置き配も、実際には運送会社はサービスとしてやっていない。

置き配可能な荷物というのがそもそもあって、自分でスマホやPC上で指定するものだ。指定できない荷物もいっぱいある。

あれこれ指示するからドライバーが疲弊する、待っていてくれるお客様はとてもありがたい存在なのだ。

誰かが困っている、という情報を聞いたら、一番自分が楽な方法を選ぶことなく、本当に想いを伝える気持ちでやって欲しい。情報にヒョイと乗っかるのではなく、一旦自分で考える作業、これが親切心を伝えるには大切だと私は思う。

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