アポロ選・猫俳句紹介 その１０～俳句で猫助け句集プロジェクト
こんにちは。
月曜の夕方、いかがお過ごしでしょうか。
わが家の猫たちは、ソファでくつろいだりキャットタワーに上ったり…
思い思いに過ごしています。
さて本日も、少しずつ「猫俳句」をご紹介していきます。
アポロんの「俳句公園」に投句くださった「猫の俳句」の中から、選者アポロによって選ばれた優秀句が122句あります。
この122句を、Googleドキュメントに集め、有志の方々に感想をいただきました。
※（）内は、感想を書いた人です。
※投句いただいた方のお名前は、今年３月現在の表記とさせていただいております。
ご了承ください。
※太字表記は、「特選句」です。
人間の手の小ささや猫生まる
・人間の手の「小ささ」と生まれたての仔猫の取り合わせが絶妙。「小ささ」にいろんな想いが込められているように思う。人間にできることはほんの小さなこと。でも生まれた猫の命は大きく重い。そんな気持ちにさせられました（そわか）
ニャックション猫もむずむず花粉かな
・猫もお猿さんも生きとし生ける者はツラい時期となりました…お大事に！（ラベンダー）
猫じゃらししかと抱えて子猫寝る
・「しかと抱えて」の表現が良いなぁと思いました。おもちゃを、宝物のように抱えて眠る子猫。愛らしさ100パーセントですね。（中岡はじめ）
救いたき斑の子猫診てたもれ
・「診てたもれ」に実感がこもっているなと思いました。わが家の猫も、子猫の頃は弱く…毎日のように獣医さんに診てもらっていました。どうにか助かった時は、心の底から安堵しました。（中岡はじめ）
目覚めれば家猫となる春の夢
・切ない一句ですね。目が覚めたとき優しい家族がいてあたたかな部屋の中で眠っていられたらいいのに、という淡い夢が、いつかほんとうに叶う日がきますようにと思います。(aloha)
今日は晴れオランダ坂の猫の恋
・オランダ坂の猫の恋、オランダ坂ですよ、ものすごくオシャレな恋されているねこさんです。晴れた日のねこさんのデート、写真集にあるような光景が浮かびます。(aloha)
女子大へ続く坂道春の猫
・「坂道」だけでも猫が居るのに十分な背景なのに、「女子大へ続く坂道」。登下校する女子大生が猫を見かけて話しかけたり、友達同士で「かわいいね」と言い合っている様子まで目に浮かぶようだ。爽やかな青春小説のような一句。（橘鶫）
三毛猫の鼻のピンクに春を見る
・猫と暮らしている方、もしくは猫をよく観察している方にしか出てこない発想。猫の鼻は確かに淡いピンク色で何とも春らしい。優しく繊細な感性を感じる。（橘鶫）
救いたき子猫を救う一句かな
・静かな意志の強さが真っ直ぐに伝わった。余計な邪念を排除する強さが上五中七。その後の下五「一句かな」で柔らかな信心を表した。この作品そのもの、たった一句がどこかの子猫を救う。希望の佳作。(アポロ)
掌の中の震えるいのちミィと鳴き
・猫ラブ俳句をチャリティーにつなげる意義をあらためて考えた。ぼくたちにできることは、常に掌にある。命の力をどう活かしていくか。ないている命に耳をすましたい。あたたかさを感じたい。(アポロ)
老猫の介護は春の明け方に
・老いた猫の世話をいつするのか。春の明け方は、春の早朝とも初春とも読める。ここはどちらとしても良い。猫の余命に寄り添う切なさも喜びも春の明け方に託されている。ドラマのワンシーンのような佳作。（アポロ）
投句くださった皆様。
感想を書いてくださった皆様。
ありがとうございます！！！
今後も少しずつ、ご紹介していきますね。
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《追記》
句集を発行するにあたり、本日kindle出版（KDP）の手順を確認しました。
kindle電子書籍は、文字の大きさを変更できるレイアウト（小説など）と、ページのレイアウトを固定する「固定レイアウト」の２種類があります。
句集は、「固定レイアウト」にて発行します。
いざ発行、という時に、スムーズに作業ができるように…
今日、サンプルを作りました。
手順はそれほど難しいものではなく、ページのアップロードの手順さえ間違えなければ、割と簡単にできることもわかりました。
現在、発行に向けて「鳥恋」の相方である橘鶫さんが主体となって、原稿の最終確認を行ってくださっております。
調整が終われば、すぐにでもkindleの方にアップロードします。
その後kindleで最大72時間の審査があり、通過すれば無事発行となります。
今しばらく、お待ちくださいませ！
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