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元祖神セブン!七福神!!


いつも楽しませていただいている、コイ☆キーロさんの自由律俳句ですが…
今回、とても面白い俳句があったので、引用させていただきました。

「元祖 神7(セブン)は 七福神」

それなーーーーーーーーーー!!!!

今回は、「七福神」について、割と真面目な話をしたいと思います。

そもそも「七福神」とは、適当に「この神さんでよくね?」みたいなところから始まっています。

基本的に、

恵比寿天
伊邪那岐命・伊邪那美命の間に生まれた子供「蛭子」(ヒルコ)、もしくは大国主神の息子である「事代主神」(コトシロヌシ)などを祀ったもので古くは「大漁追福」の漁業の神である。

時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神となった。唯一日本由来の神である。

余談ですが、この「蛭子」が最初に流れ着いたのが、兵庫県西宮市とされています。
西宮恵比寿は、全国の「えべっさん」の総本社です。

ちなみに「蛭子」とは「どざえもん」と同じ意味です。
つまり、「海から漂着したものはすべて神様」として扱われたんですね。

古事記では、「蛭子」は「できそこない」とされています。
でもそれじゃ、あまりに哀れじゃないですか。

だから神様にしたのだ、という説もあります。

大黒天
インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神。
日本古来の大国主神の習合。大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。また親子関係から恵比寿と並んで描かれることが多い。

日本おそるべし。
インドのヒンズー教の神様さえ、土着の神様のように扱うそのおおらかさ。

毘沙門天
元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神。
福徳増進の神であったが、仏教に取り入れられてから、戦いの神としてしだいに民衆に信仰される。
日本では毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)と呼ばれる。

毘沙門天は、戦国時代に多大な信仰を集めました。
かの上杉謙信が、毘沙門信仰に熱心だったのは、有名な話です。

弁才天(弁財天)
七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。
仏教に取り入れられ、音楽・弁才・財福・知恵の徳のある天女となり選ばれた。
七福神の一柱としては「弁財天」と表記されることが多い。

個人的には、大好きな神様です。

もともとはヒンズー教における「川の神様」です。
川のせせらぎを「音楽」と見立て、それゆえ弁天さんは「琵琶」を持っているんですね。

弁財天さんは、たいてい「水」のある所に祀られています。
川のある所、海辺など。

日本古来の神様である「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」と同一神とされています。
市杵島姫命といえば、かの有名な「厳島神社」のご祭神です。

私は時々、奈良県天川村にある「天河大弁財天社」にお参りします。
こちらの弁財天さんは「芸能の神様」として親しまれ、芸能人もよくお参りするそうです。

福禄寿
道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星の化身の南極老人。
寿老人と同一神とされることもある。
長寿と福禄をもたらす。
寿老人
道教の神で南極星の化身の南極老人。
日本の七福神の一人としては白鬚明神とされることもある。
布袋
唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の禅僧。
その太っておおらかな風貌が好まれ、手にした袋から財を出し与えてくれる。弥勒菩薩の化身ともいわれている。

…おい。
3神の扱いが雑やな。

ま、そのあたりは酔って書いてるので許して。

さて。
とりあえず、七福神については上記のような感じです。

日本各地に、「七福神めぐり」というのがあります。
それぞれ神社やお寺に祀られている七福神にお参りし、御朱印をいただく、というものです。

これね。
お参りしてみると、ちょっとした達成感がありますよ。

まずは、「大和七福八宝めぐり」です。

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奈良県の七福神めぐりです。

奈良県の七福神+大神神社の「三輪明神」で「八宝」となっています。

人生で、初めて「御朱印」というものをいただいたきっかけが、この「大和七福八宝めぐり」でした。

この色紙は、各お寺や神社で、無料でいただくことができます。

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こちらは、「南海沿線七福神」です。
大阪の私鉄である「南海線」の沿線にある、お寺や神社に祀られている七福神をめぐる、というもの。

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こちらは、「淡路島七福神」です。
淡路島七福神は、1日でまわることができます。

「恵比寿天」ではなく「恵比酒天」と書かれています。
(右上)
酒好きの私にとっては、ちょっと嬉しい(笑)

調べてみると、全国的に「七福神めぐり」(神セブンめぐり)はあるようで…
それぞれ、特徴のある色紙があったりします。

興味のある方は、一度お参りされてはいかがでしょうか。
すべての七福神にお参りすると、きっといいことがあると思います。

(と、珍しく尼僧らしいことを書いてみる)


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