私のカメラ(写真)歴
chamlandさんが、写真のルーツについて書かれていたので…
私もちょっと思い出して、書いてみようと思いました。
私が初めて「カメラ」を持ったのは、小学3年生の頃です。
祖母と和歌山県・那智勝浦に行った時、カメラ好きだった父に、
「写真を撮って来たいから、カメラを貸してほしい」
と頼みました。
父はカメラが好きで、保存ケースに何台ものカメラを持っていました。
その中で、父はハーフサイズカメラの「オリンパスPEN」を貸してくれました。
ハーフサイズとは、フィルムの枚数の「倍の枚数」を撮影できるカメラのことです。
例えば24枚撮りフィルムなら、48枚の写真を撮ることができます。
那智山に行った時、母は「12枚撮り(のフィルム)で十分やろ」と言って、フィルムを買ってくれました。
しかし12枚(実質24枚)のフィルムは、すぐになくなり…
那智山で祖母にフィルムを買い足してもらい、最終的に12枚撮り(24枚)のフィルムを3本使いました。
合計72枚の写真を撮ってきたわけです。
「現像代が高くつく」と、母に怒られました。
那智山で撮ったのは、ほとんど風景です。
現像した写真を、父が褒めてくれた記憶があります。
そして、翌年。
10歳の誕生日に、父がカメラを買ってくれました。
「自分のカメラ、欲しいやろ」
と言って。
この時に買ってくれたのが、リコーのYF-20というカメラでした。
設定はすべてオート、かつフラッシュもついていました。
真っ赤なボディのカメラは、一瞬で私のお気に入りになりました。
その後、小遣いをフィルム代に回し…
色々な写真を撮りました。
あぜ道でさく草花だったり、風景だったり。
ただ、人を撮った記憶はあまりありません。
そしてとうとう、「写ルンです」が発売されました。
これは画期的なシロモノで、「カメラ付きフィルム」になっています。
これが発売されて以降、私は長らく「写ルンです」を使っていました。
旅行に行く時は、必ず写ルンですを持って行きました。
そして、22歳で息子を出産した時。
「ちょっといいカメラが欲しい」と思い、当時少し高級だったキヤノンのIXYを買いました。
当時はデジカメが普及していなかったので、アナログカメラです。
そして、IXYで息子を撮りまくりました。
しかし。
息子が2歳になる頃、少しずつデジカメが普及し始めました。
パソコンを手に入れた頃、私もデジカメが欲しくなりました。
で、買ったのがオリンパスのキャメディアというデジカメでした。
確かまだSDカードはなく、XDカードという特殊な記録媒体を使っていた記憶があります。
私が27歳の頃(2003年ごろ)、ブログという媒体が普及し始めました。
当時、インターネットで情報をアップしようとすると、HPを作るしかありませんでした。
ブログの出現は、インターネットの世界を大きく変えました。
当然私は、ブログを始めました。
これまでインターネットといえば、「情報を収集する」ということにしか使っていなかった私は、「情報を発信する」ことを始めたのです。
ここで、子供の頃から好きだった「写真撮影」が活きてきたのです。
どこかに出かけては写真を撮り、せっせとブログにアップしていました。
その当時、実家で育てていた花の写真もアップしました。
植物園に行ったり、神社やお寺に行ったり。
そのたびに、大量の写真を撮りました。
デジカメは、フィルム・現像の心配をしなくてもいいので、嬉しかったです。
その頃、性能のいいコンデジが次々と発売されていました。
当時持っていたキャメディアでは、だんだん物足りなくなったのです。
そこで買ったのが、カシオのエクシリムというコンデジです。
画素数が多く、キャメディアより鮮明な写真を撮ることができました。
そして、とうとう…
「花の写真を撮る時、背景をぼかしたい」
と思うようになりました。
まぁつまり、マクロレンズによる撮影ですね。
で、思い切って買ったのが…
キヤノンの「IOS kiss X2」です。
通称、キスデジ。
子供の運動会で、お母さんでも扱えるデジイチ、というコンセプトのカメラだったと思います。
キスデジを手に入れた私は、写真を撮りまくりました。
旅行先、植物園…
さらには関西空港で、飛行機の写真も撮りました。
(これがきっかけで、飛行機オタクになったのです)
ブログも続けていました。
撮った写真をひたすらアップし、記事を書きました。
しかしながら、キスデジは重い。
まぁ一眼レフなので、当然ですが。
32歳の頃、前夫と離婚して今の夫と付き合い始めました。
その年の10月、夫と初めて一泊旅行に行くことになりました。
キスデジは重い。
ちょっと良いコンデジが欲しい。
私は、そう考えました。
その頃私は、まだソープ嬢でした。
折しも、私を気に入ってくれていた指名のお客さんが、
「もうすぐ誕生日やろ?プレゼント何がいい?」
と言ってくれたので、即、
「コンデジ」
と答えました。
そのお客さんがプレゼントしてくれたのが、Panasonicの「LUMIX DMC-FX37」でした。
当時としては、かなり高級なコンデジだったと思います。
軽くて使いやすい、そして1010万画素。
ええ、旅行先の那智勝浦で撮りまくりましたよ。
その後しばらくは、LUMIXを愛用していました。
その翌年、実家の父が「小さいデジイチ買った」と言いました。
小さいデジイチとは何ぞや?と思ったら…
いわゆる、ミラーレス一眼のことでした。
「何コレ、ちっちゃいのに一眼やん!」
私は食いつきました。
そしてさっそく、買いました(笑)
それが、今年になって復活させたLUMIX CF2です。
しかし、LUMIXミラーレスは、買った当時より現在のほうがよく使っていると思います。
ミラーレスを買った私でしたが、その後すぐに「スマートフォン」というものが登場しました。
何コレ、めっちゃ便利。
撮った写真を、すぐにSNSにアップできるし…
画像もきれいに撮れるし。
しだいに私は、デジカメから遠ざかっていきました。
そして、かれこれ10年ほどが経ちました。
そんな私が、再びデジカメを持つようになったのは、きゃらをさんの企画でした。
企画はもう終了していますが、賞金アリのこちらの企画で…
私はデジカメを使い始めました。
ミラーレス一眼を手に、あちこちで写真を撮るようになったのです。
再びデジカメを使ってみると、「画像の管理がラク」だということを再認識しました。
もともと長くデジカメを使っていた私は、写真を撮ると、すぐにパソコンに入れていました。
フォルダで管理をして、SDカードはすぐに消去。
PCに写真を落とし込むと、noteでアップする時、かなり楽になりました。
ま、長くPCでブログをやっていたので、慣れていたからです。
そうなると…
今度は「気軽に撮れるコンデジが欲しい」と思うようになりました。
気軽に撮るなら、スマホでもいいのですが。
スマホは、バッグから出し入れの際の落下が怖い。
実際、バッグからiPhoneを出そうとして、落としたことがあるからです。
ネックストラップで首からぶら下げて、気軽にひょいっと撮れるコンデジ。
まぁ、10年前にプレゼントしてもらったLUMIXコンデジでも、使えたのですが。
8月、ちょいと臨時収入があったので、買いました。
キヤノンのIXY650を。
これがまた…
楽しくて(笑)
スマホではできない、アートっぽい写真が撮れたり。
これは買って良かった、と思います。
小さくて軽い、かつ起動が早い。
最近では自転車に乗ることも増えたので、気軽に自転車を停めて「パシャ」と撮っています。
日常の、何気ない風景を撮るのも面白いです。
さて、長らく「私のカメラ歴」を書いてきました。
そもそも、なぜ私は写真を撮るのが好きなのか。
小学生の頃、新聞部に入りたかったのです。
毎月発行される、新聞部による壁新聞は、日常の何気ないことや学校のイベントなど、色々なことが書かれていました。
私もやりたい、と思ったものです。
ま、結局演劇部に入ったんですけどね。
今こうして記事を書いているのも、子供の頃に新聞部に入りたかった、そのことが尾を引いているのかもしれません。
気づけば3289文字…
ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございます。
自分史上、最大の文字数だと思います。
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