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ULTRA-TRAIL Mt. FUJI 2019

はじめての100マイルレースUTMF2019はDNF
前日からの雨でコースは荒れ、熊森山から続く斜面はグリップがききません。霧と泥でコースは見えなくなってました。渋滞も発生し気温も0度近くまで低下、低体温症になるんじゃないかと心配しました。

時系列の状況です。

【富士山こどもの国】スタート12:00

 雨は止むが濃霧で視界が悪い。水滴がレンズについてメガネが役に立たない。メガネなしでレースを進めることにする。レインジャケットを脱いでスタート。尿意を我慢したままだった。

【W粟倉】IN時刻 13:43 順位1328 累積距離16Km

 水500mlペットボトルを受け取る。気温が低いので水分消費量は少ない。まだトイレは次のエイドまで我慢できそう。この区間から渋滞が頻発する。30分以上のタイムロス。

【A1富士宮】IN時刻15:20 順位1354 累積距離23Km

 我慢していたトイレに駆け込みほっとする。汗冷えが感じられるようになってくる。これからハードな区間が待ち構えているので大事を取りインナーを着込む。低体温症の心配を直に感じたのは初めてだった。

 天子山系登山口 通過時刻16:33

 長者ヶ岳    通過時刻19:02

 天子山系から断続的に渋滞が続く。熊森山の下りは、雨で荒れたぬかるみにうまく脚を運べず、身体以上にメンタルにダメージ受ける。

 熊森山渋滞地点 通過時刻21:32

 渋滞から解放されたランナーが闇の中に滑り落ちていく光景は戦場のようだった。この区間が一番きつかった。トレイルに入った後の断続的な渋滞で、トータル1時間以上のタイムロス。

 荒れた熊森山から麓に向かう緩やかな下りのロードに出ると、生き返ったように走れるようになる。

【A2麓】IN時刻00:06 順位1982 累積距離51Km

A2麓は大規模なエイド。富士宮焼きそばを楽しみにしていたが、遅いランナーは食べることができなかった。腹が冷えたのでトイレに入る。 

ここからは、登りも下りも田んぼ状態で一歩一歩ぬかるみにはまった脚を上げる歩行に終始する。普段使わない筋肉を酷使、疲労が蓄積してくる。

本栖湖のロードに出る頃に明るくなる。この頃になると関門時間が気になり、走りに集中できなくなる。

【A3本栖湖】IN時刻5:57 順位2049 累積距離66Km

 本栖湖エイドで4個入りあんぱんを袋ごといただく。お腹が冷えて緩くなっていたが食欲はある。次の関門時間が迫っているので長居はできない。慌ただしくエイドを出る。朝日も出てトレイルの状態もよくなってくる。走るモチベーションも持ち直す。なんとしてもA4精進湖に滑り込みたい。このレースで気持ちよく走れた唯一の区間だった。

【A4精進湖】IN時刻9:30 順位1974 累積距離78Km

 エイド滞在が許される時間は20分程となってしまった。預けたドロップバッグを受け取り、着替えと身体のメンテを行う。ここでドロドロのシューズを交換したかったが、換えのシューズを用意していなかった。このレースの一番の反省点。補給食もままならない状態で、エイドを後にする。

 次のA5勝山まで17Km 半分がロード区間だが、ハンガーノックで力が出てこない。走っては歩き走っては歩くを繰り返すが、時間の経過が早すぎる。このペースでは関門時間をクリアできない。富岳氷穴の駐車場売店でソフトクリームを買って食べる。この時点でこのレースのDNFを心に決める。

【A5勝山】IN時刻14:34 順位1904 DNF 累積距離95Km

 A5勝山でTOV ゼッケンを外し選手回収バスに乗りFinsh地点の河口湖大池公園に向かう。

スタートから95Km地点のA5勝山エイドで関門時間オーバー。霧と泥と寒さ、富士山は一度も顔を見せてくれることはなく、UTMF2019は終了しました。

 



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