![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93255124/rectangle_large_type_2_9fcf23c487704dd0dfb1c2d0b34a771d.png?width=1200)
【詩】薄い茶色と青
天井の薄い茶色はいつ見ても薄い茶色
青空の青を確認する回数より多い
心は何層にもなっているとして
眠りが一番深い心の世界としたならば
横たわる布団のあたたかさは
眠りの世界を守る表面の層
部屋の空気の冷たさが
頭の中の世界としたならば
夜中に飛びながらお知らせをする
白鳥の声は
社会や地球から押し出された
何か
安心の眠りの中の夢の世界で
何も得ることもなく
しだいに歩くこともできず
また天井の薄い茶色を見つめている
青空の青を確認するよりも多い
スマホを横に置いて
布団から起きることにした
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?