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【散文】もちへのご報告

今年の正月のもちを無事食べおわりました。

おいしくいただきました。

(注:もちへのご報告です。)

もちは好きなので正月以外でも食べてもいいですが、やはり、胃はひとつでその季節のものを食べたいとなると、もちばかりにかまってはあげられないので、季節に合わせて、日本の季節商戦に合わせていただいております。無難なところに落ち着いております。ご理解をお願いいたいます。

今年の味付けは、納豆もち9割り、砂糖醤油1割り、という内容でした。本来ならば、雑煮、おしるこ、きなこ、いそべ、もちチーズなどあれこれとアレンジして食べるところですが、年末年始は働いており、あまり余裕がありませんでしたので、お手軽コースとなりました。(もう一袋買って試してみたいですが、そろそろ納豆ごはんが先に浮かびます。)

もち好きですが、特別なこだわりがあるわけではありません。近年は市販の個別包装の切り餅ばかりです。便利には勝てないのでしょうか。余裕があれば、と思いつつ、手軽なほうへ手軽なほうへと流されているような気がします。

それでもパッケージ裏の原材料名のチェックはかかせません。添加物なしのものをいただきます(国内産水稲もち米、保存料なし)。もちろん、値段は倍になったりしますがこれははずせません。添加物なしのものは表記がシンプルです。味にも反映されております。子どものころから農家ののしもちで育ったので、自分に合わないもちと出会って、パッケージ裏を見るといろいろなものが入っていたり、もち米ではなくもち米粉であったりします。コスパ重視であればそちらでもいいのですが、最低限の質は確保したいという優先順位で選んでおります。もち米粉はお団子方面でおせわになりたいと思っております。

以前は年末になると産直に農家の方がつくったのしもちが1kgで売っていたりしたのですが、数は多くなく、人気もあり、タイミングが合わないと買えません。朝市に行って買っていた時期もありますが、今はそれも難しく、ネットショッピングで食べ比べもしておりましたが、現在は市販の切り餅に落ち着ております。メーカーさんの企業努力もあり、おいしくいただいております。

もちを焼くときは、ガスコンロのグリルで焼いております。オープントースターがあったときはそちらで焼いておりましたが、トースターが引退した後はグリルになっております。うまくふくらますには切り込みを入れてあげると、ふくらむ先を誘導できるので見栄えがよくなりますが、最近は切り込みを入れずにグリルに放置です。

切り込みが入っていないもちということは、某メーカーのものではないというのがばれてしまいますが、そこはご了承くださいませ。ときどきは買っております。といっても、年末だけなので、数年に1回ということになります。

切り込みを入れないと膨らむ先は不透明であり、グリルとなると中を覗きにくいというのもあります。その結果、きれいにはふくらまず、横にはみ出しただらしない形をしております。食べる分には問題ありません。もちを取るとき、アルミホイルにくっついており、ちょっと面倒くさいだけです。

このだらしないもちをとり、あらかじめまぜまぜした納豆とまぜまぜして食べるわけですが、納豆の糸にまみれただらしなさが人ごととは思えず、かといって、きちんと納豆とからまるわけでもなく、なんとか口に運ぶわけですが、納豆の選択にも問題がないわけではありません。

納豆好きでもあるのですが、小粒やひきわりではなく、中粒以上ときめており、最近は中粒でも大きい部類の国産大豆に変更しており、結果、うまくもちとからまることは難しい状態です。小粒やひきわりだと、納豆のたれがメインになってしまうので、大豆そのものを楽しみたい派としては中粒以上と決めております。すいません、話がそれました。

こだわりとこだわりがぶつかって、どちらも引かず、結果まとまりはなく。それでもなんとか口に運び、納豆もちを楽しんでいる次第です。切り餅を半分にして食べやすくまぜやすくするといいかもしれませんが、手間をかけずに切り餅を買っている者としては、そこに手間をかけたくありません。

以上のようなかたちで毎日夕食にいただき、無事一袋食べ終わることとなりましたので、ご報告いたします。

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