【詩】輝く落下物
ソラから落ちてくるとき
人はそれを きれいだ と言う
身を焦がし内面が焼かれる姿
人はそれを かがやいている と言う
積み重ねた過去を削り
表面にさらけ出す
人はそれを みりょくてきだ と言う
全てを捧げ
表現したものたち
人はそれを こころがうごく と言う
落ちてくるスピードあがり
人々の住む場所へ近づくと
人はそれを 願いがかなう と心で想う
さらに近づき
怪しき閃光となると
人はそれを 凶兆 と呼ぶ
さらに近づくと
人はそれを はかいせよ と言いながら逃げていく
よりいっそう輝くとき
近くの人は怖がり
遠くの人はきれいだね
もっとも強く輝いたあと
何もなかったように消えると
人は次の落下物を探しに
ソラの見上げて
ブラブラしている
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