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【詩】ドロシーを追って

コドクのベッドがすごく居心地がよくて
いつも通り横になっていると
コドクのベッドがどこかへ行って
いなくなって
落ちる
未来のよくわからない
大きな低気圧が現れて
全てを奪っていく
方向感覚や感情さえもおかしくなって
知らないところへ飛ばされる
ドロシーが竜巻に巻き込まれて
オズへ行ったように
旅を必要としているのかも
その旅から帰ってくると
部屋は模様替えしていて
戸惑うけれど
いつものコドクのベッドに
横になって眠るだろう
そのとき
あの旅を思い出して
物足りなく感じながらも
新たな部屋を彩るために
小さな小さな言葉を
積み上げていくことだろう
その言葉たちでいっぱいになると
また全てを奪われる仕組みだと
気が付くけれど
積み上げることはやめないだろう

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