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青と白銀の森で 透明の浮遊物になって 静かに 足跡捨てて 音も捨てて 木々のあいだをすり抜け…
くらやみの中でうまれた雪の冷たさが 一面に広がるしずかな底 眠る昼の背中は 青天たちがおど…
森を時計回りに歩く うねった木や空を 森に編み込むようにゆっくりと 静かに近づく冬の冷たさ…
少しずつ冷たくなっていく 自由で力強い身体に 忍び寄る冷たさは 雪雲の中でスローにさせて …