仙台の名店『いな穂』
今まで行ったひとり旅で1番思い出深い町は仙台です。
今回は仙台がNo.1だって思えた『いな穂』ってお店のお話です。
まだアマチュアの時でした。
なんかちょっと当時は疲れてたんですよ(笑)
その時は神威カップの企画やってて、僕なりに北海道の麻雀ファンがたくさん増えたらいいな〜って思って始めた事で喜んでくださる方もたくさんいてくださったと思ってはいるのですが、
そうは思ってない声もちょっと聞こえたりなんかしてて、嫌だな〜って軽く思ってしまったんですよね。
一回思い始めたら本当に凄く気になり始めて、嫌だって言っている方や情報提供しているネズミは誰だろう?って、人の目に対してかなり疑心暗鬼になってしまった事と、
後は何気にこの件で会社にも少し迷惑をかけてしまった事で、それまでは自分はメンタル強者だって自信があったのですが、ちょっとだけ心がくじけてしまいました。
なんか疲れちゃってた時に東北の友達から冬の仙台はええぞと、せり鍋つつきながら飲む酒は美味いぞと誘われて、じゃあ仙台行くか〜って藁にもすがる思いで飛行機のチケット取りました。
その時は麻雀が嫌いになった訳ではなくて、少し北海道から離れて誰も自分のこと知らない土地に行きたいと思っていたので、東北で何か麻雀イベントないかな〜って調べたら、ちょうど協会さんの東北チャンピォンシップって大会があり、参加させて頂く事になりました。
ちなみにその時のゲストは神威カップでも北海道へ来て頂いていた佐月プロと、協会代表の五十嵐プロでした。
結果は泣かず飛ばすだったので、麻雀の話は今回のnote全くありません。笑
そんなこんなではるばる仙台まで来たのですが、何と連絡取ってた知人がコロナに罹ってしまい一緒に行動できないと言われてしまいます。
全てのスケを任せていたので困ってしまったのですが、『いな穂』だけは予約取っているのでよかったら1人で行ってくれないか?と言われ、まあ僕も知ってる店ないのでありがたく行かせてもらう事にしました。
知人にひたすら勧められていた、いな穂のせり鍋なのですが、正直僕は牛タン食べたかったし、妻は「お前、草食べるためにわざわざ仙台まで行くの?笑」ってめちゃくちゃ馬鹿にされてました。
けれど、カウンターで1人でせり鍋食べてたら何かこう込み上げてくるものがありまして、
もちろん美味しいんですけれど、それ以上になんかこう心に沁みてくるというか、
よくわからないけれどせり鍋つつきながら日本酒飲んで、僕カウンターで1人で泣いてたんですよ。
疲れてたんだなあ。笑
元々1人飲みはするのでカウンターでしんみりと飲むのも好きなんですけれど、未だにいな穂のカウンター程心揺さぶれた所はなくて、あれ以来まだ行けてませんが、仙台行った時には必ずまた訪れようと思っている名店です。
ちなみに二軒目は仙台の店よくわからないので、近くのビルのコンカフェになんとなく突入してよくわからない子にシャンパン入れて帰ってきました。
あのお店のカウンターはあまり泣けなかったです。(楽しかったけれど笑)
深ーーーーーい話するともっとあるのですが、この頃は本当に参っちゃってて麻雀面倒くさいな、辞めようかなって少し思い始めたりもしていました。
そんな時に思い直せたのは、いな穂で1人で飲んでいた時間と、あとアエルと伊藤夫妻のおかげだと思ってるので、巡り合ってなかったら麻雀プロにはなってなかったな〜ってよく思います。
こっそりと感謝してます。
何が人生の転機になるかってわからないものですね。
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