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酒と文学。フレンチ・コネクションとネグローニとヘンリー・ミラーと大江健三郎。東京在住。…

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酒と文学。フレンチ・コネクションとネグローニとヘンリー・ミラーと大江健三郎。東京在住。教育系の仕事に従事。学生時代は20世紀のシュルレアリスト, アルトーの研究のためパリ大学(M2)に留学。

最近の記事

    • 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を見た

      Netflixで『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を見た。ひたすら陰鬱でグロテスクだった。子供には見せられない内容。これを、平気で放送し切ってしまうあたりがNetflixの面白いところ。地上波ではまず放送できないと思う。太平洋戦争の影を引き摺りながら、閉ざされた田舎での閉塞感と怨念にどっぷりと浸かるこの感じ、手塚治虫の一部の作品にも見られるけれど、これって「昭和の日本」として簡単に片付けれられるものでもない。今の日本においてもこのネットリとした感じは生き続けているし、またこれが果たし

      • 自動販売機

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          Kiss X 10

          本をまとめて書いました

          仕事とプライベートが恐ろしく忙しく、諸々余裕がない日々が続く。日常から遊離すべく、新宿の紀伊國屋でまとめて本を買った。 久々にフランス絡みの仕事をした。ということでフランス語を再び勉強したくなり、『ケータイ[万能]フランス語文法』を購入。かなり良くできた文法書。ほぼ忘れかけている文法を思い出すためにも、最適な感じ。カバーを外して、カバンに入れておく。疲れた時にパラパラとページをめくろう。 さらに、スマホのアプリをダウンロードしてRFI(Radio France Inter

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          浅野典子&芥正彦のRadio JAGがとんでもなく面白い

          職場に行くまで、ラジオがわりにYOUTUBEを聞いている。宮台真司さんが出ている番組を時々聞いたりするのだが、その中でたまたま出会ったのがRadio JAG。パーソナリティーの浅野典子さんのことは存じ上げなかったのだが、この浅野典子&宮台真司の回が大変面白く、特に浅野さんがグイグイと宮台さんに迫っていく部分なんかに新鮮味を感じて、ずいぶん聞き入った。 浅野さんはもともと全国最大規模の暴走族のトップだったらしく、捕まった時は「少女A」として全国レベルで話題になった。その後は表

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          三親等までをハッピーにする

          例えば最終的に、自分の三親等までの人々がハッピーに暮らせればそれでいいんじゃない、ということを最終目標とするのであれば、頭が整理させるような気がする。自分の半径5メートル以内の世界の安穏さをキープする、それを行動の指針としてみれば、世界はずいぶん平和になるのではないだろうか。 ということで、仕事もへとへと、子供も生まれるというこの時期に、諸々の問題を考えてみる。 まずは下部構造をしっかりと安定させる必要がある。というよりも、下部構造がすべて。ここで言う下部構造とは、具体的

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          ゴールデンウィーク

          ゴールデンウィークの初日。朝早く起きてしまったので映画『バービー』をネットフリックスで見た。思っていたよりも面白くなかった。もっと重厚なものを期待していたのだろう。 仕事が忙しすぎて、なかなかに疲労が溜まっていたのでよりねっとりと重いものが欲しくなり村上龍の『共生中』を読んだ。インターネット黎明期の作品。さらに大江健三郎の『万延元年のフットボール』を読み始める。 Edxで配信されているIBMによるPythonのオンライン講座をスタート。当然全て英語。英語の方がプログラミン

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          ChatGPTをキャリアコンサルにカスタマイズしてみた

          GPTsを使ってChatGPTを自分のキャリア形成のアドバイザーにカスタマイズ、アイデアの壁打ちをしてみた。まずは自分をどんなブランドとして構築していくかについて。自分の略歴や将来のビジョン、仕事に対する価値観を入力し、その情報をもとに、日本市場のトレンドや未来予測も加味しつつ、ドラッカーとコトラーとポーターの知見を総動員しながらアドバイスするキャリアコンサルタントを作成。出力はこんな感じ。 あなたのキャリアプランと自己投資戦略を基に、5年計画であなたを市場に売れるブランド

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          アートとかフランスとかジャズとか

          横浜トリエンナーレがちょっと面白そう。次の休みにでも行ってみようかな。なかなか、エッジが効いている感じがする。 アート。フランスのテレビ局、France Televisions の"Des mots de minuit"を久々に見る。この番組、フランス語圏の作家、映像作家などの文化人をゲストに迎えた、かなり豪華な番組。学生時代によく見ていた。フランス語を再び勉強し始めようかと思う。 こういう大人向けの番組、昔は日本でもよくやっていた。たとえばタモリのこの番組とか、相当にク

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          大阪万博が面白いかも(雑記)

          地元の小さな本屋で村上春樹と柴田元幸の『本当の翻訳の話をしよう』と加藤陽子の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を購入。早速『本当の翻訳の話をしよう』を読みはじめる。 最初の対談で二人がカポーティの『無頭の鷹』について触れていて、面白そうだったのでキンドルでカポーティの英語の短編集を購入。少し読んでみたが、冒頭からさっそくかっこいい。 対談では同じ英文に対する村上春樹と柴田元幸の翻訳の比較なども扱っていて、読み進めるのが大変楽しみです。 区が運営しているスポーツセンタ

          大阪万博が面白いかも(雑記)

          大阪万博が実は面白いかもしれない。主体の解体系の思想家が多い印象。世界を結んで思い切りディープな哲学会議とかをやればいいのに。例えばイスラム圏の思想家と落合陽一さんと福岡伸一さんの人間をめぐる議論とか、見てみたい。

          大阪万博が実は面白いかもしれない。主体の解体系の思想家が多い印象。世界を結んで思い切りディープな哲学会議とかをやればいいのに。例えばイスラム圏の思想家と落合陽一さんと福岡伸一さんの人間をめぐる議論とか、見てみたい。

          純粋な雑記

          駅ビルの一階の展示会場で金物市をやっていた。物色したところシェイカーとマドラーが売っていたので、思わず購入。これで自宅でギムレットが作れる。 久々に夫婦でバーに行く。最初はフレンチコネクション、その後にネグローニ、最後はラフロイグ。バーテンが半年くらい前にもネグローニを頼んだことを覚えていて感激。これぞプロ。 『なめらかな社会とその敵』(鈴木健)を読んでいる。まだインターネットやSNSに幻想を抱けた時代に書かれた本。これから二章に入る。 言語の問題。日本語はネイティブ、

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          ルソー『社会契約論』覚書き

          ルソー『社会契約論』を読んでいる。 フランス革命に大きな影響を与えた本書。まずはキャッチーな書き出しからスタート。 ここから議論が展開していき、あの一般意志へと至るのだが、そこには後にルソー問題として語られる全体主義への思想への萌芽が散見される。 ルソーにとっては、自然状態こそが人間が本来あるべき姿だった。しかし、その自然状態がもはや保てなくなった時、一体人間と社会はどのようにして存在しうるのか、それが議論の出発点となる。 社会契約が結ばれた時、その構成員は自らの権利

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          東浩紀『訂正可能性の哲学』覚書き

          東浩紀『訂正可能性の哲学』読了。現代、および未来の社会を考えるにあたり、大変刺激的な論考が展開されており、面白かった。この本に影響されて、現在ルソーの『社会契約論』を読みはじめている。 人工知能が発達し、やがて人間の能力を追い越すシンギュラリティが到来する。そのとき、社会はもはや人間が統治するものではなく、人工知能が統治する、あるいは人工知能に全てを委ねた方がより最適な社会が実現する。そのような楽天的な思想は、新しいように見えて、実はルソーの一般意志の表面的な焼き直しに過ぎ

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          UdemyのExcel VBAの講座を修了

          UdemyでこちらのExcel VBAの講座を修了。 とりあえず、基礎は分かった。講座自体も大変わかりやすかったので満足。あとは、これを使っていったい何をするのか?仕事の効率化というのは若干はできそうだが、特に事務職というわけでもないので、そこまで劇的に仕事が変わるとも思えない。HTMLを学んだときは、当時はSNSもブログも存在しなかったので、自分の文章を世の中に発信してみたい、そのための箱庭を作りたい、その手段としてのプログラミングの習得、という明確なビジョンがあった。そ

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